今週の注目レース

函館スプリントステークス(GIII)

函館競馬場 1200m(芝)別定 3歳以上オープン

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4年連続で“10万馬券”決着となっているシリーズ開幕戦

昨年の函館スプリントSは単勝オッズ39.4倍(12番人気)のソルヴェイグがレコード勝ちを果たし、3連単39万7650円の高配当決着となった。3連単の配当が10万円を超えたのは2013年(16万2690円)、2014年(87万2270円)、2015年(94万4140円)に続き4年連続だ。2007年から2012年までの6回は、いずれも単勝オッズ7倍未満の上位人気馬が優勝していたものの、近年は波乱傾向にある。激戦を制してサマースプリントシリーズチャンピオンの座に一歩近づくのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走の条件と着順に注目

過去10年の3着以内馬30頭中15頭は、前走の条件が「JRAのGI かGII」だった。該当馬は3着内率32.6%と好走率も優秀だ。まずは、前走が当レースよりも格の高いGI かGII だった馬に注目すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
JRAのGI かGII 6-4-5-31 13.0% 21.7% 32.6%
その他のレース 4-6-5-87 3.9% 9.8% 14.7%

なお、前走が「JRAのGI かGII」以外のレースだった馬のうち、そのレースでの着順が「4着以下」だった馬の優勝例はなく、3着内率も9.0%にとどまっている。前走が「JRAのGI かGII」以外のレースで、4着以下に敗れていた馬は評価を下げたい。〔表2〕

〔表2〕前走が「JRAのGI かGII」以外のレースだった馬の、そのレースでの着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 4-3-2-26 11.4% 20.0% 25.7%
4着以下 0-3-3-61 0% 4.5% 9.0%

若い馬が優勢

過去10年の出走馬の年齢別成績を調べると、好走率が最も高いのは「4歳」、2番目に高いのは「3歳」だった。基本的には4歳以下の若い馬を重視したいレースだ。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 2-3-2-17 8.3% 20.8% 29.2%
4歳 2-2-3-7 14.3% 28.6% 50.0%
5歳 3-1-2-38 6.8% 9.1% 13.6%
6歳 2-3-3-24 6.3% 15.6% 25.0%
7歳 1-0-0-15 6.3% 6.3% 6.3%
8歳 0-0-0-11 0% 0% 0%
9歳 0-1-0-3 0% 25.0% 25.0%
10歳 0-0-0-3 0% 0% 0%

牝馬が活躍

過去10年の3着以内馬30頭中12頭は「牝馬」だった。該当馬の3着内率は29.3%で、「牡馬、せん馬」の16.8%を大きく上回っている。今年も牝馬が出走してきたらぜひ注目してみたい。〔表4〕

〔表4〕性別成績(過去10年)
成績 勝率 連対率 3着内率
牡・せん 5-8-5-89 4.7% 12.1% 16.8%
5-2-5-29 12.2% 17.1% 29.3%

内枠優勢

過去10年の枠番別成績を調べると、内寄りの「1枠」「2枠」「3枠」が高い好走率をマークしている。外寄りの枠からも好走馬が出ているが、どちらかと言えば内枠が優勢なレースと言えるだろう。なお、真ん中寄りの「4枠」「5枠」「6枠」に入った馬はやや苦戦しているので注意したいところだ。〔表5〕

〔表5〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 2-2-3-9 12.5% 25.0% 43.8%
2枠 2-2-0-13 11.8% 23.5% 23.5%
3枠 3-2-1-12 16.7% 27.8% 33.3%
4枠 0-0-2-16 0% 0% 11.1%
5枠 1-0-0-18 5.3% 5.3% 5.3%
6枠 0-1-1-18 0% 5.0% 10.0%
7枠 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0%
8枠 1-1-2-16 5.0% 10.0% 20.0%

近年は1400m以上のレースからの臨戦馬が中心

2011年以降の3着以内馬18頭中11頭は、前走の距離が「1400m以上」だった。該当馬の3着内率は31.4%で、「1200m以下」だった馬の14.0%を大きく上回っている。近年の傾向を重視するならば、“距離短縮組”を高く評価したい。〔表6〕

〔表6〕前走の距離別成績(過去6年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1200m以下 2-4-1-43 4.0% 12.0% 14.0%
1400m以上 4-2-5-24 11.4% 17.1% 31.4%
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GI やGII での実績がポイント

過去10年の優勝馬10頭は、いずれも「JRAのGI かGII」で7着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は〔10・7・7・58〕(3着内率29.3%)と好走率も比較的優秀だ。ちなみに、「JRAのGI かGII」で連対経験があった馬は〔7・3・3・18〕(3着内率41.9%)と好走率がより高くなっている。該当馬が出走してきたらぜひ注目しておこう。〔表7〕

(伊吹雅也)

〔表7〕優勝馬の「JRAのGI かGII」における最高着順(過去10年)
年度 優勝馬 最高着順
2007年 アグネスラズベリ 2着(2007年阪神牝馬S)
2008年 キンシャサノキセキ 2着(2008年高松宮記念)
2009年 グランプリエンゼル 3着(2009年NHKマイルC)
2010年 ワンカラット 1着(2009年フィリーズR)
2011年 カレンチャン 1着(2011年阪神牝馬S)
2012年 ドリームバレンチノ 7着(2011年京王杯SC)
2013年 パドトロワ 2着(2011年スプリンターズS)
2014年 ガルボ 2着(2013年阪神Cほか)
2015年 ティーハーフ 5着(2012年朝日杯FS)
2016年 ソルヴェイグ 1着(2016年フィリーズR)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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