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フラワーカップ(GIII)

中山競馬場 1800m(芝)別定 (牝) 3歳オープン

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GI のトライアル競走ではないものの、このフラワーCをステップに春のビッグレースで好走を果たした馬は多い。2015年のフラワーCで優勝を果たしたアルビアーノは同年のNHKマイルCで2着、2014年のフラワーCを制したバウンスシャッセは同年のオークスで3着に入るなど、近年もGI に主役級の馬を送り込んでいる。今回は阪神競馬場で行われた2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

前走を勝っている馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中18頭は、前走の着順が「1着」だった。一方、「2着以下」だった馬は3着内率12.8%とやや苦戦している。まずは前走を勝っている馬に注目したい。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)

前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 7-7-4-48 10.6% 21.2% 27.3%
2着以下 3-4-5-82 3.2% 7.4% 12.8%
  • 備考:2014年は2着同着

なお、前走の着順が「2着以下」だった馬のうち、そのレースでの単勝人気が「3番人気以内」だった馬は3着内率26.3%とまずまず高い好走率をマークしている。前走で負けていたとしても、上位人気に推されていた馬は要注目と言えそうだ。〔表2〕

〔表2〕前走の着順が「2着以下」だった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去10年)

前走の着順が「2着以下」だった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
3番人気以内 2-1-2-14 10.5% 15.8% 26.3%
4番人気以下 1-3-3-68 1.3% 5.3% 9.3%
  • 備考:2014年は2着同着

また、同じく前走の着順が「2着以下」だった馬のうち、そのレースの距離が「1800m超」だった馬の3着内率は33.3%に達している。前走が今回より長い距離のレースだった馬は、前走の着順にかかわらずマークしておくべきかもしれない。〔表3〕

〔表3〕前走の着順が「2着以下」だった馬の、そのレースの距離別成績(過去10年)

前走の着順が「2着以下」だった馬の、そのレースの距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1800m以下 3-2-4-76 3.5% 5.9% 10.6%
1800m超 0-2-1-6 0% 22.2% 33.3%
  • 備考:2014年は2着同着

極端な外枠に入った馬は不振

阪神競馬場で行われた2011年を除く過去9回のフラワーCにおける馬番別成績を調べると、「14〜16番」の馬は優勝例がなく、3着内率も8.0%にとどまっている。なお、3着以内に入ったのは2009年2着のディアジーナが最後で、2010年以降の該当馬16頭はいずれも4着以下に敗れている。今年も多頭数になるようであれば、外寄りの枠に入った馬は評価を下げるべきだろう。〔表4〕

〔表4〕馬番別成績(阪神競馬場で行われた2011年を除く過去9回)

馬番別成績(阪神競馬場で行われた2011年を除く過去9回)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番 2-0-0-7 22.2% 22.2% 22.2%
2番 0-0-0-9 0% 0% 0%
3番 0-1-1-7 0% 11.1% 22.2%
4番 2-0-1-6 22.2% 22.2% 33.3%
5番 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
6番 0-0-1-8 0% 0% 11.1%
7番 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
8番 0-1-0-8 0% 11.1% 11.1%
9番 1-1-2-5 11.1% 22.2% 44.4%
10番 0-0-2-7 0% 0% 22.2%
11番 0-2-0-7 0% 22.2% 22.2%
12番 1-0-1-7 11.1% 11.1% 22.2%
13番 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
14番 0-0-0-9 0% 0% 0%
15番 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%
16番 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%
1〜13番 9-8-8-92 7.7% 14.5% 21.4%
14〜16番 0-2-0-23 0% 8.0% 8.0%
  • 備考:2014年は2着同着

近年は前走で先行していた馬が優勢

過去4年の3着以内馬12頭中9頭は、前走の4コーナーの通過順が「2番手以内」だった。該当馬は3着内率47.4%と好走率も非常に高い。なお、2016年はこれに該当する馬が6頭出走していたが、そのうちの3頭が1〜3着を占めた。各馬の脚質を比較する際は、先行力が高い馬を重視したいところだ。〔表5〕

〔表5〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去4年)

前走の4コーナーの通過順別成績(過去4年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
2番手以内 4-3-2-10 21.1% 36.8% 47.4%
3番手以下 0-2-1-40 0% 4.7% 7.0%
  • 備考:2014年は2着同着

馬体重の軽い馬は過信禁物

過去4年の3着以内馬12頭中8頭は、前走の馬体重が「460kg以上」だった。一方「460kg未満」だった馬は3着内率10.5%とやや苦戦している。なお、前走の馬体重が「460kg未満」だった馬のうち、単勝オッズ5倍未満の支持を集めていた馬は3頭いたが、2013年のカラフルブラッサムが7着、2014年のショウナンパンドラが5着、2015年のローデッドが5着と、全て5着以下に敗れている。2012年以前は馬体重の軽い馬の好走も多く見られたが、近年の傾向を重視するならば、前走時の馬体重が「460kg以上」だった馬に注目すべきだろう。〔表6〕

〔表6〕前走の馬体重別成績(過去4年)

前走の馬体重別成績(過去4年)
前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
460kg未満 0-2-2-34 0% 5.3% 10.5%
460kg以上 4-3-1-16 16.7% 29.2% 33.3%
  • 備考:2014年は2着同着
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過去4年の優勝馬はいずれもキャリア4戦以内

過去4年の優勝馬4頭は、いずれも通算出走回数が「4戦以内」だった。キャリアが豊富な馬は評価を下げるべきかもしれない。また、この4頭は前走の着順が「1着」だった点、フラワーCでの馬番が「1〜9番」だった点、前走の4コーナーの通過順が「2番手以内」だった点、前走の馬体重が「480kg以上」だった点も共通している。〔表1〕〜〔表6〕で挙げたポイントを多くクリアしている馬が有力候補と言えそうだ。〔表7〕

(伊吹雅也)

※表は横にスクロールすることができます。

〔表7〕優勝馬の「通算出走回数」「前走の着順」「フラワーCでの馬番」「前走の4コーナーの通過順」「前走の馬体重」(過去4年)

優勝馬の「通算出走回数」「前走の着順」「フラワーCでの馬番」「前走の4コーナーの通過順」「前走の馬体重」(過去4年)
年度 優勝馬 通算出走回数 前走の着順 フラワーCでの馬番 前走の4コーナーの通過順 前走の馬体重
2013年 サクラプレジール 1戦 1着 4番 2番手 488kg
2014年 バウンスシャッセ 4戦 1着 7番 2番手 510kg
2015年 アルビアーノ 2戦 1着 1番 1番手 518kg
2016年 エンジェルフェイス 3戦 1着 9番 1番手 494kg

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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