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根岸ステークス(GIII)

東京競馬場 1400m(ダート)別定 4歳以上オープン

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ダート短距離戦線のトップクラスが集うGI 前哨戦

昨年の根岸Sで重賞初制覇を成し遂げたモーニンは、次走のフェブラリーSでも優勝を果たし、瞬く間にGI ウイナーへと上り詰めた。また、2012年のフェブラリーSを勝ったテスタマッタは、同年の根岸Sで3着に善戦していた。有力候補が集まるGI の前哨戦で上位に食い込み、主役の一角として3週間後の“本番”に駒を進めるのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、傾向の変化にも注目しつつ、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走の距離と着順に注目

過去10年の優勝馬10頭中6頭は、前走が「1500m以上」のレース(障害のレースを除く)だった。該当馬は3着内率27.5%と好走率も比較的高い。今年もまずは前走が今回より長い距離のレースだった馬に注目してみよう。〔表1〕

〔表1〕
前走の距離別成績(過去10年)

前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1400m以下 4-9-6-100 3.4% 10.9% 16.0%
1500m以上 6-1-4-29 15.0% 17.5% 27.5%
前走が障害のレースだった馬を除く

なお、前走が「1400m以下」のレースだった馬のうち、そのレースの着順が「6着以下」だった馬は、全て4着以下に敗れている。一方、「1着」だった馬は3着内率35.0%と好走率が高い。前走の距離が「1400m以下」だった馬を比較する際は、そのレースの着順を素直に評価したいところだ。〔表2〕

〔表2〕
前走の距離が「1400m以下」だった馬の、そのレースでの着順別成績(過去10年)

前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 2-9-3-26 5.0% 27.5% 35.0%
2着 0-0-0-11 0% 0% 0%
3着 2-0-1-10 15.4% 15.4% 23.1%
4着 0-0-1-7 0% 0% 12.5%
5着 0-0-1-4 0% 0% 20.0%
6着以下 0-0-0-42 0% 0% 0%

前年以降の実績が重要

2011年以降の過去6年の3着以内馬18頭は、いずれも前年の年明け以降に“JRAのオープンクラスのダート1400〜1600mのレース”で7着以内に入った経験がある馬だった。2010年以前はこの条件に該当しない馬の好走例もあったが、近年は上位人気に推されながら敗れてしまった例も少なくない。前年の年明け以降にJRAのオープンクラスのダート1400〜1600mのレースで好走経験がない馬は過信禁物だ。〔表3〕

〔表3〕
前年の年明け以降に“JRAのオープンクラスのダート1400〜1600mのレース”で7着以内に入った経験の有無別成績(過去6年)

経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 6-6-6-52 8.6% 17.1% 25.7%
なし 0-0-0-26 0% 0% 0%

近年は差し馬が優勢

過去4年の3着以内馬12頭は、いずれも前走の4コーナーの通過順が「3番手以下」だった。前走の4コーナーを「先頭」か「2番手」で通過していた馬は評価を下げるべきだろう。〔表4〕

〔表4〕
前走の4コーナーの通過順別成績(過去4年)

前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
2番手以内 0-0-0-13 0% 0% 0%
3番手以下 4-4-4-38 8.0% 16.0% 24.0%
前走が障害のレースだった馬を除く

また、過去4年の連対馬8頭は、いずれも前走がJRAの平地競走で、そのレースの上がり3ハロンタイム(推定)順位が「5位以内」だった。近年の傾向を重視するなら、前走で見せた“末脚”にも注目してみたい。〔表5〕

〔表5〕
前走がJRAのレースだった馬の、そのレースの上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去4年)

前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
5位以内 4-4-1-19 14.3% 28.6% 32.1%
6位以下 0-0-2-20 0% 0% 9.1%
前走が障害のレースだった馬を除く
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前年の武蔵野Sで好走していた馬が3連勝中

過去3年の優勝馬3頭は、いずれも前走が前年の武蔵野S、かつそのレースで4着以内に入っていた。これはすなわち、〔表1〕や〔表3〕で挙げた条件をクリアしていた馬ということでもある。また、この3頭は前走の4コーナーの通過順が3番手以下だった点、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が5位以内だった点も共通している。〔表4〕、〔表5〕を含め、強調材料が多い馬を素直に重視すべきだろう。〔表6〕

(伊吹雅也)

〔表6〕
優勝馬の「前走のレース」「前走の着順」「前走の4コーナーの通過順」「前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位」(過去3年)

年度 優勝馬 前走のレース 前走の着順 前走の4コーナーの通過順 前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位
14年 ゴールスキー 13年武蔵野S 4着 12番手 1位
15年 エアハリファ 14年武蔵野S 2着 3番手 3位
16年 モーニン 15年武蔵野S 3着 3番手 5位

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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