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各カテゴリーの代表が秋の府中で激突!「第140回 天皇賞(秋)」
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データ分析
各カテゴリーの代表が秋の府中で激突!「第140回 天皇賞(秋)」
天皇賞は1983年まで、春秋とも芝3200mで開催されていた。しかし、1984年からは秋の天皇賞が芝2000mにリニューアル。長距離を得意とするステイヤーだけでなく、中距離馬やマイラーなど、さまざまなカテゴリーのトップホースが覇を競い合う一戦となっている。近年は牝馬や3歳馬の活躍も目立ち、ますます難解になった印象だ。今回は中山競馬場で開催された2002年を含む、過去10年の傾向を中心に分析していこう。






HIGHLOW


GI ウイナーに注目!

過去10年の3着以内馬30頭中延べ16頭は、2歳限定を除く芝2500m以下のJRAのGI・JpnI で優勝経験があった。このうち、12頭は天皇賞(秋)で単勝オッズ「10倍未満」の支持を集めていたが、2004年に単勝オッズ38.3倍で2着となったダンスインザムード(2004年桜花賞1着)など、単勝オッズ「10倍以上」の馬が3着以内に4頭も入っている。ビッグレースで頂点を極めた“GI ホース”は、人気にかかわらずチェックしておこう。〔表1〕
〔表1〕 2歳限定を除く芝2500m以下のJRAのGI・JpnI で優勝経験がある馬の、単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
10倍未満 6-3-3-11 26.1% 39.1% 52.2%
10倍以上 1-1-2-12 6.3% 12.5% 25.0%
7-4-5-23 17.9% 28.2% 41.0%

近年は京都大賞典組が不振!?

過去10年の3着以内馬30頭中延べ20頭は、前走で「JRAのGII・JpnII」に出走していた。好走率の面では、前走が「JRAのGI・JpnI」だった馬にやや劣るものの、やはり前哨戦として直近の「JRAのGII・JpnII」を使った馬が中心と言えるだろう。なお、前走が「JRAのGIII・JpnIII」だった馬の連対はなく、前走がオープン特別や条件クラスなど「その他のJRAのレース」だった馬もすべて4着以下に敗れていた。〔表2〕

次に、前走が「JRAのGII・JpnII」だった馬について、前走のレース別成績を調べてみると、2004年以前と2005年以降では大きな違いが見つかった。2004年以前について見ると、前走で「JRAのGII・JpnII」に出走し、天皇賞(秋)で連対を果たした8頭のうち6頭が、前走「京都大賞典」組だった。一方、前走「毎日王冠」組の連対はなく、「その他のJRAのGII・JpnII」だった馬も好走例は少ない。〔表3〕

しかし、2005年以降について見ると、前走「毎日王冠」組をはじめとする4レースから臨んだ馬が連対しており、その一方で、前走「京都大賞典」組はすべて4着以下に敗れている。近年の傾向を重視するなら、さまざまな前走「GII・JpnII」組に注目したいところだ。〔表4〕
〔表2〕 前走の条件別成績(過去10年)

前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
JRAのGI・JpnI 2-2-2-14 10.0% 20.0% 30.0%
JRAのGII・JpnII 7-7-6-102 5.7% 11.5% 16.4%
JRAのGIII・JpnIII 0-0-2-10 0% 0% 16.7%
その他のJRAのレース 0-0-0-5 0% 0% 0%
海外のレース 0-1-0-1 0% 50.0% 50.0%
地方のレース 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%

〔表3〕 前走がJRAのGII・JpnII だった馬の、前走のレース別成績(1999年〜2004年)

前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
京都大賞典 3-3-1-10 17.6% 35.3% 41.2%
神戸新聞杯 1-0-0-0 100% 100% 100%
オールカマー 0-1-0-12 0% 7.7% 7.7%
毎日王冠 0-0-3-25 0% 0% 10.7%
その他のJRAのGII・JpnII 0-0-0-11 0% 0% 0%
4-4-4-58 5.7% 11.4% 17.1%

〔表4〕 前走がJRAのGII・JpnII だった馬の、前走のレース別成績(2005年以降)

前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
毎日王冠 2-1-0-25 7.1% 10.7% 10.7%
札幌記念 1-0-1-1 33.3% 33.3% 66.7%
オールカマー 0-1-0-6 0% 14.3% 14.3%
産経大阪杯 0-1-0-0 0% 100% 100%
神戸新聞杯 0-0-1-1 0% 0% 50.0%
京都大賞典 0-0-0-9 0% 0% 0%
その他のJRAのGII・JpnII 0-0-0-2 0% 0% 0%
3-3-2-44 5.8% 11.5% 15.4%

前走連対馬が強い!

