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クラシック最後の勲章をかけた戦い! 「第70回 菊花賞」
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データ分析
クラシック最後の勲章をかけた戦い! 「第70回 菊花賞」
クラシック最終戦となる菊花賞。2005年にはディープインパクトが鮮やかに三冠制覇を達成、社会現象を巻き起こしたのは記憶に新しい。今年は高速決着となった皐月賞をアンライバルドが制し、40年ぶりの不良馬場で行われた日本ダービーではロジユニヴァースが底力を発揮して優勝。三冠最後のタイトルをかけた争いは、春の勢力に新たな上がり馬も加わって、クラシックらしい緊張感にあふれた、見応えあるレースが展開されるに違いない。ここでは過去10年の結果を中心に分析しながら、レース傾向にアプローチしていこう。






HIGHLOW


春のクラシック経験馬が優勢!

春のクラシックの出走経験馬と、不出走馬を比較すると、過去10年の優勝馬はともに5頭ずつでまったくの互角。勝率では「クラシック経験馬」がわずかにリードしているものの、その差は1.7%と接戦だ。しかし、連対率・3着内率に目を向けると、「クラシック不出走馬」の数値は、「クラシック経験馬」の数値を10%以上も下回り、明らかに“経験馬優勢”の傾向が示されている。ただし、「クラシック経験馬」でも、そのクラシックレースで4着以下の実績しかない馬は、44頭が出走して優勝ゼロというデータも、覚えておいて損はないだろう。〔表1〕
〔表1〕 春のクラシックでの最高着順別成績(過去10年)

春のクラシックでの最高着順 成績 勝率 連対率 3着内率
皐月賞か日本ダービーで優勝 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
同2着 2-1-1-10 14.3% 21.4% 28.6%
同3着 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
同4着以下 0-5-3-36 0% 11.4% 18.2%
春のクラシック
経験馬の合計
5-8-5-56 6.8% 17.6% 24.3%
春のクラシック
不出走
5-2-5-86 5.1% 7.1% 12.2%

上がり馬に要求される長距離実績!

〔表1〕で「クラシック経験馬」優勢の傾向が見て取れたが、12頭が3着以内に入っている「クラシック不出走馬」のチェックは不可欠だ。では、その12頭の共通点は何か? 〔表2〕に示したとおり、やはり長距離への適性は重要となる。連対馬7頭のうち、6頭が2200m以上のレースで3着以内に2回以上入った経験があった。唯一の例外は、2200m以上のレースが未経験だったソングオブウインド(2006年優勝)だけ。多くの馬が初めて経験する3000mの長丁場だけに、春以降に頭角を現してきた馬は、長距離での優れた実績が好走へのカギと言えそうだ。
〔表2〕 春のクラシック不出走馬の2200m以上の実績別成績(過去10年)

2200m以上の実績 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内2回以上 4-2-0-26 12.5% 18.8% 18.8%
3着以内1回 0-0-2-17 0% 0% 10.5%
3着以内なし 0-0-1-20 0% 0% 4.8%
未経験 1-0-2-23 3.8% 3.8% 11.5%

安定感高い神戸新聞杯組!

京都新聞杯が春に移設され、トライアルレースが現行のセントライト記念と神戸新聞杯の2レースとなった2000年以降の過去9年間において、前走のレース別成績を調べると、「神戸新聞杯」組が安定して高い数値をマークしていた。「神戸新聞杯」からの臨戦馬が多いのは確かだが、1〜3着を独占した年も4回を数え、3着以内馬の数も27頭中18頭(占有率約67%)と、同じくトライアルの「セントライト記念」組(3着以内馬4頭)を大きく引き離している。また、「1000万下」からの連対馬は2頭(マイネルデスポット2001年2着、デルタブルース2004年優勝)だが、この2頭には前走が芝2400m以上のレースに出走してともに3着以内の良績を挙げていたと言う共通点があった事は、記憶しておいてほしい。〔表3〕
〔表3〕 前走のレース別成績(2000年以降の過去9年)

