今週の注目レース

平安ステークス(GIII)

京都競馬場 1900m(ダート)別定 4歳以上オープン

出走馬情報

クリソライト

牡7歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:クリソプレーズ
  • 母の父:エルコンドルパサー
ここに注目!

約3か月半ぶりだった前走のダイオライト記念(JpnII、船橋・ダート2400m)を快勝したように、久々を苦にしないタイプだ。一方、休み明け2戦目(中10週以上)は〔1・0・0・4〕で苦手としている印象もあるが、これはGI・JpnI が含まれているのが理由の一つ。GIII のここなら主役候補だろう。

今年で7歳を迎えたが、そのレースぶりに衰えは感じられない。同レース3連覇を果たした前走のダイオライト記念は、2着馬に6馬身差をつけて圧勝。船橋競馬場との相性、2400mという距離に対する適性の高さがあっての快挙ではあるが、それでも高い評価をすべき結果と言えるだろう。昨年9月には韓国へ遠征し、コリアC(韓国G1、ソウル・ダート1800m)を優勝。その活躍は日本にとどまらないものとなっている。この平安Sには昨年も出走して3着。JRAのレースに出走するのはそれ以来1年ぶりになるが、京都・ダートコースでは〔1・1・1・0〕の好相性を残しており、ここも好勝負必至だ。

グレイトパール

牡4歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:フォーチュンワード
  • 母の父:デヒア
ここに注目!

脚が長く、かなり大きなフットワークで走る馬。ゆえにスムーズな競馬ができるかどうかが好走の条件になる。また、馬群が密集する競馬をした経験がほとんどないので、そのような状況になった時に力を出せるかどうかもポイントとなりそうだ。

今回の出走馬の中でも、注目度は一番と言えるだろう。ダート路線に転じた4走前から無傷の4連勝。その内容もワンサイドと表現していいものばかりだ。初めてのオープンクラス挑戦だった前走のオープン特別・仁川S(阪神・ダート2000m)は、2着馬との着差こそ3/4馬身だったが、3着馬はさらに9馬身も引き離していた。4コーナーでは鞍上が引っ張り切りで、手前を替えたのもゴール寸前。まだまだ成長の余地を感じさせる内容だった。今回は初めての重賞挑戦で、GIII にしては骨っぽいメンバーがそろった感もあるが、ここを通過するようなら、GI 制覇まで視界に入れることができそうだ。

ケイティブレイブ

牡4歳

調教師:目野哲也(栗東)

  • 父:アドマイヤマックス
  • 母:ケイティローレル
  • 母の父:サクラローレル
ここに注目!

4番手で我慢する競馬となった前々走のフェブラリーSで勝ち馬から0秒5差の6着に粘ったが、鋭い決め手があるタイプではない。最善はハナを切る形で、その次が2番手からの競馬と言えるだろう。理想の位置を取れるかどうかが鍵になりそうだ。

前々走のフェブラリーSは、勝ち馬から0秒5差の6着。決してベストの条件ではなかったものの、大きく崩れなかった能力の高さは、今回のメンバーの中でも上位にランクされるものだろう。前走の名古屋大賞典(JpnIII、名古屋・ダート1900m)は58kgの斤量を背負いながら、2着ピオネロに1馬身1/2差をつけて優勝。これで地方交流重賞での勝利は4つ目となった。今後のターゲットはビッグタイトル制覇に加えて、JRAでの重賞勝利になるだろうが、持ち前のスピードを生かせる京都・ダートコースで、1900mの距離も合っている。ここはJRA重賞制覇のチャンスを迎えたと言えそうだ。

グレンツェント

牡4歳

調教師:加藤征弘(美浦)

  • 父:ネオユニヴァース
  • 母:ボシンシェ
  • 母の父:Kingmambo
ここに注目!

調教でいい動きをするタイプではないが、それを考慮しても前走のアンタレスS(9着)時は追い切りの動きがひと息だった。まずは今回の調教に注目する必要があるだろう。馬体がシャープになっているかどうかもしっかりとチェックしたいところだ。

前走のアンタレスSは1番人気で9着に敗れ、ダート10戦目で初めて3着以内を外す結果となった。この時は調教の動きが目立つものではなかった上に、2つ目の重賞制覇を飾った前々走の東海Sから6kg減の馬体重だったにもかかわらず、騎乗したC・ルメール騎手が、レース後に「馬体に少し余裕を感じました」と語っていた。レース間隔が約3か月空いたことで、状態面がひと息だったのかもしれない。もともとレースを使われながら調子を上げるタイプで、今回の舞台となる京都・ダートコースも、昨年のみやこSで勝ち馬のアポロケンタッキーとクビ差の2着に入っており、相性はまずまず。ここは巻き返せるはずだ。

クリノスターオー

牡7歳

調教師:高橋義忠(栗東)

  • 父:アドマイヤボス
  • 母:マヤノスターライト
  • 母の父:ジェイドロバリー
ここに注目!

