今週の注目レース

共同通信杯(GIII)

東京競馬場 1800m(芝)別定 3歳オープン

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立て続けにGI ウイナーを輩出しているクラシックの登竜門

1984年のグレード制導入後に行われた計33回の共同通信杯における連対馬66頭のうち、後にJRAのGI を優勝した馬は18頭おり、そのうち14頭は同年のGI を勝っていた。2014年の優勝馬イスラボニータが皐月賞を勝ち、2015年の優勝馬リアルスティールが翌年のドバイターフ(UAE)を勝利、同じく2015年の2着馬ドゥラメンテが皐月賞と日本ダービーの二冠制覇を果たし、昨年の優勝馬ディーマジェスティが皐月賞を制するなど、近年の連対馬も後に国内外のビッグレースで目覚ましい活躍を見せている。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

実績馬が強い

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、“4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた、出走頭数が9頭以上、かつ芝1600m以上のオープンクラスのレース”で3着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率57.9%と好走率も非常に高い。前記の条件のレースで好走したことがある馬は信頼して良さそうだ。〔表1〕

〔表1〕“4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた、出走頭数が9頭以上、かつ芝1600m以上のオープンクラスのレース”で3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)

“4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた、出走頭数が9頭以上、かつ芝1600m以上のオープンクラスのレース”で3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 7-8-7-16 18.4% 39.5% 57.9%
なし 3-2-3-77 3.5% 5.9% 9.4%

なお、“4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた、出走頭数が9頭以上、かつ芝1600m以上のオープンクラスのレース”で3着以内に入った経験がなかった馬のうち、JRAのレースで連対率が「100%未満」だった馬は3着内率3.0%と苦戦している。前記の条件で3着以内に入った経験がないうえ、JRAのレースで3着以下に敗れた経験がある馬は評価を下げるべきだろう。〔表2〕

〔表2〕“4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた、出走頭数が9頭以上、かつ芝1600m以上のオープンクラスのレース”で3着以内に入った経験がなかった馬の、JRAのレースでの連対率別成績(過去10年)

“4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた、出走頭数が9頭以上、かつ芝1600m以上のオープンクラスのレース”で3着以内に入った経験がなかった馬の、JRAのレースでの連対率別成績(過去10年)
連対率 成績 勝率 連対率 3着内率
100% 3-1-2-12 16.7% 22.2% 33.3%
100%未満 0-1-1-65 0% 1.5% 3.0%

外寄りの枠に入った馬は割り引き

過去10年の馬番別成績を調べると、「10〜16番」は連対率3.0%、3着内率9.1%と苦戦している。なお、連対を果たしたのは2008年の優勝馬ショウナンアルバだけであり、2009年以降の該当馬はすべて3着以下に敗れている。出走頭数が多くなるようであれば、外寄りの枠に入った馬は過信禁物だ。〔表3〕

〔表3〕馬番別成績(過去10年)

馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
2番 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
3番 2-2-0-6 20.0% 40.0% 40.0%
4番 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
5番 1-1-3-5 10.0% 20.0% 50.0%
6番 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
7番 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
8番 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
9番 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
10番 0-0-1-8 0% 0% 11.1%
11番 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
12番 0-0-0-6 0% 0% 0%
13番 0-0-1-4 0% 0% 20.0%
14番 0-0-0-3 0% 0% 0%
15番 0-0-0-2 0% 0% 0%
16番 0-0-0-1 0% 0% 0%
1〜9番 9-10-8-63 10.0% 21.1% 30.0%
10〜16番 1-0-2-30 3.0% 3.0% 9.1%

前走で下位人気だった馬は不振

過去10年の3着以内馬30頭中、2009年3着のトップカミング、2010年2着のダノンシャンティを除く28頭は、前走の単勝人気が「6番人気以内」だった。一方、「7番人気以下」だった馬は3着内率が5.9%にとどまっているうえ、2011年以降は3着以内入った例がない。前走で下位人気だった馬は評価を下げるべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走の単勝人気別成績(過去10年)

前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
6番人気以内 10-9-9-61 11.2% 21.3% 31.5%
7番人気以下 0-1-1-32 0% 2.9% 5.9%

近年は前走好走馬が優勢

過去8年の3着以内馬24頭中21頭は、前走の着順が「3着以内」だった。一方、「4着以下」だった馬は3着内率7.5%と苦戦している。2008年以前は前走で大敗していた馬もたびたび上位争いに食い込んでいたが、近年の傾向を重視するならば、前走の着順が良かった馬を高く評価したいところだ。〔表5〕

〔表5〕前走の着順別成績(過去8年)

前走の着順別成績(過去8年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 8-7-6-37 13.8% 25.9% 36.2%
4着以下 0-1-2-37 0% 2.5% 7.5%
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枠順と前走の内容がポイント

過去8年の優勝馬8頭は、いずれも馬番が「1〜8番」、かつ前走の単勝人気が「4番人気以内」、かつ前走の着順が「3着以内」だった。勝ち馬を予想する際は、〔表3〕〔表4〕〔表5〕で挙げた条件をすべてクリアしている馬に注目してみたい。〔表6〕

(伊吹雅也)

※表は横にスクロールすることができます。

〔表6〕優勝馬の「馬番」「前走の単勝人気」「前走の着順」(過去8年)

優勝馬の「馬番」「前走の単勝人気」「前走の着順」(過去8年)
年度 優勝馬 馬番 前走の単勝人気 前走の着順
2009年 ブレイクランアウト 5番 1番人気 3着
2010年 ハンソデバンド 6番 1番人気 1着
2011年 ナカヤマナイト 2番 2番人気 2着
2012年 ゴールドシップ 3番 3番人気 2着
2013年 メイケイペガスター 8番 4番人気 3着
2014年 イスラボニータ 7番 2番人気 1着
2015年 リアルスティール 1番 1番人気 1着
2016年 ディーマジェスティ 4番 1番人気 1着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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