今週の注目レース

阪急杯(GIII)

阪神競馬場 1400m(芝)別定 4歳以上オープン

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春のスプリント王へと続く道

2007年は1着が同着、そして昨年は4着が同着となった阪急杯は、大混戦になることが多い重賞。一昨年は1着から3着までハナ、クビ差で明暗が分かれ、昨年は1着から4着(2頭が同着)までが0秒1差の間にひしめき合う決着となった。ほんの少しのロスが最後の結果に響くケースがあるのはどのレースでも同じだが、阪急杯ではその影響が大きくなる傾向にあるのかもしれない。その一戦の傾向を過去10年の結果から見ていくことにしよう。

若い世代が優勢

過去10年の阪急杯の年齢別成績を調べてみると、4歳馬と5歳馬が好成績を挙げており、3着以内馬の数や好走率で上位となっている。それに対し、6歳馬は勝率、連対率、3着内率が全て10%未満で、7歳馬は出走した26頭が全て4着以下に敗れている。8歳馬は2頭が2着以内に入っている(2007年1着=プリサイスマシーン、2014年2着=サンカルロ)が、その2頭はいずれも同じ阪神・芝1400mで行われる阪神Cで2着以内に入った実績を持つ馬だった。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)

年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 2-3-7-22 5.9% 14.7% 35.3%
5歳 7-3-2-33 15.6% 22.2% 26.7%
6歳 1-2-1-37 2.4% 7.3% 9.8%
7歳 0-0-0-26 0% 0% 0%
8歳以上 1-1-0-14 6.3% 12.5% 12.5%
  • 備考:2007年は1着同着

枠番に注目

過去10年の阪急杯の枠番別成績を調べてみると、好走馬は内寄りの枠と外寄りの枠に集中している。中でも、1枠と2枠は優勝馬をそれぞれ3頭送り出しており、連対率と3着内率も高い数値になっている。逆に、4枠と5枠には苦戦傾向がはっきりと表れており、3着以内に入ったのは2014年の3着馬レッドオーヴァルだけだ。〔表2〕

〔表2〕枠番別成績(過去10年)

枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 3-3-1-13 15.0% 30.0% 35.0%
2枠 3-2-4-11 15.0% 25.0% 45.0%
3枠 1-2-3-14 5.0% 15.0% 30.0%
4枠 0-0-1-19 0% 0% 5.0%
5枠 0-0-0-20 0% 0% 0%
6枠 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
7枠 2-1-0-18 9.5% 14.3% 14.3%
8枠 1-0-1-19 4.8% 4.8% 9.5%
  • 備考:2007年は1着同着

人気サイドが好成績だが

過去10年の阪急杯の単勝オッズ別成績を調べてみると、優勝馬は全て単勝オッズ「14.9倍以下」だった。また、好走率では「3.9倍以下」よりも「4.0〜6.9倍」の方が高い数値となっているのも興味深いところ。さらに、「20.0倍以上」から連対馬が出ていない点も特徴的だ。〔表3〕

〔表3〕単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
3.9倍以下 2-2-2-6 16.7% 33.3% 50.0%
4.0〜6.9倍 5-2-1-4 41.7% 58.3% 66.7%
7.0〜9.9倍 2-3-2-10 11.8% 29.4% 41.2%
10.0〜14.9倍 2-0-1-14 11.8% 11.8% 17.6%
15.0〜19.9倍 0-2-0-8 0% 20.0% 20.0%
20.0倍以上 0-0-4-90 0% 0% 4.3%
  • 備考:2007年は1着同着

好走馬のローテーションに特徴あり

過去10年の阪急杯の出走馬の臨戦過程を調べてみると、前走が「前年12月の重賞」だった馬が好成績。該当する「前年12月の重賞」は、「阪神C」と「香港スプリント」で、今年もこの2レースから臨む馬には注目したいところだ。また、年明けのレースからは、「東京新聞杯」から臨んだ馬の成績が上々なのに対し、「シルクロードS」組の連対はマジンプロスパー(2012年1着、2013年2着)による2回だけ。ちなみに、京都競馬場で行われたGIII から臨んだ馬の中では、「シルクロードS」以外のレースに出走していた馬の方が良好な成績になっている。〔表4〕

〔表4〕前走のレース別成績(過去10年)

前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
前年12月の重賞 6-3-3-11 26.1% 39.1% 52.2%
東京新聞杯 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
シルクロードS 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
その他の京都のGIII 1-4-2-19 3.8% 19.2% 26.9%
上記以外の重賞 1-0-1-26 3.6% 3.6% 7.1%
その他のレース 0-0-2-43 0% 0% 4.4%
  • 備考:2007年は1着同着

3走前までの着順にも要注目

過去10年の阪急杯では、「3走前までにGI 以外のレースで4、5着に入っていた」という経歴を持っている馬が、2007年と2009年を除き「1頭だけ」連対している。ちなみに、2007年は1着同着の2頭からハナ差の3着だったスズカフェニックスがこれに該当していた(2走前の京都金杯で5着)。今年も出走馬の近走の着順をチェックしてみることをお勧めしたい。〔表5〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕3走前までにGI 以外のレースで4、5着に入っていた阪急杯連対馬一覧(過去10年)

3走前までにGI 以外のレースで4、5着に入っていた阪急杯連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2008年 1着 ローレルゲレイロ 2走前 阪神C 4着
2010年 2着 ワンカラット 前走 京都牝馬S 4着
2011年 2着 ガルボ 2走前 阪神C 4着
2012年 1着 マジンプロスパー 3走前 長岡京S(1600万下) 4着
2013年 2着 マジンプロスパー 前走 シルクロードS 4着
2014年 2着 サンカルロ 前走 阪神C 4着
2015年 1着 ダイワマッジョーレ 2走前 チャレンジC 5着
2016年 2着 オメガヴェンデッタ 3走前 キーンランドC 4着
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2走前または3走前が前年秋のGI だった馬に注目

過去4年の阪急杯では、「2走前または3走前が前年秋のGI」だった馬が優勝している。今年も2走前または3走前が前年秋のGI(スプリンターズS、マイルCSなど)だった馬が出走してきたら要注目だ。〔表6〕

(浅野靖典)

〔表6〕過去4年の優勝馬は2走前または3走前が前年秋のGI だった

過去4年の優勝馬は2走前または3走前が前年秋のGI だった
年度 優勝馬 該当レース
2013年 ロードカナロア 2走前 スプリンターズS
2014年 コパノリチャード 2走前 マイルCS
2015年 ダイワマッジョーレ 3走前 マイルCS
2016年 ミッキーアイル 2走前 スプリンターズS

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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