安定した先行力がセールスポイントの馬。その反面、速い末脚を使えるタイプではないので、切れ味勝負になると後れを取ることがある。直線入り口で突き放す形に持ち込めるかどうかが好走の鍵になるだろう。

一昨年のアンタレスSを勝利してから2年以上勝ち星から遠ざかっているが、スランプに陥っているような成績ではない。昨年は重賞だけを6戦して2着4回、3着1回の成績。条件を問わずに走っている点が重要で、韓国へ遠征した前走のコリアC(韓国G1、ソウル・ダート1800m)でも2着に入っており、能力的な衰えはないと判断していいだろう。ただ、今年で7歳となり、能力の減退はなくても状態を上げてくるまでに時間を必要とする可能性は考えられる。特に今回は、約8か月半という長期の休み明け。500kgを優に超える大型馬でもあるだけに、レース当日の気配をしっかりチェックする必要がありそうだ。

ピオネロ

牡6歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:ネオユニヴァース
  • 母:クルソラ
  • 母の父:Candy Stripes
ここに注目!

3走前のオープン特別・アルデバランS(京都・ダート1900m)は3着だったが、514kgまで増加した馬体は太め残りに見えた。追われてからの切れ味を見せていた昨年の夏から秋は500kg前後の馬体重で出走していた。これぐらいの数字が理想と言えるだろう。

初めてダートに出走した昨年7月の1600万下・白川郷S(中京・ダート1800m、1着)でいきなり結果を出すと、オープン特別・BSN賞(新潟・ダート1800m)も連勝。続くシリウスSでは、勝ったマスクゾロにクビ差及ばなかったものの、アポロケンタッキー(3着)やミツバ(4着)といった強敵を抑えて2着を確保した。その後は4戦して勝利を挙げていないが、全てのレースが重賞だったことを思えば、2着2回、3着1回という成績は及第点と言えるだろう。さらなる飛躍を遂げるためにも、重賞のタイトルを獲得したい今回の一戦。このメンバーを相手に好結果を出すことができれば、大舞台で戦っていくことも可能なはずだ。

ロンドンタウン

牡4歳

調教師:牧田和弥(栗東)

  • 父:カネヒキリ
  • 母:フェアリーバニヤン
  • 母の父:Honour and Glory
ここに注目!

パドックで見せる活気のある周回は4歳馬の勢いを感じさせ、キャリア豊富な馬が多いダート路線ではその若々しい姿が目立つ。今回も、パドックをしっかりと歩けていれば力を出せる状態と判断していいはずだ。

重賞に挑戦し始めた昨年の秋は好結果を出せなかったが、競馬の内容そのものは悪くなかった。4歳となった今年は心身共にさらに充実してきたようで、年明け2戦目の佐賀記念(JpnIII、佐賀・ダート2000m)で初重賞制覇を達成。この時は2着馬に4馬身差をつける快勝だった。前々走のマーチSは57kgのハンデで勝ち馬から0秒3差の4着。前走のアンタレスSでも同0秒3差の2着と堅実なパフォーマンスを見せており、JRAのタイトル獲得も目前にきている。今回は、同じGIII でも近2走より相手が強化されている印象だが、4歳馬らしい成長力で突破したいところだ。

アスカノロマン

牡6歳

調教師:川村禎彦(栗東)

  • 父:アグネスデジタル
  • 母:アスカノヒミコ
  • 母の父:タバスコキャット
ここに注目!

京都・ダートコースでここまで5勝をマーク。ゴール前に急坂のある中山や阪神では最後の粘りを欠くことがあるが、直線が平坦なこの舞台ではスピードを持続できる。過去には差して好走した例もあるが、理想はスピードを生かして先行する競馬だろう。

平安Sへの挑戦は今回で3度目。一昨年は勝ち馬に3秒8も離される15着と大敗したが、昨年は2着のクリノスターオーに5馬身もの差をつけて快勝。自身2度目の重賞制覇を果たしている。その後はGI、JpnI に挑戦することが増えたこともあってか、ダートのトップクラスとの対戦では勝ち星を挙げていないが、昨年のチャンピオンズCでは3着に好走し、力のあるところを見せた。3走前のフェブラリーSは15着に敗れたが、前々走のマーチSで勝ち馬と0秒3差の5着、前走のアンタレスSでは同0秒4差の5着に入っており、まだ能力が衰えたような印象はない。ここで復活を遂げたいところだろう。

(松浪 大樹)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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