今週の注目レース

アイビスサマーダッシュ(GIII)

新潟競馬場 1000m(芝・直線)別定 3歳以上オープン

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日本で唯一の直線コースが舞台の重賞

2001年のリニューアルにより右回りコースから左回りコースに変更され、日本で唯一の直線コースが誕生した新潟競馬場。その直線コースで行われるJRA唯一の重賞であるアイビスサマーダッシュは、サマースプリントシリーズの中でも特殊な条件。この舞台で持ち味が生きそうなタイプに注目したい一戦だ。もちろん、特殊な条件だからこそ、過去のデータをチェックしておくことも重要だ。

まずは枠番別の成績をチェック

直線・芝1000mでのレースは、観客に近い外ラチ沿いに馬が密集することが多く、その迫力は新潟競馬場でしか味わえない、いわば「名物」。そこで、枠番別の成績を調べると、外枠の成績が良好で、過去10年の優勝馬の半数以上(6頭)は7枠より外の馬となっている。内寄りの枠では2枠と4枠が計3勝を挙げているが、その3勝はいずれも単勝1番人気馬によるものだ。〔表1〕

〔表1〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-0-1-16 0% 0% 5.9%
2枠 2-1-3-11 11.8% 17.6% 35.3%
3枠 0-1-0-16 0% 5.9% 5.9%
4枠 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%
5枠 1-0-1-18 5.0% 5.0% 10.0%
6枠 0-3-1-16 0% 15.0% 20.0%
7枠 2-1-4-19 7.7% 11.5% 26.9%
8枠 4-4-0-17 16.0% 32.0% 32.0%

上位人気馬が優勢だが

過去10年の優勝馬のうち7頭は、単勝3番人気以内の支持を集めていた。また、2着馬と3着馬は共に10頭中8頭が6番人気以内の馬となっており、上位人気に支持された馬が優勢だ。単勝オッズ別の成績も調べてみると、「3.9倍以下」で臨んだ馬が好成績で、「7.0〜9.9倍」と「10.0〜14.9倍」の成績も良好となっている。それに対し、「4.0〜6.9倍」のエリアがいまひとつとなっているのが特徴的だ。〔表2〕〔表3〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表2〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 5-1-0-4 50.0% 60.0% 60.0%
2番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
3番人気 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0%
4〜6番人気 0-4-5-21 0% 13.3% 30.0%
7、8番人気 2-0-0-18 10.0% 10.0% 10.0%
9、10番人気 0-2-0-18 0% 10.0% 10.0%
11番人気以下 1-0-2-59 1.6% 1.6% 4.8%
〔表3〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
3.9倍以下 5-2-0-1 62.5% 87.5% 87.5%
4.0〜6.9倍 1-0-3-11 6.7% 6.7% 26.7%
7.0〜9.9倍 1-5-3-16 4.0% 24.0% 36.0%
10.0〜14.9倍 2-1-2-14 10.5% 15.8% 26.3%
15.0〜19.9倍 0-1-0-12 0% 7.7% 7.7%
20.0〜49.9倍 0-1-2-30 0% 3.0% 9.1%
50倍以上 1-0-0-48 2.0% 2.0% 2.0%

4歳馬と5歳馬が中心

過去10年の年齢別成績をチェックしてみると、中心になっているのは4歳馬と5歳馬。3歳馬は14頭が出走したが、2着が最高着順(2014年のフクノドリーム)となっているほか、単勝1番人気に推された3歳馬は3頭いたが、全て5着以下に敗れている。また、7歳以上の馬は延べ45頭が出走して、3着以内に入ったのは2014年の優勝馬セイコーライコウ(単勝1番人気)だけとなっている。〔表4〕

〔表4〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-1-2-11 0% 7.1% 21.4%
4歳 4-2-1-8 26.7% 40.0% 46.7%
5歳 4-5-4-32 8.9% 20.0% 28.9%
6歳 1-2-3-37 2.3% 7.0% 14.0%
7歳 1-0-0-27 3.6% 3.6% 3.6%
8歳以上 0-0-0-17 0% 0% 0%

所属別の成績にも特徴あり

この条件を求めて、東西から出走馬が集まるのがアイビスサマーダッシュの特徴のひとつ。そこで、出走馬の所属別成績を調べると、連対率と3着内率はほとんど変わらない数値になっているものの、関西馬が9勝で関東馬は1勝、2着は関東馬が8回で関西馬は2回と対照的になっているのが興味深い。〔表5〕

〔表5〕出走馬の所属別成績(過去10年)
所属 成績 勝率 連対率 3着内率
関東 1-8-4-59 1.4% 12.5% 18.1%
関西 9-2-6-73 10.0% 12.2% 18.9%

ハンデ戦で連対していた馬が好成績

過去6年のアイビスサマーダッシュでは、「4走前までにハンデ戦で2着以内に入っていた」という馬が毎年連対している。ちなみに2005〜2010年の連対馬でこれに該当するのは、2007年2着のナカヤマパラダイスだけ。近年の特徴的な傾向として注目できるデータだ。〔表6〕

〔表6〕4走前までにハンデ戦で2着以内に入っていたアイビスサマーダッシュ連対馬一覧(過去6年)
年度 着順 馬名 該当レース
2011年 2着 エーブダッチマン 前走 バーデンバーデンC 2着
2012年 2着 エーシンダックマン 4走前 シルクロードS 2着
2013年 1着 ハクサンムーン 前走 CBC賞 2着
2着 フォーエバーマーク 4走前 TVh杯 1着
2014年 1着 セイコーライコウ 2走前 韋駄天S 1着
2015年 2着 シンボリディスコ 3走前 吾妻小富士賞 1着
2016年 2着 ネロ 前走 韋駄天S 2着
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4走前までに重賞で4、5着があった馬が3連勝中

過去3年のアイビスサマーダッシュでは、「4走前までに重賞で4着または5着に入っていた」という経験のある馬が優勝している。そして、この優勝馬3頭はいずれも該当する重賞が芝1200mのレースだった点で共通している。〔表7〕

(浅野靖典)

〔表7〕過去3年の優勝馬が4走前までに4、5着となっていた重賞
年度 優勝馬 該当レース
2014年 セイコーライコウ 前走 函館スプリントS 5番人気 4着
2015年 ベルカント 4走前 スプリンターズS 10番人気 5着
2016年 ベルカント 3走前 京阪杯 2番人気 4着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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