過去10年の連対馬20頭中延べ15頭は、前走でも「2着以内」に好走していた。3着内率を見ても、前走で「2着以内」だった馬が、前走で「3着以下」だった馬に大きな差をつけていた。各路線のトップホースが集まるレベルの高い一戦だけに、前走で連対を果たせなかった馬は割り引きが必要だろう。〔表5〕
〔表5〕 前走の着順別成績(過去10年)

前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 8-7-6-61 9.8% 18.3% 25.6%
3着以下 2-3-4-75 2.4% 6.0% 10.7%

「乗り替わり」はマイナス材料!?

過去10年の3着以内馬30頭中延べ24頭は、「前走と同じ騎手」が騎乗していた。「前走と違う騎手」を鞍上に迎えた馬は、3着内率10.2%と苦戦している。〔表6〕

「前走と違う騎手」、いわゆる“乗り替わり”だった馬について、単勝人気別成績を調査したところ、単勝「1番人気」に推された4頭はすべて連対を果たしたものの、単勝「2番人気以下」で3着以内に入ったのは、2003年3着のテンザンセイザ(単勝10番人気)、2004年2着のダンスインザムード(単勝13番人気)だけだった。最有力と目されるほどの馬ならともかく、やや注目度の落ちる馬が“乗り替わり”で好走するのは難しいようだ。〔表7〕
〔表6〕 騎手別成績(過去10年)

騎手 成績 勝率 連対率 3着内率
前走と同じ騎手 7-8-9-83 6.5% 14.0% 22.4%
前走と違う騎手 3-2-1-53 5.1% 8.5% 10.2%

〔表7〕 前走と違う騎手が騎乗していた馬の、単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-1-0-0 75.0% 100% 100%
2番人気以下 0-1-1-53 0% 1.8% 3.6%

牝馬が侮れない!

天皇賞(秋)に出走した牝馬は過去10年で延べ13頭いるが、そのうち6頭が3着以内に健闘しており、すべてのカテゴリーで「牡馬・せん馬」の3倍近い数値をマークしていた。昨年は1着ウオッカ、2着ダイワスカーレットと、牝馬がワンツーフィニッシュを果たした。2週間後に牝馬限定のエリザベス女王杯が開催されるにもかかわらず、あえて牡馬相手の天皇賞(秋)に照準を合わせてきた牝馬は要注目だ。〔表8〕

(伊吹雅也)
〔表8〕 性別別成績(過去10年)

性別 成績 勝率 連対率 3着内率
牡馬・せん馬 8-8-8-129 5.2% 10.5% 15.7%
牝馬 2-2-2-7 15.4% 30.8% 46.2%

出走馬プロフィール


HIGHLOW
東京競馬場ではJRAプレミアムレースの第140回天皇賞(秋)(GI)(11月1日 東京 芝・2,000m フルゲート18頭)が行われます。牝馬として史上初の連覇を目指すウオッカ(牝5 父:タニノギムレット 栗東・角居勝彦)、前々走の宝塚記念でGI 2勝目を挙げたドリームジャーニー(牡5 父:ステイゴールド 栗東・池江泰寿)、前哨戦の毎日王冠を快勝したカンパニー(牡8 父:ミラクルアドマイヤ 栗東・音無秀孝)、昨年の菊花賞馬オウケンブルースリ(牡4 父:ジャングルポケット 栗東・音無秀孝)などがラインナップに名を連ねています。

参考レース



競走成績・レース映像
2009年6月7日
第59回 安田記念(GI)

優勝:ウオッカ
2着:ディープスカイ
3着:ファリダット



競走成績・レース映像
2009年6月28日
第50回 宝塚記念(GI)

優勝:ドリームジャーニー
2着:サクラメガワンダー
3着:ディープスカイ



競走成績・レース映像
2009年8月23日
第45回 札幌記念(GII)

優勝:ヤマニンキングリー
2着:ブエナビスタ
3着:サクラオリオン



競走成績・レース映像
2009年8月30日
第45回 新潟記念(GIII)

優勝:ホッコーパドゥシャ
2着:サンライズベガ
3着:メイショウレガーロ



競走成績・レース映像
2009年9月12日
第60回 朝日チャレンジC(GIII)

優勝:キャプテントゥーレ
2着:ブレイクランアウト
3着:トーホウアラン



競走成績・レース映像
2009年9月27日
第55回 産経賞オールカマー(GII)

優勝:マツリダゴッホ
2着:ドリームジャーニー
3着:シンゲン



競走成績・レース映像
2009年10月11日
第60回 毎日王冠(GII)

優勝:カンパニー
2着:ウオッカ
3着:ハイアーゲーム



競走成績・レース映像
2009年10月11日
第44回 京都大賞典(GII)

優勝:オウケンブルースリ
2着:スマートギア
3着:トーセンキャプテン

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。