前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
神戸新聞杯 7-4-7-44 11.3% 17.7% 29.0%
セントライト記念 1-2-1-29 3.0% 9.1% 12.1%
1000万下のレース 1-1-0-34 2.8% 5.6% 5.6%
札幌記念 0-1-0-2 0% 33.3% 33.3%
京都大賞典 0-1-0-0 0% 100% 100%
朝日チャレンジC 0-0-1-3 0% 0% 25.0%
その他のレース 0-0-0-18 0% 0% 0%

単勝オッズ1倍台の断然人気経験馬をチェック!

未知数な部分も多い3000mの長距離が舞台となるが、やはりクラシックレース。過去に高い素質を評価されていた馬に、好走例が多いようだ。〔表4〕は各馬が菊花賞までに出走したレースで、最も高い支持を受けていた“最低単勝オッズ”別のデータを集計したもの。実に3着以内馬30頭中23頭(占有率約77%)が、過去に単勝「1.0〜1.9倍」の高い支持を集めた経験があった。また、過去の“最低単勝オッズ”が「2倍以上」で優勝したのはヒシミラクル(2002年)、アサクサキングス(2007年)の2頭だが、前馬は2.0倍、後馬は2.4倍で、共に2.5倍を切っていた。その一方、過去の“最低単勝オッズ”が「3倍以上」だった馬は、優勝例がゼロと苦戦傾向にある。

(河野道夫)
〔表4〕 過去のレースでの最低単勝オッズ別成績(過去10年)

過去のレースでの最低単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.0〜1.9倍 8-6-9-63 9.3% 16.3% 26.7%
2.0〜2.9倍 2-1-1-36 5.0% 7.5% 10.0%
3.0〜4.9倍 0-2-0-31 0% 6.1% 6.1%
5.0倍以上 0-1-0-12 0% 7.7% 7.7%
2.0倍以上の合計 2-4-1-79 2.3% 7.0% 8.1%

※JRAで行われたレースのみを対象とした

出走馬プロフィール


HIGHLOW
京都競馬場では第70回菊花賞(JpnI)(10月25日 京都 芝・3,000m フルゲート18頭)が行われます。日本ダービーの2着馬リーチザクラウン(牡3 父:スペシャルウィーク 栗東・橋口弘次郎)、皐月賞馬アンライバルド(牡3 父:ネオユニヴァース 栗東・友道康夫)、神戸新聞杯の勝ち馬イコピコ(牡3 父:マンハッタンカフェ 栗東・西園正都)、セントライト記念を勝ったナカヤマフェスタ(牡3 父:ステイゴールド 美浦・二ノ宮敬宇)などが出走を予定しています。

参考レース



競走成績・レース映像
2009年4月19日
第69回 皐月賞(JpnI)

優勝:アンライバルド
2着:トライアンフマーチ
3着:セイウンワンダー



競走成績・レース映像
2009年5月31日
第76回 日本ダービー(JpnI)

優勝:ロジユニヴァース
2着:リーチザクラウン
3着:アントニオバローズ



競走成績・レース映像
2009年7月5日
第58回 ラジオNIKKEI賞(GIII)

優勝:ストロングガルーダ
2着:サニーサンデー
3着:ストロングリターン



競走成績・レース映像
2009年9月12日
第60回 朝日チャレンジC(GIII)

優勝:キャプテントゥーレ
2着:ブレイクランアウト
3着:トーホウアラン



競走成績・レース映像
2009年9月20日
第63回 セントライト記念(JpnII)

優勝:ナカヤマフェスタ
2着:セイクリッドバレー
3着:フォゲッタブル



競走成績・レース映像
2009年9月27日
第57回 神戸新聞杯(JpnII)

優勝:イコピコ
2着:リーチザクラウン
3着:セイウンワンダー

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。