今週の注目レース

ヴィクトリアマイル(GI)

東京競馬場 1600m(芝)定量 (牝) 4歳以上オープン

データ分析関連動画

春のマイル女王の座へ駆け上がれ

春の4歳以上の女王を決する一戦が、東京競馬場の芝1600mで争われる。2013年と2014年はヴィルシーナが、2015年と2016年はストレイトガールが連覇を達成、ファンをアッと言わせる快勝劇を披露した。それ以前にも歴代優勝馬にはアパパネ、ブエナビスタ、ウオッカという歴史的名牝が名を連ねている。今年はどの馬が女王の座に就くのか? 胸躍る戦いを前に、過去10年の結果から傾向を分析する。

1・2月の戦績に注目

過去10年の出走馬について、同年の1・2月に出走していたレースでの最高着順別に成績を調べてみると、3着以内馬30頭中17頭は「1・2月不出走」の馬で、「1・2月不出走」組は好走率でも上位となっている。同年の1・2月に出走経験があった馬の中では、「1着」組から3着以内馬が6頭、「6〜9着」と「10着以下」組から3着以内馬が計5頭出ている。それに対し、「2〜5着」だった馬は連対しておらず、3着が2回だけとなっているのが特徴的だ。同年1・2月の成績について調べてみるのも面白いだろう。〔表1〕

〔表1〕同年1・2月の最高着順別成績(過去10年)
最高着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 1-4-1-27 3.0% 15.2% 18.2%
2着 0-0-0-9 0% 0% 0%
3着 0-0-0-7 0% 0% 0%
4着 0-0-2-6 0% 0% 25.0%
5着 0-0-0-5 0% 0% 0%
6〜9着 1-1-0-19 4.8% 9.5% 9.5%
10着以下 1-0-2-13 6.3% 6.3% 18.8%
1・2月不出走 7-5-5-63 8.8% 15.0% 21.3%
  • 備考:地方競馬と海外競馬のレースを含む

下位人気馬の台頭も見逃せない

過去10年の単勝人気別成績を調べると、「1番人気」が連対率60.0%と断トツの数値をマークし、「2〜5番人気」の各組はほぼ横並びの数値となっている。また、3着以内馬30頭中14頭は「6番人気以下」の馬であることは見逃せない。近年も、2012年に7番人気のドナウブルーが2着、2013年に12番人気のホエールキャプチャが2着、2014年に11番人気のヴィルシーナが1着、2015年に12番人気のケイアイエレガントが2着、2016年に7番人気のストレイトガールが1着と、5年連続で6番人気以下の馬が連対を果たしている。下位人気馬の台頭には警戒が必要だろう。〔表2〕

〔表2〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 3-3-0-4 30.0% 60.0% 60.0%
2番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
3番人気 0-1-2-7 0% 10.0% 30.0%
4番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
5番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
6〜9番人気 1-3-3-33 2.5% 10.0% 17.5%
10番人気以下 2-3-2-82 2.2% 5.6% 7.9%

前走の着順とタイム差に目を光らせろ

過去10年の出走馬について、前走の着順別成績を「1着」と「2着以下」に分けてまとめると、「2着以下」組が好走率で「1着」組を上回っている。前走が「1着」だった馬でヴィクトリアマイルを勝ったのは、2008年のエイジアンウインズ1頭だけだ。〔表3〕

〔表3〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 1-2-3-30 2.8% 8.3% 16.7%
2着以下 9-8-7-119 6.3% 11.9% 16.8%
  • 備考:地方競馬と海外競馬のレースを含む

次に、前走で「2着以下」に敗れていた馬143頭について、そのレースでの勝ち馬とのタイム差別に成績をまとめると、前走が国内のレースだった馬の中では、勝率で「0秒3〜0秒9」組がトップ、連対率で「1秒0以上」組がトップとなっている。前走で大敗を喫していた馬の巻き返しについても警戒しておきたいところだ。ちなみに、前走で海外のレースに出走していた馬は、6頭中4頭が連対を果たしている点も覚えておきたい。〔表4〕

〔表4〕前走で2着以下だった馬の、そのレースの勝ち馬とのタイム差別成績(過去10年)
タイム差 成績 勝率  連対率 3着内率
0秒2以内 0-1-5-27 0% 3.0% 18.2%
0秒3〜0秒9 6-1-2-64 8.2% 9.6% 12.3%
1秒0以上 1-4-0-25 3.3% 16.7% 16.7%
  • 備考:前走が海外のレースだった馬〔2-2-0-2〕を除く
  • 備考:前走で1位入線後に降着となった馬を除く

GI での単勝人気をチェック

過去10年の出走馬について、過去4走以内に出走していたJRAのGI での最高単勝人気別に成績を調べると、「1番人気」組が8勝を挙げるなど好走率で断トツの数値を叩き出している。3着内率では「2番人気」・「3番人気」組がそれに続く数値となり、「4番人気以下」だった馬に水をあけていることからも、近走のJRAのGI で上位人気に支持された経験を持つ馬は無視できないだろう。〔表5〕

〔表5〕過去4走以内のJRAのGI での最高単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 8-2-1-11 36.4% 45.5% 50.0%
2番人気 0-2-0-8 0% 20.0% 20.0%
3番人気 0-1-1-6 0% 12.5% 25.0%
4番人気 0-0-1-7 0% 0% 12.5%
5番人気 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%
6〜9番人気 0-0-1-19 0% 0% 5.0%
10番人気以下 0-1-2-14 0% 5.9% 17.6%
過去4走でGI 不出走 2-3-4-77 2.3% 5.8% 10.5%
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前走の着順が単勝人気順を下回っていた馬でも侮るな

2012年以降の過去5年の優勝馬5頭について、前走の単勝人気順と着順を比較してみると、いずれの馬も「5番人気以内」の支持を受けながら、単勝人気順を下回る着順に敗れていた。前走で上位人気に支持されながら、その期待に応えられなかった馬であっても、評価を下げる必要はなさそうだ。〔表6〕

(河野道夫)

〔表6〕優勝馬の前走の単勝人気と着順(過去5年)
年度 優勝馬 前走の単勝人気 前走の着順
2012年 ホエールキャプチャ 2番人気 5着
2013年 ヴィルシーナ 4番人気 6着
2014年 ヴィルシーナ 5番人気 11着
2015年 ストレイトガール 1番人気 13着
2016年 ストレイトガール 3番人気 9着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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