今週の注目レース

京都記念(GII)

京都競馬場 2200m(芝・外)別定 4歳以上オープン

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ビッグタイトルに照準を合わせた一線級の古馬が激突

過去10年の優勝馬10頭のうち、4頭が同年のJRA・GI を制している。2010年の優勝馬ブエナビスタはヴィクトリアマイルと天皇賞(秋)を制し同年のJRA賞年度代表馬に輝いた。また、2013年の優勝馬トーセンラーがマイルチャンピオンシップでGI 初制覇。昨年の優勝馬ラブリーデイは宝塚記念と天皇賞(秋)を勝って、JRA賞最優秀4歳以上牡馬のタイトルを獲得した。ちなみに、過去10年の京都記念で2〜6着となった馬からも、同年のJRA・GI を制した馬が計6頭出ている。現役トップクラスの実力馬が集まる注目の一戦を制し、主役候補の一角として春のGI シリーズに駒を進めるのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

当レースと近い距離のGI で好走経験のある馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中、2006年2着のサクラセンチュリー、同3着のマーブルチーフ、2010年2着のジャガーメイルを除く27頭は、JRAの芝2000〜2500mのGI・JpnI で9着以内に入った経験がある馬だった。なお、前述のジャガーメイルには、2008年の香港ヴァーズ(G1、シャティン・芝2400m)で3着となった経験があった。まずは、芝2200m前後のGI での実績をチェックしておきたい。〔表1〕

〔表1〕
JRAの芝2000〜2500mのGI・JpnI で9着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)

経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-8-9-39 15.2% 27.3% 40.9%
なし 0-2-1-51 0% 3.7% 5.6%

前年以降にGI やGII で好走経験のある馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、前年以降にJRAのGI・JpnI またはGII・JpnII で4着以内に入った経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は連対例がなく、3着内率も5.0%にとどまっている。たとえ実績上位でも、前年の年明け以降にGI やGII で上位争いをしていない馬は評価を下げるべきだろう。〔表2〕

〔表2〕
前年以降にJRAのGI・JpnI またはGII・JpnII で4着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)

経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-10-8-52 12.5% 25.0% 35.0%
なし 0-0-2-38 0% 0% 5.0%

基本的には前走好走馬が強い

過去10年の3着以内馬延べ30頭中16頭は、前走の着順が「3着以内」だった。該当馬は3着内率も38.1%と比較的高い。どちらかと言えば前走で上位争いをしていた馬が強いレースである。〔表3〕

〔表3〕
前走の着順別成績(過去10年)

前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 6-7-3-26 14.3% 31.0% 38.1%
4着以下 4-3-7-64 5.1% 9.0% 17.9%

ただし、前走の着順が「4着以下」だった馬のうち、そのレースが「JRAか海外のGI」だった馬は3着内率39.1%と優秀な好走率をマークしている。前走が国内外のビッグレースだった馬は、巻き返す可能性もそれなりに高いと見てよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕
前走の着順が「4着以下」だった馬の、そのレースの条件別成績(過去10年)

前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
JRAか海外のGI 3-2-4-14 13.0% 21.7% 39.1%
その他のレース 1-1-3-50 1.8% 3.6% 9.1%

前走との間隔が詰まっている馬は割り引き

過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、前走との間隔が「中5週以上」だった。一方、「中4週以内」だった馬は連対例がなく、3着内率も6.8%にとどまっている。臨戦過程を比較する際は、前走との間隔に余裕がある馬を重視すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕
前走との間隔別成績(過去10年)

前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中4週以内 0-0-3-41 0% 0% 6.8%
中5週以上 10-10-7-49 13.2% 26.3% 35.5%
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近年はGI ウイナーが勝ち切れていない点に注意

2011年以降過去5年の優勝馬5頭は、いずれもJRAのGI で優勝経験がない馬だった。これら5頭が〔表1〕、〔表2〕で挙げた条件をクリアしていた点も共通しているように、基本的には実績馬を重視したいところだが、GI を優勝した経験がある馬は過信禁物と見るべきかもしれない。〔表6〕

(伊吹雅也)

〔表6〕
優勝馬の、「JRAのGI での最高着順」「JRAの芝2000〜2500mのGI での最高着順」「前年以降のJRAのGI・GII での最高着順」「前走との間隔」(過去5年)

年度 優勝馬 JRAのGI での最高着順 JRAの芝2000〜2500mのGI での最高着順 前年以降のJRAのGI・GII での最高着順 前走との間隔
11年 トゥザグローリー 3着(10年有馬記念) 3着(10年有馬記念) 2着(10年青葉賞) 中6週
12年 トレイルブレイザー 4着(11年ジャパンカップ) 4着(11年ジャパンカップ) 1着(11年アルゼンチン共和国杯) 中8週
13年 トーセンラー 3着(11年菊花賞) 7着(11年皐月賞) 4着(12年京都記念) 中22週
14年 デスペラード 7着(13年有馬記念) 7着(13年有馬記念) 1着(13年ステイヤーズS) 中7週
15年 ラブリーデイ 7着(13年日本ダービーほか) 7着(13年日本ダービー) 4着(14年金鯱賞) 中5週

ご注意

当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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