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伝統の一戦で底力を見せろ!「第139回 天皇賞(春)」
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データ分析
伝統の一戦で底力を見せろ!「第139回 天皇賞(春)」
天皇賞(春)は、春シーズンにおける古馬の大一番。グレード制が導入される前は「八大競走」の1つに数えられていた伝統のあるこの競走は、3200mの距離で行われる。3000m以上の平地重賞競走は年間5レースしかなく、そこで好成績を挙げるためには高い総合力が必要とされる。だからこそこのレースが、春の古馬チャンピオンを決める一戦としてふさわしい威厳を持っているのだろう。さて、春の天皇賞にはどのような傾向があるのだろうか? さっそく過去10年のデータから見ていくことにしよう。





HIGHLOW


若い世代が圧倒!

過去10年間の年齢別成績を見てみると、7勝を挙げている4歳馬が圧倒的に優位。これに続くのが3着以内馬13頭を送り出す5歳馬で、優勝馬はすべてこの若い世代から出ている。6歳以上の馬で3着以内に入ったのは、2002年のナリタトップロード(6歳・1番人気3着)、2005年のビッグゴールド(7歳・14番人気2着)、2006年のリンカーン(6歳・2番人気2着)だけ。6歳以上の馬は、率の面でもかなりの劣勢となっている。最強のステイヤー決定戦と言われるこのレースでは、若い世代のパワーが優っているようだ。〔表1〕
〔表1〕 年齢別成績(過去10年)

年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 7-4-3-35 14.3% 22.4% 28.6%
5歳 3-4-6-30 7.0% 16.3% 30.2%
6歳 0-1-1-26 0% 3.6% 7.1%
7歳以上 0-1-0-27 0% 3.6% 3.6%

上位人気馬が優勢!

単勝人気別成績を調べてみると、天皇賞(春)では、単勝「1〜3番人気」の馬が好成績。7頭の優勝馬に加え、2・3着馬を各6頭ずつ送り出している。また、過去10年間のうち6回は、単勝3番人気以内の馬同士がワンツーフィニッシュを決めている。単勝上位人気馬の信頼度は、かなり高いレースと言えそうだ。〔表2〕
〔表2〕 単勝人気別成績(過去10年)

人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-0-3-3 40.0% 40.0% 70.0%
2番人気 2-2-3-3 20.0% 40.0% 70.0%
3番人気 1-4-0-5 10.0% 50.0% 50.0%
4〜6番人気 0-1-3-26 0% 3.3% 13.3%
7〜9番人気 1-1-1-27 3.3% 6.7% 10.0%
10番人気以下 2-2-0-54 3.4% 6.9% 6.9%

ステップレース別の成績は!?

春の天皇賞に出走する馬の多くは、「阪神大賞典」、「産経大阪杯」、「日経賞」のいずれかをステップレースに選んでいる。その3つのGII レースでの着順別成績をチェックしてみると、「阪神大賞典組・日経賞組の連対馬は好成績」、「産経大阪杯組は4着以下からの巻き返しが目立つ」という傾向が見つかった。今年の天皇賞(春)でも、前哨戦の着順と内容を今一度確認してみることをおすすめしたい。〔表3〕〔表4〕
〔表3〕 前走のレース別成績(過去10年)

前走レース名 成績 勝率 連対率 3着内率
阪神大賞典 4-4-6-37 7.8% 15.7% 27.5%
産経大阪杯 3-1-1-18 13.0% 17.4% 21.7%
日経賞 1-4-2-24 3.2% 16.1% 22.6%
その他のレース 2-1-1-39 4.7% 7.0% 9.3%

〔表4〕 前走が阪神大賞典、産経大阪杯、日経賞だった馬の、そのレースでの着順別成績(過去10年)

前走の着順 阪神大賞典 産経大阪杯 日経賞
1着 4-0-3-3 1-0-0-4 0-2-1-6
2着 0-3-1-4 0-0-0-4 0-1-1-3
3着 0-0-2-6 0-0-1-3 0-0-0-6
4着以下 0-1-0-24 2-1-0-7 1-1-0-9

前年の有馬記念との関連性も!?

過去10年の天皇賞(春)で連対した馬の戦歴をチェックしてみると、2005年を除く9回で、「その前年の有馬記念で単勝5番人気以内に支持されていた馬が連対している」という共通点が見つかった。有馬記念も2500mという長距離で行われるGI レース。前年のGI・JpnI で優勝、もしくは3着以内に入った実績があり、年末の総決算・有馬記念で高い支持を集めていた馬は、翌年の天皇賞(春)でも上位争いを演じる可能性は高いようだ。〔表5〕

(浅野靖典)
〔表5〕 前年の有馬記念で単勝5番人気以内に支持されていた天皇賞(春)連対馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 前年の有馬記念での単勝人気
99年 2着 メジロブライト 3番人気
00年 1着 テイエムオペラオー 5番人気
01年 1着 テイエムオペラオー 1番人気
2着 メイショウドトウ 2番人気
02年 1着 マンハッタンカフェ 3番人気
03年 1着 ヒシミラクル 5番人気
04年 2着 ゼンノロブロイ 3番人気
06年 1着 ディープインパクト 1番人気
07年 1着 メイショウサムソン 4番人気
08年 2着 メイショウサムソン 1番人気

出走馬プロフィール


HIGHLOW
京都競馬場では第139回天皇賞(春)(GI)(5月3日 京都 3,200m・芝 フルゲート18頭)が行われます。京都記念・阪神大賞典と重賞2連勝中のアサクサキングス(牡5 父:ホワイトマズル 栗東・大久保龍志)、昨年のジャパンカップを制したスクリーンヒーロー(牡5 父:グラスワンダー 美浦・鹿戸雄一)、前走の日経賞で重賞初制覇を果たしたアルナスライン(牡5 父:アドマイヤベガ 栗東・松元茂樹)、昨年の香港ヴァーズ3着馬ジャガーメイル(牡5 父:ジャングルポケット 美浦・堀宣行)などがラインナップに名を連ねています。

参考レース



競走成績・レース映像
2008年5月4日
第137回 天皇賞(春)(GI)

優勝:アドマイヤジュピタ
2着:メイショウサムソン
3着:アサクサキングス



競走成績・レース映像
2009年1月18日
第56回 日経新春杯(GII)

優勝:テイエムプリキュア
2着:ナムラマース
3着:タガノエルシコ



競走成績・レース映像
2009年2月15日
第59回 ダイヤモンドS(GIII)

優勝:モンテクリスエス
2着:ブレーヴハート
3着:スノークラッシャー



競走成績・レース映像
2009年3月22日
第57回 阪神大賞典(GII)

優勝:アサクサキングス
2着:ヒカルカザブエ
3着:ナムラクレセント



競走成績・レース映像
2009年3月28日
第57回 日経賞(GII)

優勝:アルナスライン
2着:マイネルキッツ
3着:モンテクリスエス



競走成績・レース映像
2009年4月5日
第53回 産経大阪杯(GII)

優勝:ドリームジャーニー
2着:ディープスカイ
3着:カワカミプリンセス

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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