今週の注目レース

高松宮記念(GI)

中京競馬場 1200m(芝)定量 4歳以上オープン

出走馬情報

メラグラーナ

牝5歳

調教師:池添学(栗東)

  • 父:Fastnet Rock
  • 母:Ghaliah
  • 母の父:Secret Savings
ここに注目!

本格化した昨夏以降は6戦4勝、2着1回。唯一大敗を喫したのが3走前の京阪杯(14着)だが、この時は、水の浮くような芝(発表は重)が合わなかった印象だ。今回、極端に力の要る馬場コンディションにならなければ、GI でも主役候補の一頭だろう。

年齢表記上は5歳だが、オーストラリア産の本馬は8月21日生まれで、同世代の日本生産馬たちとは、その成長期間に半年近くの差があると考えていいだろう。本格化の兆しを見せた昨夏の1000万下・フィリピンT(中京・芝1200m、1着)が、日本生産馬の4歳1月あたりと考えるのなら、現在は4歳秋ごろに該当する。馬群を一気にかわし、2着馬に1/2馬身という着差以上の強さを見せた前走のオーシャンSの内容は、充実期を迎えたことの証明と言えるはずだ。父はオーストラリアのチャンピオンスプリンターにして、同国のリーディングサイヤーにも輝いている名馬。その偉大な血の力を、日本でアピールする瞬間が近づいている。

レッドファルクス

牡6歳

調教師:尾関知人(美浦)

  • 父:スウェプトオーヴァーボード
  • 母:ベルモット
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

前走の香港スプリント(G1、シャティン・芝1200m、12着)から帰国した後は放牧へ出され、今回は3か月半ぶりの一戦。ただ、GI 初制覇となった前々走のスプリンターズSも3か月の休養明けで結果を出している。調教をしっかりと消化できていれば問題のないタイプだ。

前走の香港スプリントは12着と大敗。初の海外遠征に加えて、前々走のスプリンターズS(1着)の疲れが残っていた印象で、悲観する必要はないだろう。大外から豪快に差し切った前々走は右回りの中山・芝コースだったが、それ以前の成績に目を向けると、むしろ得意としているのは左回りコース。特に中京は芝、ダートを問わず5戦4勝、2着1回の好成績を残しており、初重賞制覇を決めた昨年のCBC賞(1着)もこの競馬場だった。得意舞台で走ることができる今回の一戦に期待が集まるのも、自然な流れだろう。スプリントGI 連覇を果たす可能性は十分にありそうだ。

シュウジ

牡4歳

調教師:須貝尚介(栗東)

  • 父:キンシャサノキセキ
  • 母:カストリア
  • 母の父:Kingmambo
ここに注目!

昨年春のファルコンSでは12着と大敗したが、デビュー2連勝を決めたのは中京競馬場で、このコースが合わないわけではない。稍重程度ならこなせるが、本質はスピードタイプ。極端に力の要る馬場コンディションになるのは避けたいところだろう。

1番人気の支持を受けた前走の阪急杯では、道中で折り合いを欠いて8着に敗れた。昨年のスプリンターズSが勝ったレッドファルクスと0秒1差の4着。前々走の阪神Cではイスラボニータ(2着)に競り勝って2度目の重賞制覇を達成し、次代のチャンピオンスプリンターとしての期待が高まっている中だっただけに、今回は巻き返しを期す一戦になりそうだ。レース前からテンションが上がり、行きたがる面を見せた前走のような状況になると厳しいが、芝1200mに距離が短縮され、ペースが速くなりそうな点は歓迎材料。ここでGI 初制覇を果たしても不思議はない。

レッツゴードンキ

牝5歳

調教師:梅田智之(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:マルトク
  • 母の父:マーベラスサンデー
ここに注目!

中間に栗東坂路で好時計を連発して臨んだ前走の京都牝馬S(1着)時の馬体重は、自身の過去最高となる502kg(プラス10kg)。見た目に太め感はなく、そのほとんどが成長分と思えるほどビルドアップされていた。5歳の牝馬だが、これからが充実期なのかもしれない。

前走の京都牝馬Sで、一昨年の桜花賞以来約1年10か月ぶりとなる勝利をマークし、あらためて能力の高さを示した。前走で行きたがる面をなんとかなだめていた鞍上の仕草を見る限り、現在のこの馬には、スローペースになることもあるマイルよりも、序盤からレースが流れやすいスプリント戦の方が合っていると考えられる。母のマルトクがダートのスプリンターだったという血統面も、その裏付けになるだろう。過去のスプリントGI では好結果を出せていないが、その時はスムーズな競馬をできなかった印象が強い。能力を出し切ることができれば、久々のGI 制覇を果たしてもおかしくない。

