今週の注目レース

アメリカJCC(GII)

中山競馬場 2200m(芝・外)別定 4歳以上オープン

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古馬中距離戦線のさらなる高みへ弾みをつけろ

昨年暮れの有馬記念で激しい戦いが繰り広げられた中山競馬場で、早くも2017年の古馬中距離戦線を展望する一戦が行われる。有馬記念で熱戦を演じた馬が出走する年もあり、中山コースへの適性など注目すべき点は多い。ここでは過去10年の結果を分析して、レースの傾向に迫っていく。

直近の単勝人気をチェック

過去10年の出走馬について、過去3走以内のGI を除く直近のレースでの単勝人気別に成績をまとめると、過去3走で全てGI に出走していたネヴァブション(2010年1着)を除けば、「1番人気」に支持された経験のあるグループが勝率で唯一20%を上回り、連対率・3着内率では「2番人気」組がトップの数値をマークしている。3着内率では、「6〜9番人気」組が「3番人気」組と並ぶ数値をマークしているものの、総じて上位人気に支持されていたグループが好走率で上位となっている。〔表1〕

〔表1〕
過去3走以内のGI を除く直近のレースでの単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 5-1-1-16 21.7% 26.1% 30.4%
2番人気 2-2-2-5 18.2% 36.4% 54.5%
3番人気 1-0-1-7 11.1% 11.1% 22.2%
4番人気 0-1-3-9 0% 7.7% 30.8%
5番人気 0-0-1-10 0% 0% 9.1%
6〜9番人気 1-5-2-28 2.8% 16.7% 22.2%
10番人気以下 0-1-0-30 0% 3.2% 3.2%
過去3走全てGI 1-0-0-0 100% 100% 100%

近走の最低着順にも注目

過去10年の出走馬について、過去3走以内のGI を除くレースでの最低着順別に成績を調べると、過去3走全てがGI だった前記のネヴァブションを除くと、3着内率でトップとなっているのは最低着順「5着」組(55.6%)で、それに「1着」組(44.4%)、「3着」組(37.5%)が続いている。近走のGI 以外のレースで大崩れしていない馬は、ノーマークにはできないだろう。〔表2〕

〔表2〕
過去3走以内のGI を除くレースでの最低着順別成績(過去10年)

最低着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 3-1-0-5 33.3% 44.4% 44.4%
2着 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
3着 1-0-2-5 12.5% 12.5% 37.5%
4着 1-0-2-8 9.1% 9.1% 27.3%
5着 0-1-4-4 0% 11.1% 55.6%
6〜9着 2-4-2-22 6.7% 20.0% 26.7%
10着以下 1-4-0-54 1.7% 8.5% 8.5%
過去3走全てGI 1-0-0-0 100% 100% 100%
海外競馬のレースを含む
競走中止はその競走の最下位として集計

前走で人気を下回る着順だった馬を警戒

過去10年の出走馬について、前走の単勝人気順と着順を比較して成績をまとめると、前走で「単勝人気順より着順が下」だった馬が10頭連対している。勝率・連対率では前走で「単勝人気順より着順が上」だったグループの数値が低くなっているものの、3着内率では各グループの間に大きな差は生じていない。注目したいのは、前走で「単勝人気順より着順が上」だった馬の中で優勝した3頭は、いずれも前走が有馬記念だったこと。有馬記念で単勝人気順を上回る好走を見せた馬が出走してきたら、軽視はできないだろう。〔表3〕

〔表3〕
前走の単勝人気順と着順の比較別成績(過去10年)

単勝人気順と着順の比較 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気で1着 1-0-1-6 12.5% 12.5% 25.0%
単勝人気順より着順が上 3-5-8-57 4.1% 11.0% 21.9%
単勝人気順と着順が同じ 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
単勝人気順より着順が下 5-5-1-37 10.4% 20.8% 22.9%
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前年のGII での連対実績が重要

2010年以降の過去7年の優勝馬について、前年に出走していたGII での最高着順を調べると、7頭全てに連対実績があり、うち5頭には1着になった実績があった。前年のGII で連対実績がある馬は、今年も注目しておきたい。〔表4〕

(河野道夫)

〔表4〕
優勝馬の前年のGII での最高着順(過去7年)

年度 優勝馬 前年のGII での最高着順
10年 ネヴァブション アメリカJCC(1着)
11年 トーセンジョーダン アルゼンチン共和国杯(1着)
12年 ルーラーシップ 金鯱賞(1着)
13年 ダノンバラード 日経新春杯(2着)
14年 ヴェルデグリーン 産経賞オールカマー(1着)
15年 クリールカイザー アルゼンチン共和国杯(2着)
16年 ディサイファ 札幌記念(1着)
該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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