今週の注目レース

京都金杯(GIII)

京都競馬場 1600m(芝・外)ハンデ 4歳以上オープン

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伏兵に要注意のマイル戦

過去10年の京都金杯で、単勝5番人気以下の馬が2着以内に入らなかったのは、2008年と2012年の2回だけ。昨年も13番人気のテイエムタイホーが2着に食い込むなど、伏兵馬に注意が必要と言える重賞だ。また、昨年は出走馬17頭のうち14頭の単勝オッズが40倍以下と、全体的に拮抗したオッズになることもしばしばある。ハンデ戦でもあり、かなりの混戦模様となることが多いだけに、過去10年のデータから傾向をしっかりとチェックしておきたい。

単勝人気の傾向をチェック

京都金杯は単勝2番人気馬が大不振。2番人気馬の優勝は1985年のメジロトーマスまでさかのぼらなければならない。1986年以降の過去31年で2着に入った馬も、1993年のエイシンテネシー、2012年のダノンシャークの2頭だけだ。過去10年に限れば、2番人気馬は3着に3頭入っており3着内率では40.0%をマークしているものの、連対したのは前出のダノンシャークのみと、2番人気馬がいまひとつということは覚えておいてもいいだろう。〔表1〕

〔表1〕
単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-3-0-6 10.0% 40.0% 40.0%
2番人気 0-1-3-6 0% 10.0% 40.0%
3番人気 3-2-0-5 30.0% 50.0% 50.0%
4番人気 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
5番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
6、7番人気 4-1-3-12 20.0% 25.0% 40.0%
8番人気以下 0-2-3-87 0% 2.2% 5.4%

続いて、過去10年の単勝オッズ別の成績をチェックしてみると、「4.9倍以下」の馬については人気ほどの信頼度に乏しい印象だ。その反面、「10.0〜14.9倍」の馬が3着内率50.0%という結果を残している点は注目できる。上位人気が拮抗したオッズになることが多いだけに、単勝オッズもチェックしておく必要がありそうだ。〔表2〕

〔表2〕
単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
4.9倍以下 1-4-1-8 7.1% 35.7% 42.9%
5.0〜6.9倍 2-3-2-7 14.3% 35.7% 50.0%
7.0〜9.9倍 2-0-1-17 10.0% 10.0% 15.0%
10.0〜14.9倍 5-2-2-9 27.8% 38.9% 50.0%
15.0〜29.9倍 0-0-1-19 0% 0% 5.0%
30.0〜49.9倍 0-1-2-23 0% 3.8% 11.5%
50倍以上 0-0-1-49 0% 0% 2.0%

内枠が優勢

過去10年の京都金杯は出走取消があった2010年を除き全て16頭以上で行われているが、枠番別成績を調べると、内枠の成績が良好になっている。「1枠」と「2枠」で合計5勝を挙げ、連対馬20頭のうち16頭が「1〜4枠」の馬だった。予想をするときにはこの傾向を頭に入れておくべきだろう。〔表3〕

〔表3〕
枠番別成績(過去10年)

枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 3-2-1-14 15.0% 25.0% 30.0%
2枠 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%
3枠 0-3-2-15 0% 15.0% 25.0%
4枠 3-2-2-13 15.0% 25.0% 35.0%
5枠 1-0-3-16 5.0% 5.0% 20.0%
6枠 1-0-0-18 5.3% 5.3% 5.3%
7枠 0-1-0-20 0% 4.8% 4.8%
8枠 0-1-1-20 0% 4.5% 9.1%

前走の距離に要注意

過去10年の出走馬の前走の距離別成績をまとめてみると、好結果を残しているのは前走が「1600m」または「1800m」だった馬。「2000m以上」から臨んだ馬が2着以内に1頭も入っていない点は特徴的といえる。また、「1400m以下」から臨んだ馬も2着以内に入ったのが3頭だけと、いまひとつの成績になっている。〔表4〕

〔表4〕
前走の距離別成績(過去10年)

前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1200m 0-0-0-3 0% 0% 0%
1400m 1-2-4-33 2.5% 7.5% 17.5%
1600m 5-4-3-43 9.1% 16.4% 21.8%
1800m 4-4-1-29 10.5% 21.1% 23.7%
2000m以上 0-0-2-24 0% 0% 7.7%

3走前までの着順にも要注目

過去10年の京都金杯では、「3走前までに、2着以内と9着以下の両方があった」という馬が2012年を除き連対している。2013年以降は該当馬が1頭だけ連対しているのも面白いところ。また、例外となっている2012年も、10番人気で3着に入ったアスカトップレディが「2走前1着、前走10着」と、この条件に該当していた。〔表5〕

〔表5〕
3走前までに2着以内と9着以下の両方があった京都金杯連対馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 2着以内だったレース 9着以下だったレース
07年 2着 エイシンドーバー 前走 1着 2走前 12着
08年 1着 エイシンデピュティ 前走 2着 2走前 14着
09年 1着 タマモサポート 前走 1着 3走前 12着
2着 マルカシェンク 3走前 1着 2走前 13着
10年 2着 スマートギア 前走 2着 2走前 12着
11年 1着 シルポート 前走 1着 3走前 12着
13年 2着 トライアンフマーチ 3走前 1着 前走 11着
14年 1着 エキストラエンド 2走前 1着 前走 9着
15年 1着 ウインフルブルーム 2走前 1着 3走前 13着
16年 2着 テイエムタイホー 2走前 1着 前走 16着
2008年1着エイシンデピュティの2走前は8位入線14着降着
該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載
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近走の単勝人気と着順をチェック

過去4年の京都金杯では、「2走前までに単勝人気順と着順が同じ」だったことがある馬が優勝している。ちなみに、2013年の優勝馬ダノンシャークは京都金杯で単勝1番人気に支持されていたが、それ以外の3頭は3〜6番人気だった。今年もこのデータが継続されるのかどうか、注目してみる手はあるかもしれない。〔表6〕

(浅野靖典)

〔表6〕
過去4年の優勝馬は、2走前までに単勝人気順と着順が同じレースがあった

年度 優勝馬 該当レース 単勝人気 着順
13年 ダノンシャーク 前走 マイルCS 6番人気 6着
14年 エキストラエンド 前走 毎日王冠 9番人気 9着
15年 ウインフルブルーム 2走前 カシオペアS 1番人気 1着
16年 ウインプリメーラ 前走 リゲルS 5番人気 5着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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