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中山記念(GII)

中山競馬場 1800m(芝)別定 4歳以上オープン

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これまで以上に強力なメンバーが集いそうなGI 前哨戦

近年の中山記念は比較的順当な決着が続いている。2010年には3連単で53万4940円の高額配当が飛び出したものの、2011年以降の優勝馬6頭はいずれも単勝3番人気以内の馬で、2014年以降の優勝馬3頭はいずれも前年にJRAのGI で優勝を果たしていた。約1か月後の大阪杯が今年からGI に昇格したこともあり、今後も上半期のビッグレースに照準を合わせた馬たちによるハイレベルな争いが繰り広げられそうだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

前年以降の重賞で好走している馬が優勢

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、「前年以降のJRA重賞」で連対経験のある馬だった。一方、連対経験がなかった馬は3着内率が8.5%にとどまっている上、2011年以降の過去6年は〔0・0・0・28〕と好走例がない。前年以降のJRA重賞で優勝争いに絡んだことがある馬を重視したいところだ。〔表1〕

〔表1〕「前年以降のJRA重賞」における連対経験の有無別成績(過去10年)

「前年以降のJRA重賞」における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-9-8-49 10.8% 23.0% 33.8%
なし 2-1-2-54 3.4% 5.1% 8.5%

前走の着順とGI での実績に注目

前走の着順別成績を調べると、「1着」だった馬が3着内率39.1%と優秀な好走率をマークしている。前走を勝っていた馬は高く評価すべきだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の着順別成績(過去10年)

前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 4-1-4-14 17.4% 21.7% 39.1%
2着以下 6-9-6-89 5.5% 13.6% 19.1%

なお、前走の着順が「2着以下」だった馬のうち、“JRAのGIで5着以内”に入った経験がない馬は3着内率10.9%とやや苦戦している。前走で敗れていた上、ビッグレースで5着以内に入った実績のない馬は評価を下げるべきかもしれない。〔表3〕

〔表3〕前走で「2着以下」だった馬の、“JRAのGI で5着以内”に入った経験の有無別成績(過去10年)

前走で「2着以下」だった馬の、“JRAのGI で5着以内”に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-4-5-32 10.9% 19.6% 30.4%
なし 1-5-1-57 1.6% 9.4% 10.9%

前走で下位人気だった馬は割り引き

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、前走が国内のレースで、そのレースでの単勝人気が「6番人気以内」だった。一方、「7番人気以下」だった馬は3着内率5.9%と苦戦している。前走の内容を比較する際は、着順だけでなく単勝人気にも注目すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走が国内のレースだった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去10年)

前走が国内のレースだった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
6番人気以内 10-8-9-53 12.5% 22.5% 33.8%
7番人気以下 0-2-1-48 0% 3.9% 5.9%

前走が15頭以下のレースだった馬は不振

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、前走の出走頭数が「16頭以上」だった。一方、前走が「15頭以下」のレースだった馬は3着内率12.0%と苦戦している。前走が15頭以下のレースだった馬よりも、16頭以上のレースに出走していた馬の方が信頼できるようだ。〔表5〕

〔表5〕前走の出走頭数別成績(過去10年)

前走の出走頭数別成績(過去10年)
前走の出走頭数 成績 勝率 連対率 3着内率
15頭以下 2-3-1-44 4.0% 10.0% 12.0%
16頭以上 8-7-9-59 9.6% 18.1% 28.9%
  • 備考:取消・除外馬を除く、実際に出走した頭数で集計

近年は前走との間隔に余裕のある馬が中心

過去6年の3着以内馬18頭中、2015年2着のロゴタイプを除く17頭は、前走との間隔が「中6週以上」だった。一方、前走との間隔が「中5週以内」だった馬の3着内率は4.8%にとどまっている。2010年以前は前走から「中5週以内」の馬の好走も多かったが、近年の傾向を重視するならば、前走との間隔が「中6週以上」の馬を高く評価すべきだろう。〔表6〕

〔表6〕前走との間隔別成績(過去6年)

前走との間隔別成績(過去6年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中5週以内 0-1-0-20 0% 4.8% 4.8%
中6週以上 6-5-6-37 11.1% 20.4% 31.5%
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強調材料が多い馬を重視したい

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも「前年以降のJRA重賞で優勝経験がある」馬だった。また、この5頭は前走の単勝人気が「5番人気以内」だった点、前走の出走頭数が「16頭以上」だった点、前走との間隔が「中6週以上」だった点も共通している。〔表1〕、〔表4〕、〔表5〕、〔表6〕で挙げた条件をクリアしている馬が有力候補だ。〔表7〕

(伊吹雅也)

※表は横にスクロールすることができます。

〔表7〕優勝馬の「前年以降のJRA重賞における最高着順」「前走の単勝人気」「前走の出走頭数」「前走との間隔」(過去5年)

優勝馬の「前年以降のJRA重賞における最高着順」「前走の単勝人気」「前走の出走頭数」「前走との間隔」(過去5年)
年度 優勝馬 前年以降のJRA重賞における最高着順 前走の単勝人気 前走の出走頭数 前走との間隔
2012年 フェデラリスト 1着(2012年中山金杯) 2番人気 16頭 中6週
2013年 ナカヤマナイト 1着(2012年産経賞オールカマー) 5番人気 16頭 中8週
2014年 ジャスタウェイ 1着(2013年天皇賞・秋) 5番人気 17頭 中17週
2015年 ヌーヴォレコルト 1着(2014年ローズSほか) 1番人気 18頭 中14週
2016年 ドゥラメンテ 1着(2015年日本ダービーほか) 1番人気 18頭 中38週

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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