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世界が注視する“アジアマイルチャレンジ”最終戦! 「第59回 安田記念」
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データ分析
世界が注視する“アジアマイルチャレンジ”最終戦! 「第59回 安田記念」
安田記念は日本ダービーの創設などに尽力したJRA初代理事長、安田伊左衛門氏の名を冠する伝統の一戦。また、2005年からアジアマイルチャレンジの最終戦として行われており、国際的にも注目を集めるレースとなった。さまざまな路線で実績を積み上げたトップホースのうち、『YASUDA KINEN』のタイトルを射止めて世界にその名を轟かせるのは一体どんな馬か? 過去10年の結果から、レースの傾向を分析してみよう。

「チャンピオンズマイル」で好走した香港馬に注目!

過去10年の「日本馬」と「海外馬」の成績を比較したところ、出走頭数で大きく上回る「日本馬」が8頭の優勝馬を含む3着以内馬24頭を送り出してはいるものの、率の上では、「海外馬」がすべてのカテゴリーで「日本馬」を上回っていた。「海外馬」では、2000年にフェアリーキングプローン(香港)が優勝して、ディクタット(UAE)が2着、2006年にはブリッシュラック(香港)が優勝を果たしたほか、昨年はアルマダ(香港)が2着に健闘している。〔表1〕

次に、海外馬の前走の成績を見ると、2005年以降に3着以内に入った4頭は、いずれも前走で「チャンピオンズマイル」に出走して、かつ3着以内の良績を挙げていた。今年も「チャンピオンズマイル」で善戦した馬にはぜひ注目してみたい。〔表2〕
〔表1〕 調教国別成績(過去10年)

調教国 成績 勝率 連対率 3着内率
海外(海外馬) 2-2-2-18 8.3% 16.7% 25.0%
日本(日本馬) 8-8-8-128 5.3% 10.5% 15.8%

〔表2〕 3着以内に入った海外馬の、前走成績(過去10年)

年度 着順 馬名 前走のレース 前走の着順
00年 1着 フェアリーキングプローン チェアマンズプライズ(香港) 2着
2着 ディクタット 京王杯スプリングC 6着
05年 3着 サイレントウィットネス チャンピオンズマイル(香港) 2着
06年 1着 ブリッシュラック チャンピオンズマイル(香港) 1着
3着 ジョイフルウィナー チャンピオンズマイル(香港) 3着
08年 2着 アルマダ チャンピオンズマイル(香港) 2着

巻き返しがあるのは実績馬だけ!

過去10年の安田記念で「3着以内」に入った日本馬24頭中16頭は、前走でも「3着以内」に健闘していた。国内外から実力馬が集まるレースだけに、前哨戦で好走していた馬の方が信頼できるようだ。〔表3〕

次に、前走「4着以下」から安田記念で「3着以内」に入った日本馬8頭について、JRAのGI・JpnI における最高着順を調査したところ、いずれも「JRAのGI・JpnI で5着以内」に入った経験があった。また、前走「4着以下」から巻き返して安田記念で連対を果たした5頭は、いずれも「JRAのGI・JpnI で連対」の経験があった。前走の内容がいまひとつでも、すでにJRAのGI・JpnI で好走した実績のある馬は要注目だ。〔表4〕
〔表3〕 日本馬の、前走の着順別成績(過去10年)

前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 6-5-5-58 8.1% 14.9% 21.6%
4着以下 2-3-3-70 2.6% 6.4% 10.3%

〔表4〕 前走4着以下から安田記念で3着以内に入った日本馬の、JRAのGI・JpnI における最高着順(過去10年)

年度 着順 馬名 前走の着順 JRAのGI・JpnI における最高着順
00年 3着 キングヘイロー 11着 1着
02年 2着 ダンツフレーム 4着 2着
03年 1着 アグネスデジタル 4着 1着
04年 1着 ツルマルボーイ 6着 2着
3着 バランスオブゲーム 4着 4着
05年 2着 スイープトウショウ 5着 1着
06年 2着 アサクサデンエン 15着 1着
07年 3着 ジョリーダンス 5着 5着

近年は「1〜4枠」の馬が大活躍!