トーキングドラム

牡7歳

調教師:斎藤誠(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:トランシーフレーズ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

得意の京都・芝コースを狙って使われていた馬だが、初めて阪神・芝コースに出走した前走の阪急杯を優勝。充実期に入った現在なら、コースは問わないのかもしれない。前走と同様の競馬ができれば、久々の芝1200mにも対応可能なはずだ。

今年で7歳を迎えたが、3歳時から5歳時にかけて脚部不安で約1年9か月に及ぶ長期休養をしていることもあってか、馬体には年齢に似合わない若々しさがある。本格化を迎えたのも今年に入ってからで、3走前の1600万下・新春Sを外から差し切って優勝すると、前々走のオープン特別・洛陽S(共に京都・芝1600m)では、直線で一度は先頭に立つシーンを見せて4着に善戦。前走の阪急杯では、直線で最内のわずかなスペースから伸びて差し切っており、以前のもまれ弱いイメージも払拭した。今回、GI のメンバーに入っても、能力は引けを取らない。

セイウンコウセイ

牡4歳

調教師:上原博之(美浦)

  • 父:アドマイヤムーン
  • 母:オブザーヴァント
  • 母の父:Capote
ここに注目!

中京競馬場への出走は初めてだが、続けて京都へ遠征していた近走も馬体重を大きく減らしておらず、長距離輸送は苦にしないタイプだ。重馬場で行われた3走前の1600万下・渡月橋S(京都・芝1400m)を快勝しており、馬場コンディションを問わない点も心強い。

芝でデビューした後ダートで初勝利を挙げたが、昨年5月の500万下(東京・芝1400m、2着)以降は芝に専念し、前走のシルクロードS(2着)まで7戦を消化。昨秋の1600万下・白秋S(東京・芝1400m)こそ、約3か月半の休み明けに加えて直線の長い東京・芝コースで踏ん張り切れず13着と大敗したが、それを除けば4勝、2着2回という優秀な成績を残している。持ち前のスピードは芝で存分に生きる印象で、今回、GI 初挑戦でも期待は高まるばかりだ。関西圏への長距離輸送だったにもかかわらず、前走時の馬体重は、デビュー以来の最高となる500kg。明け4歳馬らしい成長力を無視することはできない。

ソルヴェイグ

牝4歳

調教師:鮫島一歩(栗東)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:アスドゥクール
  • 母の父:ジャングルポケット
ここに注目!

前走のシルクロードS(6着)では馬体重(478kg)が18kg増えていたが、前々走のスプリンターズS(3着、マイナス10kgの460kg)で減っていた数字が戻った部分もあったようで、太いとは感じなかった。今回、大幅に絞れている必要はなさそうだ。

昨年夏に函館スプリントSを優勝すると、秋には強豪相手のスプリンターズSで3着に入り、3歳牝馬ながら芝のスプリント路線でトップクラスの活躍を見せた。しかし、今年初戦となった前走のシルクロードSでは、直線での粘りを欠いて6着に敗退。勝ったダンスディレクターから0秒5差なら、それほど悲観する結果ではないのかもしれないが、この馬の課題とされる上がりの時計が速い競馬に対応できなかったという点で、不安を残す内容だった。今回は、決め手を要求される流れになりやすい直線の長い中京・芝コースが舞台。持久力が生きる展開になるかどうかが鍵になりそうだ。

フィエロ

牡8歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ルビー
  • 母の父:Danehill
ここに注目!

全て条件クラスでのものとはいえ、中京・芝コースは4戦3勝と好相性。京都巧者のイメージが強い馬だが、左回りのこの舞台でも力を出せるはずだ。近走は馬体重も安定しており、約2か月半ぶりの一戦でも仕上がりに不安はない。

2014、2015年のマイルチャンピオンシップ2着を筆頭に、これまで重賞で2着4回、3着5回を記録。タイトルを取れるだけの能力を持っていることは誰もが認めるところだ。最後の勝利は2014年3月のオープン特別・六甲S(阪神・芝1600m)で、すでに3年近く勝ち星から見放されているが、前々走の阪神Cで3着、8歳を迎えた前走の京都金杯でも3着に好走。まだまだ能力の衰えは感じさせず、タイトル獲得のシーンがいつ訪れてもおかしくない。今回、初めての芝1200mに対応できるかどうかは未知数だが、チャンスは十分にあるだろう。

(松浪 大樹)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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