今週の注目レース

オーシャンステークス(GIII)

中山競馬場 1200m(芝・外)別定 4歳以上オープン

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高配当決着が珍しくない波乱含みの芝短距離重賞

2006年にGIII に格上げされたオーシャンSは、波乱の決着が目立つ一戦だ。過去11回のうち、単勝1番人気馬が優勝を果たしたのは1回だけ、3連単の配当が10万円を下回ったのは3回だけである。昨年も、単勝1番人気のアルビアーノが5着に敗れ、3連単は14万6540円の高配当決着となった。上位人気馬だけでなく、前評判が低い馬にも注目しておくべき一戦と言えるだろう。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

GI で善戦した経験がある馬は堅実

過去10年の3着以内馬30頭中15頭は、「JRAのGI」において5着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率35.7%と好走率が高い。既にビッグレースで5着以内に入った経験のある馬は高く評価すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕「JRAのGI」において5着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)

「JRAのGI」において5着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-5-5-27 11.9% 23.8% 35.7%
なし 5-5-5-103 4.2% 8.5% 12.7%

「シルクロードS」組の扱いに注意

過去10年の出走馬160頭中、3分の1以上にあたる63頭は、「同年のシルクロードS」に出走していた。ただし、該当馬は優勝例がない上、3着内率は11.1%にとどまっている。〔表2〕

〔表2〕「同年のシルクロードS」への出走経験の有無別成績(過去10年)

「同年のシルクロードS」への出走経験の有無別成績(過去10年)
出走経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-5-2-56 0% 7.9% 11.1%
なし 10-5-8-74 10.3% 15.5% 23.7%

なお、「同年のシルクロードS」に出走していた馬のうち、そのレースでの着順が「8着以下」だった馬は好走例がない。「同年のシルクロードS」に出走していた馬の中でも、大敗していた馬は特に評価を下げた方が良さそうだ。〔表3〕

〔表3〕「同年のシルクロードS」に出走していた馬の、そのレースでの着順別成績(過去10年)

「同年のシルクロードS」に出走していた馬の、そのレースでの着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
7着以内 0-5-2-22 0% 17.2% 24.1%
8着以下 0-0-0-34 0% 0% 0%

近年は前走好走馬が優勢

過去4年の3着以内馬12頭中7頭は、前走の着順が「4着以内」だった。一方、前走で「5着以下」だった馬は優勝例がなく、3着内率も12.5%にとどまっている。〔表4〕

〔表4〕前走の着順別成績(過去4年)

前走の着順別成績(過去4年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4着以内 4-1-2-17 16.7% 20.8% 29.2%
5着以下 0-3-2-35 0% 7.5% 12.5%

なお、前走の着順が「5着以下」だった馬のうち、「JRAのGI」において連対経験がなかった馬は3着内率2.9%とさらに苦戦している。前走で上位争いに食い込めておらず、過去にビッグレースで連対した経験もない馬は割り引きが必要だ。〔表5〕

〔表5〕前走の着順が「5着以下」だった馬の、「JRAのGI」における連対経験の有無別成績(過去4年)

前走の着順が「5着以下」だった馬の、「JRAのGI」における連対経験の有無別成績(過去4年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-2-2-2 0% 33.3% 66.7%
なし 0-1-0-33 0% 2.9% 2.9%

性別や馬体重にも注目

過去4年の3着以内馬12頭は、いずれも牡馬かせん馬だった。2012年以前は牝馬も健闘していたが、近年は好走例が途絶えているので注意したい。〔表6〕

〔表6〕性別成績(過去4年)

性別成績(過去4年)
性別 成績 勝率 連対率 3着内率
牡・せん 4-4-4-39 7.8% 15.7% 23.5%
0-0-0-13 0% 0% 0%

また、過去4年の3着以内馬12頭は、いずれも前走の馬体重が「470kg以上」だった。馬体重の軽い馬も評価を下げるべきだろう。〔表7〕

(伊吹雅也)

〔表7〕前走の馬体重別成績(過去4年)

前走の馬体重別成績(過去4年)
前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
470kg未満 0-0-0-16 0% 0% 0%
470kg以上 4-4-4-36 8.3% 16.7% 25.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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