今週の注目レース

シルクロードステークス(GIII)

京都競馬場 1200m(芝)ハンデ 4歳以上オープン

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春のスプリント王への登竜門

シルクロードSは約2か月後に行われる高松宮記念を目指すメンバーが集まる重賞。2008年の優勝馬ファイングレインは、ここでの勝利を高松宮記念制覇へとつなげた。また、2012年には後のスプリント王・ロードカナロアが優勝している。今回は、過去10年のレース結果を参考に、レースの傾向を見ていこう。

内枠が優勢だが

京都競馬場・芝1200mはスタート直後から3コーナー付近まで上り勾配があるが、その後4コーナーにかけては下りとなり、最後の直線は平坦で、スピードのある馬がその実力を発揮しやすいコース形態となっている。過去10年の枠番別成績を調べると、「1枠」と「2枠」の成績が良好で、全体的に内寄りの枠に好走馬が多くなっている。ただし、内寄りの枠の中でも「3枠」の連対が過去10年で1回だけとなっているのは気になるところだ。〔表1〕

〔表1〕
枠番別成績(過去10年)

枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 3-2-1-14 15.0% 25.0% 30.0%
2枠 2-3-0-15 10.0% 25.0% 25.0%
3枠 0-1-1-18 0% 5.0% 10.0%
4枠 2-1-3-14 10.0% 15.0% 30.0%
5枠 1-0-2-17 5.0% 5.0% 15.0%
6枠 2-0-0-18 10.0% 10.0% 10.0%
7枠 0-2-0-18 0% 10.0% 10.0%
8枠 0-1-3-17 0% 4.8% 19.0%

単勝オッズ別の成績に偏りあり

過去10年の単勝オッズ別成績を調べると、優勝馬10頭のうち8頭は単勝「6.9倍以下」の支持を受けていた。ただし、「6.9倍以下」だった馬が3着になっていないのは興味深い。また、「10.0〜14.9倍」だった馬が好成績であるのに対し、「15.0〜19.9倍」の馬が3着以内に入っていない点も特徴的と言えるだろう。〔表2〕

〔表2〕
単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
3.9倍以下 2-1-0-4 28.6% 42.9% 42.9%
4.0〜6.9倍 6-2-0-10 33.3% 44.4% 44.4%
7.0〜9.9倍 0-3-2-8 0% 23.1% 38.5%
10.0〜14.9倍 2-2-3-13 10.0% 20.0% 35.0%
15.0〜19.9倍 0-0-0-18 0% 0% 0%
20.0〜49.9倍 0-0-2-32 0% 0% 5.9%
50.0〜99.9倍 0-2-1-20 0% 8.7% 13.0%
100倍以上 0-0-2-26 0% 0% 7.1%

5歳馬と6歳馬が中心

過去10年の年齢別成績を調べると、好走馬の大半は5歳馬と6歳馬となっている。4歳馬は32頭が出走したが、連対したのはロードカナロア(2012年1着)とレディオブオペラ(2014年2着)だけ。その2頭は共に4連勝中と勢いがある馬だった。また、7歳以上の馬も苦戦気味。7歳で2着に入った2頭は、共に前走が阪神Cで10着以下という成績だった。〔表3〕

〔表3〕
年齢別成績(過去10年)

年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 1-1-0-30 3.1% 6.3% 6.3%
5歳 4-3-3-24 11.8% 20.6% 29.4%
6歳 5-4-4-28 12.2% 22.0% 31.7%
7歳 0-2-1-29 0% 6.3% 9.4%
8歳以上 0-0-2-20 0% 0% 9.1%

負担重量の変化をチェック

シルクロードSは負担重量がハンデキャップで争われる重賞。そこで、過去10年の出走馬の負担重量を前走時と比較して成績をまとめてみると、「前走より増加」していた馬の成績が良好。しかし、3着には1頭も入っていないところが面白い。逆に、3着馬10頭のうち8頭は負担重量が「前走より減少」していた馬だった。〔表4〕

〔表4〕
前走との負担重量の比較別成績(過去10年)

負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
前走より増加 5-3-0-27 14.3% 22.9% 22.9%
前走と同じ 2-3-2-43 4.0% 10.0% 14.0%
前走より減少 3-4-8-61 3.9% 9.2% 19.7%

近走の敗戦経験に要注目

過去10年のシルクロードSでは、「4走前までに、単勝4番人気以内で5着以下に敗れていた」という経験を持つ馬が2007年と2014年を除き連対している。例外となっている2014年は、13番人気で3着に入ったリトルゲルダが、前走の尾張Sで2番人気ながら11着に敗れていた。〔表5〕

〔表5〕
4走前までに「単勝4番人気以内で5着以下に敗れていた」シルクロードS連対馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 該当レース
08年 1着 ファイングレイン 2走前 ファイナルS 3番人気 9着
09年 1着 アーバンストリート 4走前 長岡京S 2番人気 6着
10年 1着 アルティマトゥーレ 前走 京阪杯 1番人気 8着
2着 ショウナンカザン 前走 阪神C 4番人気 5着
11年 2着 アーバニティ 2走前 オーロC 2番人気 7着
12年 2着 エーシンダックマン 2走前 アンコールS 2番人気 5着
13年 1着 ドリームバレンチノ 2走前 キーンランドC 2番人気 7着
15年 2着 サドンストーム 前走 淀短距離S 2番人気 5着
16年 1着 ダンスディレクター 3走前 京王杯スプリングC 4番人気 12着
該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載
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上位人気の支持に応えていた馬に注目

過去6年のシルクロードSでは、「3走前までに芝1200mのレースを単勝2番人気以内で連対していた」という馬が優勝している。今年も近走の芝1200mのレースで人気を集めて好走していた馬には要注目と言えるだろう。〔表6〕

(浅野靖典)

〔表6〕
3走前までに芝1200mのレースを単勝2番人気以内で連対していた優勝馬一覧(過去6年)

年度 優勝馬 該当レース
11年 ジョーカプチーノ 前走 ラピスラズリS 1番人気 1着
12年 ロードカナロア 前走 京阪杯 1番人気 1着
13年 ドリームバレンチノ 3走前 函館スプリントS 2番人気 1着
14年 ストレイトガール 前走 尾張S 1番人気 1着
15年 アンバルブライベン 3走前 福島民友C 2番人気 1着
16年 ダンスディレクター 2走前 CBC賞 1番人気 2着
該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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