今週の注目レース

チューリップ賞(GIII)

阪神競馬場 1600m(芝・外)馬齢 (牝) 3歳オープン

データ分析関連動画

牝馬クラシックに向かって

桜花賞トライアルのチューリップ賞は本番と同じ舞台で行われるが、近年の結果を振り返ると、2014年はハープスターが本レースと桜花賞を連勝、2015年は3着馬のレッツゴードンキが桜花賞を制し、昨年は優勝馬のシンハライトと2着馬のジュエラーがそれぞれ桜花賞で2着、1着となった。歴史に名を刻む数々の活躍馬が、ここをステップに大舞台に進んでいる。そのレースの傾向を、過去10年のデータから見ていくことにしよう。

上位人気馬が優勢だが

過去10年の単勝人気別成績を調べると、上位人気馬の成績が良好。ただ、2着には「6、7番人気」から計3頭、3着には「5〜9番人気」から計6頭も入っている点は、覚えておいた方がいいかもしれない。

続いて単勝オッズ別にも成績を調べてみると、「1.9倍以下」に支持された5頭のうち4頭が優勝しているのに対し、「2.0〜2.9倍」だった馬は5頭のうち4頭が2着と対照的。また、「3.0〜4.9倍」の5頭はいずれも3着以下に敗れているが、「5.0〜9.9倍」からは3頭の優勝馬が送り出されている。〔表1〕〔表2〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-3-1-2 40.0% 70.0% 80.0%
2番人気 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0%
3番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
4番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
5番人気 2-0-2-6 20.0% 20.0% 40.0%
6、7番人気 0-3-2-15 0% 15.0% 25.0%
8、9番人気 1-0-2-17 5.0% 5.0% 15.0%
10番人気以下 0-0-1-57 0% 0% 1.7%

〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.9倍以下 4-0-1-0 80.0% 80.0% 100%
2.0〜2.9倍 0-4-0-1 0% 80.0% 80.0%
3.0〜4.9倍 0-0-2-3 0% 0% 40.0%
5.0〜9.9倍 3-1-0-9 23.1% 30.8% 30.8%
10.0〜19.9倍 1-3-1-16 4.8% 19.0% 23.8%
20.0〜29.9倍 0-1-1-5 0% 14.3% 28.6%
30.0〜49.9倍 2-0-2-13 11.8% 11.8% 23.5%
50.0〜99.9倍 0-1-3-18 0% 4.5% 18.2%
100倍以上 0-0-0-53 0% 0% 0%

馬番別の成績をチェック

過去10年の馬番別成績を調べてみると、好走馬は真ん中から外寄りに多く分布している。中でも「11、12番」が4勝しており、「7、8番」や「13、14番」も好成績となっている。しかし15番より外はいまひとつの成績となっている。〔表3〕

〔表3〕馬番別成績(過去10年)

馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1、2番 0-2-2-16 0% 10.0% 20.0%
3、4番 1-0-1-18 5.0% 5.0% 10.0%
5、6番 1-0-3-16 5.0% 5.0% 20.0%
7、8番 2-2-1-15 10.0% 20.0% 25.0%
9、10番 1-2-0-17 5.0% 15.0% 15.0%
11、12番 4-0-1-15 20.0% 20.0% 25.0%
13、14番 1-3-0-12 6.3% 25.0% 25.0%
15〜17番 0-1-2-9 0% 8.3% 25.0%

前走のレース別の成績は?

過去10年の前走のレース別成績を調べると、前走が「阪神JF」だった馬が好成績。同じコース、距離で行われるGI だけに、本レースとの関係性が強いのだろう。GIII から臨んだ馬は優勝こそないが、「シンザン記念」組は3頭のうち2頭が2着に入っている。一方、新馬もしくは未勝利で初勝利を挙げた直後に臨んだ馬は、2010年の優勝馬ショウリュウムーンを除いて全て3着以下となっている。〔表4〕

〔表4〕前走のレース別成績(過去10年)

前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
阪神JF 5-4-4-8 23.8% 42.9% 61.9%
シンザン記念 0-2-0-1 0% 66.7% 66.7%
その他のGIII 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
オープン特別 2-1-2-30 5.7% 8.6% 14.3%
関西圏の500万下特別 1-1-0-10 8.3% 16.7% 16.7%
関東圏の500万下特別 0-0-1-7 0% 0% 12.5%
平場の500万下 1-1-0-22 4.2% 8.3% 8.3%
新馬・未勝利 1-0-2-26 3.4% 3.4% 10.3%
地方のレース 0-0-0-6 0% 0% 0%

デビュー戦の単勝人気と着順に要注目

過去10年のチューリップ賞では、「デビュー戦で2、3番人気に支持されて3着以内に入っていた」という馬が2014年を除いて1頭だけ連対している。該当した馬のうち、2009年2着のサクラミモザ以外は全て芝のレースでデビューしていた。そして、2007年1着のウオッカ以外の該当馬は全て「2着」になっているのが面白い。ちなみに、例外となっている2014年は、該当した馬が2頭いたが、どちらもデビュー戦がダートのレースだった。今年も、「芝の新馬戦」でデビューしていた馬は、そこでの単勝人気と着順に注目する価値があるかもしれない。〔表5〕

(浅野靖典)

〔表5〕デビュー戦で単勝2番人気もしくは3番人気に支持されて3着以内に入っていたチューリップ賞連対馬一覧(過去10年)

デビュー戦で単勝2番人気もしくは3番人気に支持されて3着以内に入っていたチューリップ賞連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 デビュー戦
2007年 1着 ウオッカ 2番人気 1着
2008年 2着 トールポピー 2番人気 2着
2009年 2着 サクラミモザ 2番人気 1着
2010年 2着 アパパネ 3番人気 3着
2011年 2着 ライステラス 2番人気 3着
2012年 2着 エピセアローム 3番人気 2着
2013年 2着 ウインプリメーラ 3番人気 2着
2015年 2着 アンドリエッテ 2番人気 3着
2016年 2着 ジュエラー 2番人気 1着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: