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桜花賞(GI)

阪神競馬場 1600m(芝・外)定量 (牝) 3歳オープン

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3歳GI 戦線のスタート

上位人気に支持された馬が堅実に結果を残す年がある一方で、2008年には単勝12番人気のレジネッタが勝ち、2着に15番人気のエフティマイアが入るなど、波乱の歴史もある桜花賞。その後も2013年に7番人気のアユサンが勝ち、2015年には5番人気→7番人気→8番人気の順で決着している。果たして今年はどのような結末が待っているのか、まずは過去10年の結果から傾向を確認して、それを頭に入れて予想していこう。

単勝オッズ別の成績をチェック

過去10年の桜花賞で単勝オッズ「1.4倍以下」の断然人気に支持された馬は3頭いたが、その3頭とも2着以内を確保している。しかし、「1.5〜1.9倍」の馬は2頭とも4着以下に敗れている(2015年9着ルージュバック、2016年4着メジャーエンブレム)。それに対し、「2.0〜4.9倍」と「5.0〜6.9倍」の範囲は上々の成績となっており、それに続く「7.0〜9.9倍」も優勝馬こそ出ていないものの3着内率は40.0%をマークしている。また、10倍以上の馬が3勝、2着4回、3着8回と計15頭が3着以内に入っており、伏兵馬の台頭にも注意しておきたいところだ。〔表1〕

〔表1〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.4倍以下 2-1-0-0 66.7% 100% 100%
1.5〜1.9倍 0-0-0-2 0% 0% 0%
2.0〜4.9倍 3-3-0-5 27.3% 54.5% 54.5%
5.0〜6.9倍 2-0-0-3 40.0% 40.0% 40.0%
7.0〜9.9倍 0-2-2-6 0% 20.0% 40.0%
10.0〜14.9倍 1-2-1-11 6.7% 20.0% 26.7%
15.0〜19.9倍 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
20.0〜29.9倍 0-1-3-12 0% 6.3% 25.0%
30.0〜99.9倍 1-1-4-44 2.0% 4.0% 12.0%
100倍以上 0-0-0-61 0% 0% 0%

前走の単勝人気別の成績もチェック

過去10年の出走馬の前走の単勝人気別成績を調べると、前走で「1番人気」または「2番人気」だった馬が好成績。しかし、前走で「3番人気」だった馬は21頭が出走したものの未勝利で、2着と3着も各1回といまひとつの結果になっている。〔表2〕

〔表2〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-4-3-26 10.8% 21.6% 29.7%
2番人気 4-3-1-21 13.8% 24.1% 27.6%
3番人気 0-1-1-19 0% 4.8% 9.5%
4番人気 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
5番人気 1-1-1-14 5.9% 11.8% 17.6%
6番人気以下 0-1-2-62 0% 1.5% 4.6%

前走のレース別の成績に特徴あり

過去10年の出走馬の前走のレース別成績を調べると、桜花賞で好結果を残した馬の大半は「チューリップ賞」からの臨戦馬だった。桜花賞と同じ舞台、距離で争われる「チューリップ賞」をステップレースに選んだ馬には今年も注目が必要だ。一方、「フィリーズレビュー」から臨んで勝利を挙げた馬は2008年のレジネッタのみ。関東圏の競馬場で行われる「クイーンC」、「フラワーC」組からは、2着馬が計4頭出ているものの、優勝馬は1頭も出ていない。〔表3〕

〔表3〕前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
阪神JF 0-1-0-2 0% 33.3% 33.3%
フィリーズレビュー 1-0-2-52 1.8% 1.8% 5.5%
チューリップ賞 8-4-5-27 18.2% 27.3% 38.6%
クイーンC 0-3-1-14 0% 16.7% 22.2%
フラワーC 0-1-1-11 0% 7.7% 15.4%
その他のGIII 0-0-0-10 0% 0% 0%
エルフィンS 1-1-0-2 25.0% 50.0% 50.0%
その他の芝のレース 0-0-1-26 0% 0% 3.7%
ダートのレース 0-0-0-5 0% 0% 0%

キャリア別の成績にも特徴あり

過去10年の出走馬の通算出走回数別成績を調べると、桜花賞で3着以内に入った馬の大半はキャリア3戦から6戦の馬。しかしながら、キャリア「3、4戦」組は3着内率が35%を超えているのに対し、「5、6戦」組は3着以内に計12頭入っているものの、好走率がいまひとつという点は注意すべきだろう。また、キャリア「7戦以上」の馬は苦戦傾向がハッキリ。2008年2着のエフティマイア(キャリア8戦)以外は全て4着以下に敗れている。〔表4〕

〔表4〕通算出走回数別成績(過去10年)
通算出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
2戦 0-1-0-2 0% 33.3% 33.3%
3戦 2-3-1-11 11.8% 29.4% 35.3%
4戦 5-2-3-18 17.9% 25.0% 35.7%
5戦 2-1-3-42 4.2% 6.3% 12.5%
6戦 1-2-3-36 2.4% 7.1% 14.3%
7戦以上 0-1-0-40 0% 2.4% 2.4%

単勝1番人気で敗れた経験が重要?

過去10年の桜花賞では、「単勝1番人気で2着以下に敗れた」という経験を持っている馬が2着以内に入るケースが多い。ちなみに例外となっている2011年は、3着馬トレンドハンターが4走前の新馬戦で1番人気に支持され2着に敗れていた。2013年以降は、新馬・未勝利戦以外でこの条件に該当していた馬が連対している。そのあたりを考えつつ、出走馬の過去の成績をチェックする手はあるかもしれない。〔表5〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕単勝1番人気で2着以下に敗れたことがある桜花賞連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2007年 1着 ダイワスカーレット 2走前 シンザン記念 2着
2008年 1着 レジネッタ 6走前 新馬 10着
2009年 1着 ブエナビスタ 4走前 新馬 3着
2010年 1着 アパパネ 前走 チューリップ賞 2着
2012年 1着 ジェンティルドンナ 4走前 新馬 2着
2着 ヴィルシーナ 3走前 黄菊賞 3着
2013年 2着 レッドオーヴァル 前走 チューリップ賞 7着
2014年 1着 ハープスター 2走前 阪神JF 2着
2015年 1着 レッツゴードンキ 3走前 アルテミスS 2着
2着 クルミナル 前走 チューリップ賞 11着
2016年 1着 ジュエラー 前走 チューリップ賞 2着
  • 備考:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載
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牡馬混合重賞で3着以内に入っていた馬に要注目

ここ3年の桜花賞では、過去に牡馬混合の重賞で3着以内に入っていた馬が優勝している。今年もハイレベルな戦いが予想されるだけに、牡馬相手に好走した経験に注目する手はありそうだ。ちなみに、昨年は該当馬が3頭いて、その中で最も人気を集めていた3番人気のジュエラーが優勝した(他の2頭は9番人気と10番人気)。〔表6〕

(浅野靖典)

〔表6〕過去3年の優勝馬の牡馬混合重賞での実績
年度 優勝馬 実績
2014年 ハープスター 3走前 新潟2歳S 1着
2015年 レッツゴードンキ 4走前 札幌2歳S 3着
2016年 ジュエラー 2走前 シンザン記念 2着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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