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出走馬情報



フォゲッタブル

3歳春のクラシックレースには出走が叶わなかったが、母エアグルーヴから受け継いだ非凡な資質は、秋を迎えて一気に開花した。セントライト記念3着で優先出走権を獲得して臨んだ菊花賞では7番人気ながら2着に好走、優勝したスリーロールスとはハナ差の大接戦だった。次走のステイヤーズSを快勝、続く前走の有馬記念を4着とコンスタントに使われながら結果を出し、古馬の一線級が相手でも十分に通用することを証明した。この中間も放牧には出さずに厩舎でしっかりと調教を積まれて仕上がりは良好。さらなる飛躍に向け、今季初戦から勝負ムードが漂っている。


ジャガーメイル
【2/13 7:25に出走取消】

芝3000m以上の距離経験は昨春の天皇賞(5着)のみだが、当時は香港遠征以来のレースで、4か月半の休み明けという厳しい臨戦過程。後方からメンバー中最速となる上がり3ハロン34秒5(推定)の末脚を発揮し、優勝したマイネルキッツと0秒4差なら、芝3000m以上の距離適性を疑問視する必要はないだろう。今回も昨年暮れの香港ヴァーズ(4着)以来の実戦だが、レース間隔は約2か月とそれほど空いておらず、帰国後の調整も順調そのもの。通算〔3・2・0・1〕と抜群の成績を誇る東京・芝コースなら、好勝負必至だろう。


ヒカルカザブエ

昨年は阪神大賞典(2着)と春の天皇賞(7着)の疲れを取るのに時間が掛かり、秋の使い出しが11月のアルゼンチン共和国杯(3着)となった。約6か月ぶりだったこの1戦で、後方から上がり3ハロン33秒5(推定)の末脚を繰り出して勝ち馬に0秒4差まで追い上げ、能力の高さをあらためてアピールした。今年初戦となった前走の中山金杯は7着に敗れたが、直線で前が詰まって完全に脚を余したもの。広々とした東京・芝コースに替わるのは大歓迎で、芝3400mへの距離延長も望むところだろう。先週まで4週連続重賞Vと絶好調の横山典弘騎手とのコンビも、実に心強い要素だ。



トウカイトリック

中山金杯で7歳馬のアクシオンとトウショウシロッコが1、2着し、アメリカジョッキークラブCでも7歳馬ネヴァブションが優勝して8歳馬シャドウゲイトが2着。2010年は年明けから高齢馬の活躍が目立っている。今年で8歳を迎えたこの馬も、まだまだ地力は健在だ。前走の万葉S(京都・芝3000m)では、最後の直線で外から伸びてきたモンテクリスエスをクビ差退け、2年ぶりに勝利の美酒を味わった。前々走のステイヤーズSでも優勝したフォゲッタブルと0秒3差の4着に入っており、芝の長距離レースでは常にマークが必要な1頭だ。


モンテクリスエス

JRAレコードで快勝した昨年のダイヤモンドS以来、勝ち星から遠ざかっているが、敗れたレースもGI を除けば、勝ち馬に大きく離されていない。特に、ここ2戦が好内容。前々走のステイヤーズS(3着)が勝ち馬のフォゲッタブルから0秒3差で、前走の万葉S(2着)は優勝したトウカイトリックと同タイムの接戦だった。走り自体は1戦ごとに確実に良くなってきた印象がある。上昇ムードで迎える今回の舞台は、重賞初勝利を飾った東京・芝3400m。勝ち負けを争う1頭だろう。


メインストリーム

4歳年上の半兄チェストウイングは、2006年ステイヤーズSの3着馬。前々走1000万下の天竜川特別(中京・芝2500m)と前走1600万下の松籟S(京都・芝2400m)を連勝したこの馬は、血統的にも芝の長距離で良さが出る下地があった。連勝したここ2戦ともにメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしたように、息の長い末脚が持ち味。〔2・2・0・2〕と上々の成績を残している東京コースに替わるのは大歓迎だろう。3連勝で重賞ウイナーの仲間入りをする可能性も秘めている。


東京・芝3400mを舞台に行われるダイヤモンドSは、ステイヤーズS(中山・芝3600m)に次ぐ、2番目に長い平地重賞レースだ。過去10年の優勝馬のうち、8頭がこのレースで重賞初制覇を飾っている。負担重量がハンデキャップで争われる長丁場だけに、GI 級の実績馬の参戦はあまり見られなかったが、今年は近年まれに見るほどの豪華な顔ぶれが揃った。5月2日に京都・芝3200mで行われる古馬の最高峰GI レース、天皇賞(春)を占う意味でも、見逃せない一戦となりそうだ。

