今週の注目レース

弥生賞(GII)

中山競馬場 2000m(芝)馬齢 3歳オープン

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皐月賞や日本ダービーの有力候補が一堂に会する注目の前哨戦

昨年の弥生賞で重賞初制覇を果たしたマカヒキは、続く皐月賞で2着に好走した後、日本ダービーを制した。また、2014年の2着馬ワンアンドオンリーも、2走後の日本ダービーを勝っている。3着以内の馬に皐月賞の優先出走権が付与されるトライアルレースだが、その後の日本ダービーを展望する上でも見逃せない一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

実績馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、「JRAのオープンクラスのレース」において5着以内に入った経験があった馬だ。ちなみに、昨年は4頭しかいなかった該当馬のうち3頭が1〜3着を占めた。今年もまずはJRAのオープンクラスのレースで好走経験がある馬に注目してみたい。〔表1〕

〔表1〕「JRAのオープンクラスのレース」において5着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)

「JRAのオープンクラスのレース」において5着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-8-9-49 13.2% 23.7% 35.5%
なし 0-2-1-48 0% 3.9% 5.9%

脚質がポイント

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、JRAのレースにおいて4コーナーを4番手以下で通過して優勝した経験がある馬だった。4コーナーの通過順が3番手以内だったレースでしか優勝経験のない馬は評価を下げるべきだろう。〔表2〕

〔表2〕JRAのレースにおいて4コーナーを4番手以下で通過して優勝した経験の有無別成績(過去10年)

JRAのレースにおいて4コーナーを4番手以下で通過して優勝した経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-7-7-60 11.9% 20.2% 28.6%
なし 0-3-3-37 0% 7.0% 14.0%

なお、JRAのレースにおいて4コーナーを7番手以下で通過して優勝した経験があった馬は、3着内率34.9%とより高い好走率をマークしている。中団や後方の位置取りから差し切った経験のある馬は、より信頼できるようだ。〔表3〕

〔表3〕JRAのレースにおいて4コーナーを4番手以下で通過して優勝した経験があった馬の、JRAのレースにおいて4コーナーを7番手以下で通過して優勝した経験の有無別成績(過去10年)

JRAのレースにおいて4コーナーを4番手以下で通過して優勝した経験があった馬の、JRAのレースにおいて4コーナーを7番手以下で通過して優勝した経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-5-5-28 11.6% 23.3% 34.9%
なし 5-2-2-32 12.2% 17.1% 22.0%

内寄りの枠に入った馬に注目

過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、馬番が「1〜5番」だった。該当馬は3着内率40.0%と好走率も高い。基本的には内枠が優勢となっている。〔表4〕

〔表4〕馬番別成績(過去10年)

馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
2番 0-2-3-5 0% 20.0% 50.0%
3番 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0%
4番 2-1-3-4 20.0% 30.0% 60.0%
5番 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
6番 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7番 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
8番 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
9番 0-0-0-10 0% 0% 0%
10番 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
11番 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
12番 0-0-0-7 0% 0% 0%
13番 0-1-0-4 0% 20.0% 20.0%
14番 0-0-0-3 0% 0% 0%
15番 0-0-0-2 0% 0% 0%
16番 0-0-0-1 0% 0% 0%
1〜5番 5-6-9-30 10.0% 22.0% 40.0%
6〜16番 5-4-1-67 6.5% 11.7% 13.0%
  • 備考:2014年まではフルゲートが16頭に設定されていたが、2015年以降は18頭に設定されている(過去2年ともフルゲートに満たず)

近年は「朝日杯FS」組や、前走の着順・単勝人気が上位だった馬が優勢

過去4年の3着以内馬12頭中5頭は、前走が「朝日杯FS」だった。該当馬は1着こそないものの3着内率が83.3%に達しているので、今年も注目しておきたいところだ。〔表5〕

〔表5〕前走のレース別成績(過去4年)

前走のレース別成績(過去4年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
朝日杯FS 0-2-3-1 0% 33.3% 83.3%
朝日杯FS以外のレース 4-2-1-35 9.5% 14.3% 16.7%

なお、前走が「朝日杯FS以外のレース」だった馬のうち、そのレースでの着順が「5着以下」だった馬の好走例はない。〔表6〕

〔表6〕前走が「朝日杯FS以外のレース」だった馬の、そのレースでの着順別成績(過去4年)

前走が「朝日杯FS以外のレース」だった馬の、そのレースでの着順別成績(過去4年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4着以内 4-2-1-25 12.5% 18.8% 21.9%
5着以下 0-0-0-10 0% 0% 0%

また、同じく前走が「朝日杯FS以外のレース」だった馬のうち、そのレースでの単勝人気が「5番人気以下」だった馬は3着内率5.3%と苦戦している。前走が「朝日杯FS」ではなかった馬を比較する際は、そのレースでの着順が「5着以下」だった馬や、そのレースで「5番人気以下」だった馬の評価を下げるべきだろう。〔表7〕

〔表7〕前走が「朝日杯FS以外のレース」だった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去4年)

前走が「朝日杯FS以外のレース」だった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去4年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
4番人気以内 4-1-1-17 17.4% 21.7% 26.1%
5番人気以下 0-1-0-18 0% 5.3% 5.3%
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距離適性なども重視したい

過去4年の優勝馬4頭は、いずれも「4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われたオープンクラス・芝1800m以上のレース」において3着以内に入った経験がある馬だった。芝1800m未満のレースやダートのレース、さらにローカル場(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)のレースや条件クラスのレースでしか好走経験のない馬は割り引きが必要だ。また、この4頭は「4コーナーを4番手以下で通過したJRAのレース」において優勝経験があった点、前走の着順が1着だった点、前走の単勝人気が4番人気以内だった点も共通している。〔表2〕や〔表6〕〔表7〕で挙げた傾向も考慮すべきだろう。〔表8〕

(伊吹雅也)

〔表8〕優勝馬の「4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われたオープンクラス・芝1800m以上のレースでの最高着順」「4コーナーを4番手以下で通過したJRAのレースでの勝利数」「前走の着順」「前走の単勝人気」(過去4年)

優勝馬の「4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われたオープンクラス・芝1800m以上のレースでの最高着順」「4コーナーを4番手以下で通過したJRAのレースでの勝利数」「前走の着順」「前走の単勝人気」(過去4年)
年度 優勝馬 4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われたオープンクラス・芝1800m以上のレースでの最高着順 4コーナーを4番手以下で通過したJRAのレースでの勝利数 前走の着順 前走の単勝人気
2013年 カミノタサハラ 3着(2012年ホープフルS) 1勝 1着 1番人気
2014年 トゥザワールド 1着(2014年若駒S) 2勝 1着 1番人気
2015年 サトノクラウン 1着(2014年東京スポーツ杯2歳S) 2勝 1着 4番人気
2016年 マカヒキ 1着(2016年若駒S) 2勝 1着 1番人気

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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