今週の注目レース

東海S(GII)

中京競馬場 1800m(ダート)別定 4歳以上オープン

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ビッグレースにつながる今年最初のJRAダート重賞

2015年の東海Sを制したコパノリッキーは、次走のフェブラリーSや秋のJBCクラシックで優勝し、同年のJRA賞最優秀ダートホースに選出された。また、昨年の東海Sで重賞初制覇を果たしたアスカノロマンは、同年のフェブラリーSとチャンピオンズCで共に3着に食い込んだ。約1か月後のフェブラリーSはもちろん、年間を通したダートGI・JpnI 戦線を展望する上で見逃せない一戦と言えるだろう。今回は2012年までこの時期に京都・ダート1800mで行われていた平安S(2007〜2012年の計6回)と、2013年以降過去4回の東海Sの計10レースを参考に、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

臨戦過程に注目

対象とした10レースの連対馬20頭中10頭は、前走が地方競馬のダートグレード競走を含む「GI・JpnI」だった。該当馬は連対率37.0%、3着内率44.4%と優秀な好走率をマーク。臨戦過程を比較する際は、前走が「GI・JpnI」だった馬を重視すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕
前走の条件別成績(対象とした10レース)

前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
GI・JpnI 5-5-2-15 18.5% 37.0% 44.4%
その他のレース 5-5-8-105 4.1% 8.1% 14.6%
「GI・JpnI」には地方競馬のダートグレード競走を含む

なお、前走が地方競馬のダートグレード競走を含む「GI・JpnI」ではなかった馬のうち、そのレースの着順が「8着以下」だった馬の好走例はなかった。前走が「GI・JpnI」以外のレースで8着以下に敗れていた馬は評価を下げたい。〔表2〕

〔表2〕
前走が「GI・JpnI」ではなかった馬の、そのレースの着順別成績(対象とした10レース)

前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
7着以内 5-5-8-58 6.6% 13.2% 23.7%
8着以下 0-0-0-47 0% 0% 0%

先行力の高い馬が優勢

対象とした10レースの3着以内馬30頭中17頭は、前走の4コーナーの通過順が「3番手以内」だった。該当馬は3着内率35.4%と好走率も高い。脚質を比較する際は、先行力の高さに注目すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕
前走の4コーナーの通過順別成績(対象とした10レース)

前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
3番手以内 7-5-5-31 14.6% 25.0% 35.4%
4番手以下 3-5-5-89 2.9% 7.8% 12.7%

近年は馬体重の重い馬が強い

2011、2012年の平安Sと2013年以降の東海Sの連対馬12頭中8頭は、前走の馬体重が「520s以上」だった。該当馬は連対率30.8%と好走率が高い。一方、前走の馬体重が「480s未満」だった馬は全て4着以下に敗れている。近年の傾向からは、馬体重も重要なポイントと言えそうだ。〔表4〕

〔表4〕
前走の馬体重別成績(対象とした6レース)

前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
480kg未満 0-0-0-15 0% 0% 0%
480〜519kg 1-3-6-39 2.0% 8.2% 20.4%
520kg以上 5-3-0-18 19.2% 30.8% 30.8%

前年以降にJRAのレースを勝ち切れていない馬は不振

2011、2012年の平安Sと2013年以降の東海Sの3着以内馬18頭中17頭は、前年の年明け以降に、“JRAの1600万下から上のクラスの1600〜1900mのレース”で優勝経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率3.1%と苦戦している。しばらく優勝から遠ざかっている馬はもちろん、近走で下級条件や地方のレース、1600m未満や1900mを超える距離のレースでしか優勝経験のない馬も、それぞれ評価を下げるべきだろう。〔表5〕

〔表5〕
前年の年明け以降に、“JRAの1600万下から上のクラスの1600〜1900mのレース”で優勝した経験の有無別成績(対象とした6レース)

経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 6-5-6-41 10.3% 19.0% 29.3%
なし 0-1-0-31 0% 3.1% 3.1%
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

強調材料が多い馬を選ぶべし

2011、2012年の平安Sと2013年以降の東海Sの優勝馬計6頭は、いずれも前走の4コーナーの通過順が3番手以内だった。また、この6頭は前走の馬体重が500s以上だった点、前年の年明け以降に、“JRAの1600万下から上のクラスの1600〜1900mのレース”で優勝経験があった点も共通している。勝ち馬を検討する際は、〔表3〕、〔表4〕、〔表5〕で挙げた傾向を特に重視してみたい。〔表6〕

(伊吹雅也)

〔表6〕
対象レースの優勝馬の「前走の4コーナーの通過順」「前走の馬体重」「前年の年明け以降に出走した“JRAの1600万下から上のクラスの1600〜1900mのレース”での最高着順」(対象とした6レース)

年度 優勝馬 前走の4コーナーの通過順 前走の馬体重 前年の年明け以降に出走した“JRAの1600万下から上のクラスの1600〜1900mのレース”での最高着順
11年 ダイシンオレンジ 3番手 500kg 1着(10年アンタレスS)
12年 ヒラボクキング 3番手 526kg 1着(11年平城京S)
13年 グレープブランデー 3番手 526kg 1着(12年阿蘇S)
14年 ニホンピロアワーズ 2番手 535kg 1着(13年平安S)
15年 コパノリッキー 先頭 527kg 1着(14年フェブラリーS)
16年 アスカノロマン 2番手 522kg 1着(15年アルデバランS)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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