昨年の菊花賞2着馬で、その後に平地最長距離重賞のステイヤーズSを制したフォゲッタブル(牡4・池江泰郎)。続く有馬記念でも4着に入っており、近走の充実ぶりは今回のメンバーの中でも随一と言えるだろう。4歳を迎えた今年は、古馬の中長距離路線で頂点の座を狙えそうな逸材。2010年の始動戦となるこのレースで、どんなパフォーマンスを見せるか、大いに注目だ。

ジャガーメイル(牡6・堀宣行)【2/13 7:25に出走取消】は、国際G1 の香港ヴァーズ(芝2400m)に2008年、2009年と2年続けて挑戦し、優勝馬と小差の3、4着。欧米の一流馬が参戦した世界トップクラスの競走での好走は、極めて価値が高い。国内でも、まだ重賞タイトルを手に入れていないが、2008年のアルゼンチン共和国杯、2009年の目黒記念とGII で2着2回の実績がある。 GIII のここなら、首位争い必至だろう。

ヒカルカザブエ(牡5・岡田稲男)は、昨春の阪神大賞典(2着)が実に強い競馬だった。2007年の菊花賞馬アサクサキングスとの叩き合いで最後はハナ差屈したが、芝の長丁場でトップクラスの馬と好勝負できる力があることを示した。前走の中山金杯は7着止まりも、優勝したアクシオンとのタイム差は0秒2。距離延長は大歓迎で、長期休養から復帰して3戦目となる今回は、重賞初制覇のチャンス十分。

トウカイトリック(牡8・野中賢二)は、前走で京都・芝3000mのオープン特別、万葉Sを勝利。8歳のベテランホースだが、今年も元気一杯だ。2007年のこのレースの優勝馬で、芝3000m以上の長丁場では〔3・3・3・8〕と抜群の実績を誇る。若い新興勢力の前に立ちはだかる可能性は大いにありそう。

モンテクリスエス(牡5・松田国英)は、昨年のこのレースの覇者。3分29秒4のJRAレコードをマークしての堂々たる勝利だった。芝3000m以上の距離では〔1・1・1・1〕と、4着以下に敗れたのは昨春の天皇賞(12着)のみ。現役でも屈指のスタミナを誇っており、連覇の期待も懸けられそう。

メインストリーム(牡5・角居勝彦)は、1600万下の松籟S(京都・芝2400m)を勝ち上がったばかりだが、昨年の菊花賞6着馬ヤマニンウイスカーに1馬身の差をつける完勝だった。昨秋以降、グングン力をつけてきている印象がある。重賞初挑戦で一気に相手関係は強化されるが、未知の魅力にあふれている。

ベルウッドローツェ(牡4・小島茂之)は、まだ1600万下クラスの身だが、連勝したここ2戦の内容が秀逸。前々走の500万下(京都・芝2400m)、前走1000万下のグッドラックH(中山・芝2500m)とも、芝の長丁場への高い適性を感じさせる完勝劇だった。ハンデキャップ重賞のここなら、格上挑戦でも上位進出のチャンスがありそう。

ポップロック(牡9・角居勝彦)は、2008年の阪神大賞典(3着)のあとは精彩を欠くレースが続いていたが、前走の万葉Sで5着に入り、久々に掲示板を確保。2006年のメルボルンCと有馬記念、2007年のジャパンカップと、国内外のビッグレースで2着3回の実力馬。復調気配となれば、軽視は禁物だろう。

メイショウドンタク(牡4・本田優)は、前走の万葉Sで勝ったトウカイトリックから0秒2差の3着。芝3000m以上のレースは初めてだったが、菊花賞馬の父マンハッタンカフェから豊富なスタミナを受け継いでいることを実証した。まだ伸びしろの大きい4歳馬。重賞のここでも好走できるようなら、今後の楽しみが広がる。

エーシンダードマン(牡6・大久保龍志)は、勝ち味に遅いタイプでまだ1600万下クラスの身だが、相手なりに走れるタイプ。2007年の菊花賞ではアサクサキングスから0秒4差の4着に入っている。うまく立ち回れば、上位に食い込むチャンスはあるかもしれない。

(鳥谷越 明)

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。