今週の注目レース

日経新春杯(GII)

京都競馬場 2400m(芝・外)ハンデ 4歳以上オープン

データ分析関連動画

春の古馬中長距離戦線を占うハンデキャップ重賞

日経新春杯はGII のハンデキャップレースということもあり、GI 戦線を戦ってきた馬や、条件クラスを勝ち上がってきた上がり馬など、様々な路線から集まった馬たちの激突が注目を集める一戦だ。過去10年間だけでも単勝10番人気以下の馬が2勝を挙げ、1番人気馬の優勝は1回しかない。例年混戦となりがちなこのレースの傾向を、過去10年の結果から分析する。

前走のレース格に注目

過去10年の出走馬について、前走の条件別に成績をまとめると、前走「GI」組が勝率で唯一20%を超えている。連対率では「1600万下」組が2番手の数値をマーク、3着内率では該当馬は少ないものの「1000万下」組や「500万下」組が高い数値をマークするなど、前走で条件クラスに出走していた馬からも好走馬が出ていることは見逃せない。過去6年の優勝馬に限れば、「GI」組が4勝、「GII」組が1勝を挙げており、近年は前走で格の高いレースに出走していた馬が勝ち切る傾向にあるが、条件クラスからの臨戦馬の軽視は禁物だろう。〔表1〕

〔表1〕
前走の条件別成績(過去10年)

前走の条件 成績 勝率  連対率 3着内率
GI 4-0-1-14 21.1% 21.1% 26.3%
GII 1-1-3-21 3.8% 7.7% 19.2%
GIII 2-4-1-28 5.7% 17.1% 20.0%
オープン特別 1-1-3-27 3.1% 6.3% 15.6%
1600万下 1-4-0-19 4.2% 20.8% 20.8%
1000万下 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%
500万下 0-0-1-0 0% 0% 100%
重賞には地方競馬で行われたダートグレード競走を含む

近走での好走歴が重要

過去10年の出走馬について、過去3走で3着以内に入った回数別に成績を調べると、「2回以上」「1回」と「0回」との間に、好走率で大きな差がついている。連対馬20頭のうち18頭は「2回以上」と「1回」から送り出されており、近3走で3着以内に好走した経験のある馬を重視した方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕
過去3走で3着以内に入った回数別成績(過去10年)

3着以内に入った回数 成績 勝率  連対率 3着内率
2回以上 4-5-3-25 10.8% 24.3% 32.4%
1回 5-4-3-37 10.2% 18.4% 24.5%
0回 1-1-4-51 1.8% 3.5% 10.5%

負担重量別成績の傾向が特徴的

過去10年の出走馬の負担重量別成績を調べると、勝率では顕著な差は見られないものの、連対率で「55.0〜56.5kg」組が他を大きく上回る数値をマークしている。また、3着内率では、「52kg以下」組が数値を伸ばしており、軽ハンデ馬が3着に食い込むケースが多いことがわかる。この辺りのデータを参考にしてみるのもよさそうだ。〔表3〕

〔表3〕
負担重量別成績(過去10年)

負担重量 成績 勝率  連対率 3着内率
52kg以下 2-0-5-23 6.7% 6.7% 23.3%
53〜54.5kg 2-2-0-40 4.5% 9.1% 9.1%
55〜56.5kg 5-8-3-36 9.6% 25.0% 30.8%
57kg以上 1-0-2-14 5.9% 5.9% 17.6%

前年の年明け初戦で好走していた馬が強い

2011年以降の過去6年の優勝馬は、いずれも前年の年明け初戦で「3着以内」に入っていた。日経新春杯では出走馬のほとんどが年明け初戦を迎えることになるが、前年の年明け初戦で好走していた馬が、翌年も同じように年明け初戦となった本レースで好結果を残すケースが続いている。〔表4〕

(河野道夫)

〔表4〕
優勝馬の前年の年明け初戦での着順(過去6年)

年度 優勝馬 前年の年明け初戦
11年 ルーラーシップ 若駒S(2着)
12年 トゥザグローリー 京都記念(1着)
13年 カポーティスター 3歳新馬(2着)
14年 サトノノブレス つばき賞(1着)
15年 アドマイヤデウス 梅花賞(3着)
16年 レーヴミストラル 3歳未勝利(2着)

ご注意

当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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