過去10年の3着以内馬30頭中21頭は、「5〜8枠」の馬だった。「1〜4枠」に入った馬は、勝利数や勝率こそ「5〜8枠」と同等の成績を収めているものの、連対率や3着内率では大きな差をつけられている。〔表5〕

ただし、東京競馬場が改修された2003年以降について同様に調べてみると、「1〜4枠」と「5〜8枠」の連対率・3着内率はほとんど差がないものの、「1〜4枠」の馬が6年間で5勝を挙げる活躍ぶりで、勝率でも「5〜8枠」の馬を大きくリードしていた。〔表6〕
〔表5〕 枠番別成績(過去10年)

枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜4枠 5-1-3-69 6.4% 7.7% 11.5%
5〜8枠 5-9-7-77 5.1% 14.3% 21.4%

〔表6〕 枠番別成績(2003年以降の過去6年)

枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜4枠 5-1-2-40 10.4% 12.5% 16.7%
5〜8枠 1-5-4-50 1.7% 10.0% 16.7%


前哨戦で大敗した馬は苦戦必至!?

過去10年の出走馬176頭中、同年の読売マイラーズCに出走していた馬は46頭いた。このうち、「読売マイラーズCで3着以内」から「安田記念で3着以内」に入った馬は6頭いるのに対し、「読売マイラーズCで4着以下」だった馬は、安田記念でもすべて4着以下に敗れていた。〔表7〕

また、過去10年の出走馬176頭中、同年の京王杯スプリングCに出走していた馬は59頭いた。このうち、「京王杯スプリングCで3着以内」だった馬の3着内率は20.8%で、「京王杯スプリングCで4着以下」だった馬の3着内率8.6%を大きく上回っていた。主要な前哨戦で大敗していた馬は割り引きが必要のようだ。〔表8〕
〔表7〕 同年の読売マイラーズCでの着順別成績(過去10年)

同年の読売マイラーズCでの着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 1-1-4-13 5.3% 10.5% 31.6%
4着以下 0-0-0-27 0.0% 0.0% 0.0%

〔表8〕 同年の京王杯スプリングCでの着順別成績(過去10年)

同年の京王杯スプリングCでの着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 3-2-0-19 12.5% 20.8% 20.8%
4着以下 0-2-1-32 0.0% 5.7% 8.6%

※番外編
日本馬も外国産馬が優勢!


「日本馬」の生産国別成績を調査したところ、「海外」で生産・育成され、日本に輸入された“外国産馬”が、連対率15.4%、3着内率20.5%と優秀な成績を収めており、すべてのカテゴリーで「日本」で生産された“内国産馬”を上回っていた。2003年以降に限れば、〔2・2・1・9〕(3着内率35.7%)と、さらに好走率が上がっている。海外馬の活躍が目立つレースだけに、同じく「海外」で生産・育成された“外国産馬”にも注目してみよう。〔表9〕

(伊吹雅也)
〔表9〕 日本馬の、生産国別成績(過去10年)

生産国 成績 勝率 連対率 3着内率
日本 5-5-6-97 4.4% 8.8% 14.2%
海外 3-3-2-31 7.7% 15.4% 20.5%

出走馬プロフィール


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東京競馬場では第59回安田記念(GI)(6月7日 東京 1,600m・芝 フルゲート18頭)が行われます。前走のヴィクトリアマイルを快勝、連覇を狙うウオッカ(牝5 父:タニノギムレット 栗東・角居勝彦)、昨年NHKマイルCを制した舞台でGI・JpnI 3勝目を狙うディープスカイ(牡4 父:アグネスタキオン 栗東・昆貢)、悲願のGI 制覇を目指すスーパーホーネット(牡6 父:ロドリゴデトリアーノ 栗東・矢作芳人)、前走の高松宮記念でGI 初制覇を飾ったローレルゲレイロ(牡5 父:キングヘイロー 栗東・昆貢)、前哨戦の京王杯スプリングCで重賞初制覇を果たしたスズカコーズウェイ(牡5 父:Giant's Causeway 栗東・橋田満)などがラインナップに名を連ねています。

参考レース



競走成績・レース映像
2008年6月8日
第58回 安田記念(GI)

優勝:ウオッカ
2着:アルマダ
3着:エイシンドーバー



競走成績・レース映像
2009年3月29日
第39回 高松宮記念(GI)

優勝:ローレルゲレイロ
2着:スリープレスナイト
3着:ソルジャーズソング



競走成績・レース映像
2009年4月18日
第40回 読売マイラーズC(GII)

優勝:スーパーホーネット
2着:カンパニー
3着:スマイルジャック



競走成績・レース映像
2009年4月26日
チャンピオンズマイル(G1)

優勝:サイトウィナー
2着:エジプシャンラー
3着:ダオダオ



競走成績・レース映像
2009年5月16日
第54回 京王杯スプリングC(GII)

優勝:スズカコーズウェイ
2着:トウショウカレッジ
3着:ファリダット



競走成績・レース映像
2009年5月17日
第4回 ヴィクトリアマイル(GI)

優勝:ウオッカ
2着:ブラボーデイジー
3着:ショウナンラノビア

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。