今週の注目レース

中山グランドジャンプ(J・GI)

中山競馬場 4250m(芝・外)定量 障害4歳以上オープン

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障害競走の最高峰

2005〜2007年にオーストラリアのカラジが3連覇を飾り、その後は2013年にアイルランドのブラックステアマウンテンが優勝したが、2014年以降は外国からの遠征馬は参戦していない。それでも中山大障害と同じく国際競走という条件であり、そして中山大障害より距離が150m長い4250mという点を含めて、障害競走の最高峰にふさわしいレースが展開されることだろう。その一戦の傾向を、7月に延期された2011年を除く、過去10回のデータから見ていくことにしよう。

単勝人気とオッズ別の成績をチェック

対象とした過去10回の単勝人気別成績を調べると、「1番人気」と「2番人気」は連対率60.0%をマーク。特に「2番人気」は、3着内率が80.0%と高い数値になっている。その他で注目できるのは、8番人気馬が3着内率50.0%と活躍していること。また、単勝オッズ別の成績を見てみると、「4.9倍以下」は3着内率72.2%と良好な成績になっている。今年もそれらの点を頭に入れておくといいかもしれない。〔表1〕〔表2〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕単勝人気別成績(2011年を除く過去10回)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-3-0-4 30.0% 60.0% 60.0%
2番人気 3-3-2-2 30.0% 60.0% 80.0%
3番人気 1-0-4-5 10.0% 10.0% 50.0%
4、5番人気 1-3-1-15 5.0% 20.0% 25.0%
6、7番人気 0-0-1-19 0% 0% 5.0%
8番人気 2-1-2-5 20.0% 30.0% 50.0%
9番人気以下 0-0-0-53 0% 0% 0%
〔表2〕単勝オッズ別成績(2011年を除く過去10回)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
4.9倍以下 5-6-2-5 27.8% 61.1% 72.2%
5.0〜9.9倍 2-1-3-7 15.4% 23.1% 46.2%
10.0〜19.9倍 1-2-2-16 4.8% 14.3% 23.8%
20.0〜29.9倍 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
30.0〜49.9倍 1-1-2-22 3.8% 7.7% 15.4%
50倍以上 0-0-0-43 0% 0% 0%

馬番別の成績も特徴的

中山グランドジャンプは大障害コースを通過するため、8の字を描くように周回し、距離も4250mと長いレースではあるが、馬番別の成績には特徴的な傾向がある。対象とした10回の馬番別成績を調べると、優勝馬10頭のうち7頭は9番より外の馬番で、逆に3着馬は対象とした過去10回全てで8番より内の馬番となっていた。〔表3〕

〔表3〕馬番別成績(2011年を除く過去10回)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1、2番 0-1-1-18 0% 5.0% 10.0%
3、4番 1-0-3-16 5.0% 5.0% 20.0%
5、6番 1-2-3-14 5.0% 15.0% 30.0%
7、8番 1-2-3-14 5.0% 15.0% 30.0%
9、10番 2-3-0-15 10.0% 25.0% 25.0%
11、12番 3-0-0-11 21.4% 21.4% 21.4%
13、14番 2-2-0-9 15.4% 30.8% 30.8%
15、16番 0-0-0-6 0% 0% 0%

前走のレース別の成績もチェック

対象とした過去10回の出走馬の前走のレース別成績を調べてみると、3着以内馬の大半は「阪神スプリングジャンプ」または「ペガサスジャンプS」から臨んだ馬だった。さらに、最も多い6頭の優勝馬を送り出している「ペガサスジャンプS」組の成績を、そこでの着順別にチェックしてみると、3着以内に入っていた馬の成績が上々となっている一方で、6〜9着に敗れていた馬も健闘を見せている。しかし、その間の「4、5着」組の連対がゼロとなっている点は興味深い。〔表4〕〔表5〕

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〔表4〕前走のレース別成績(2011年を除く過去10回)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
中山大障害 0-0-0-2 0% 0% 0%
阪神スプリングジャンプ 2-5-3-31 4.9% 17.1% 24.4%
ペガサスジャンプS 6-2-5-39 11.5% 15.4% 25.0%
その他の障害重賞・オープン特別 2-2-1-20 8.0% 16.0% 20.0%
その他のレース 0-1-1-11 0% 7.7% 15.4%
  • 備考:重賞には海外のレースを含む
〔表5〕前走・ペガサスジャンプSでの着順別成績(2011年を除く過去10回)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 2-1-3-3 22.2% 33.3% 66.7%
2、3着 2-0-0-6 25.0% 25.0% 25.0%
4、5着 0-0-2-10 0% 0% 16.7%
6〜9着 2-1-0-10 15.4% 23.1% 23.1%
10着以下 0-0-0-9 0% 0% 0%

大型馬が優勢

対象とした過去10回のうち8回の優勝馬は、当日の馬体重が「480kg以上」だった。「438kg以下」組の2勝は、いずれもカラジによるものだ。また、2着馬10頭のうち8頭は、「460〜498kg」の範囲に集中している。〔表6〕

〔表6〕当日の馬体重別成績(2011年を除く過去10回)
馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
438kg以下 2-0-0-3 40.0% 40.0% 40.0%
440〜458kg 0-1-1-13 0% 6.7% 13.3%
460〜478kg 0-5-5-34 0% 11.4% 22.7%
480〜498kg 1-3-3-20 3.7% 14.8% 25.9%
500〜518kg 4-1-1-23 13.8% 17.2% 20.7%
520kg以上 3-0-0-10 23.1% 23.1% 23.1%

近走の成績にも要注目

対象とした過去10回の中山グランドジャンプでは、「3走前までに日本の障害競走で2着または3着があった」という経験を持つ馬が毎回連対している。その該当レースは、全てオープンクラスのレースだった。今年も出走各馬の戦歴をチェックしておくことをお勧めしたい。〔表7〕

(浅野靖典)

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〔表7〕3走前までに日本の障害競走で2着または3着があった中山グランドジャンプ連対馬一覧(2011年を除く過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
06年 1着 カラジ 前走 ペガサスジャンプS 2着
07年 1着 カラジ 前走 ペガサスジャンプS 3着
2着 リワードプレザン 2走前 淀ジャンプS 3着
08年 1着 マルカラスカル 2走前 中山大障害 3着
09年 1着 スプリングゲント 前走 阪神スプリングジャンプ 2着
10年 2着 オープンガーデン 2走前 中山大障害 3着
12年 1着 マジェスティバイオ 3走前 イルミネーションジャンプS 2着
13年 2着 リキアイクロフネ 2走前 障害4歳以上・オープン 2着
14年 2着 コスモソユーズ 2走前 障害4歳以上・オープン 2着
15年 1着 アップトゥデイト 2走前 中山新春ジャンプS 2着
2着 ソンブレロ 前走 阪神スプリングジャンプ 3着
16年 1着 オジュウチョウサン 前走 障害4歳以上・オープン 2着
2着 サナシオン 2走前 中山大障害 3着
  • 備考:該当レースが複数ある場合は、直近のものを掲載。

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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