今週の注目レース

東京新聞杯(GIII)

東京競馬場 1600m(芝)別定 4歳以上オープン

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伏兵に要注意のマイル戦

東京新聞杯は6月のGI・安田記念と同じ舞台、また牝馬にとっては5月のGI・ヴィクトリアマイルとも同じ舞台で行われる一戦だ。それだけに、今後のマイル路線を展望する注目すべき一戦と言えるだろう。過去10年で単勝1番人気馬が3着以内に入ったのは3回だけ。昨年は5番人気馬が勝ち、2着には6番人気馬、3着には11番人気馬が入る波乱の決着となった。また、現在3年連続で8番人気以下の馬が3着以内に食い込んでおり、引き続き今年も下位人気馬が台頭する可能性は十分にある。そこで、このレースの傾向を過去10年の結果から見ていくことにしたい。

内枠が優勢

東京新聞杯は多頭数で行われることが多い重賞だ。そこで、過去10年の枠番別成績をチェックしてみると、優勝馬10頭のうち8頭は「1〜4枠」の馬で、全体的に見ても内枠が優勢という傾向が見て取れる。また、3着には「1枠」の馬が5頭入っている点も興味深い。〔表1〕

〔表1〕
枠番別成績(過去10年)

枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 1-1-5-12 5.3% 10.5% 36.8%
2枠 0-3-0-14 0% 17.6% 17.6%
3枠 4-2-0-14 20.0% 30.0% 30.0%
4枠 3-0-2-15 15.0% 15.0% 25.0%
5枠 0-1-1-18 0% 5.0% 10.0%
6枠 1-1-2-16 5.0% 10.0% 20.0%
7枠 0-2-0-18 0% 10.0% 10.0%
8枠 1-0-0-18 5.3% 5.3% 5.3%

単勝オッズ別の成績をチェック

過去10年の単勝オッズ別成績を調べると、「2.9倍以下」の支持を受けた馬は3頭のうち2頭が連対しているものの、それに続く「3.0〜4.9倍」の馬は15頭のうち連対したのが2頭だけといまひとつ。それに対し、「5.0〜6.9倍」のエリアは12頭のうち4頭が連対と、まずまずの成績を残している。また、「10.0〜14.9倍」の馬が3頭優勝している点も頭に入れておきたい。〔表2〕

〔表2〕
単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 1-1-0-1 33.3% 66.7% 66.7%
3.0〜4.9倍 1-1-2-11 6.7% 13.3% 26.7%
5.0〜6.9倍 2-2-1-7 16.7% 33.3% 41.7%
7.0〜9.9倍 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
10.0〜14.9倍 3-1-3-15 13.6% 18.2% 31.8%
15.0〜19.9倍 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
20.0〜49.9倍 1-2-0-30 3.0% 9.1% 9.1%
50.0〜99.9倍 0-2-2-18 0% 9.1% 18.2%
100倍以上 0-0-0-23 0% 0% 0%

GI、GII での経験が糧になる?

過去10年の東京新聞杯では「4走前までにGI またはGII で5着以下に敗れていた」という経歴を持っている馬が毎年連対している。これに該当した馬たちの中には、人気薄だった馬も少なくない。予想するときには、この点を組み入れてみると面白いかもしれない。〔表3〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表3〕
4走前までにGI またはGII で5着以下に敗れていた東京新聞杯連対馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 該当レース
2007年 2着 エアシェイディ 3走前 産経賞オールカマー 5着
2008年 1着 ローレルゲレイロ 2走前 マイルCS 16着
2009年 2着 キャプテンベガ 4走前 毎日王冠 13着
2010年 2着 トライアンフマーチ 2走前 菊花賞 9着
2011年 1着 スマイルジャック 前走 マイルCS 6着
2012年 1着 ガルボ 2走前 阪神C 6着
2013年 1着 クラレント 前走 阪神C 5着
2014年 1着 ホエールキャプチャ 前走 エリザベス女王杯 6着
2着 エキストラエンド 2走前 毎日王冠 9着
2015年 2着 アルフレード 4走前 京王杯スプリングC 10着
2016年 1着 スマートレイアー 前走 エリザベス女王杯 5着
2着 エキストラエンド 4走前 安田記念 9着
該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

1月に出走していた馬にも要注目

過去10年の東京新聞杯では、「このレースが年明け2戦目だった」という馬が2009年を除いて連対している。該当馬の年明け初戦は、中山金杯、京都金杯、ニューイヤーSのいずれか。今年もこれらのレースから臨んでくる馬には要注目と言えそうだ。〔表4〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表4〕
東京新聞杯が年明け2戦目だった連対馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 前走
2007年 1着 スズカフェニックス 京都金杯 5着
2008年 2着 リキッドノーツ 京都金杯 12着
2010年 1着 レッドスパーダ ニューイヤーS 1着
2011年 2着 キングストリート ニューイヤーS 5着
2012年 1着 ガルボ ニューイヤーS 2着
2着 コスモセンサー ニューイヤーS 1着
2013年 2着 ダイワマッジョーレ 中山金杯 5着
2014年 2着 エキストラエンド 京都金杯 1着
2015年 2着 アルフレード ニューイヤーS 9着
2016年 2着 エキストラエンド 京都金杯 7着
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近走で東京・芝コースのレースを連対していた馬が5連勝中

過去5年の東京新聞杯では、「3走前までに東京競馬場・芝コースのレースで連対していた」という経歴を持っていた馬が優勝している。いずれの馬も芝1600mまたは芝1800mのレースで連対を果たしていた。また、ホエールキャプチャとスマートレイアーの牝馬2頭は、東京新聞杯でそれぞれ8番人気、5番人気と、あまり評価が高くなかった点も書き添えておきたい。〔表5〕

(浅野靖典)

※表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕
過去5年の優勝馬は3走前までに東京競馬場・芝コースのレースで連対していた

年度 優勝馬 該当レース
2012年 ガルボ 3走前 キャピタルS 2着
2013年 クラレント 3走前 富士S 1着
2014年 ホエールキャプチャ 2走前 府中牝馬S 1着
2015年 ヴァンセンヌ 2走前 2014エクセレントJT 1着
2016年 スマートレイアー 2走前 府中牝馬S 2着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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