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仁川の春を彩る無限の可能性に満ちた蕾たち!「第69回 桜花賞」
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データ分析
仁川の春を彩る無限の可能性に満ちた蕾たち!「第69回 桜花賞」
今年最初のクラシックレースは、イギリスの1000ギニーに範をとったマイルの距離で争われる牝馬限定の桜花賞。歴代の優勝馬には、競走馬として、さらには母として日本競馬界の歴史を彩ってきた名牝がズラリと並んでいる。また、昨年は3連単で700万円を超える高配当が飛び出すなど、意外な結末を迎えることも少なくない。波乱含みの激戦を制して、桜の大輪を咲かせるのは一体どの馬か?過去10年の結果から、レースの傾向を分析してみよう。





HIGHLOW


前走チューリップ賞組が中心!

前走のレース別成績を調べたところ、もっとも連対馬が多かったのは、5勝、9連対をマークしている前走「チューリップ賞組」だった。連対率も21.4%と、前走「フラワーC組」(27.3%、2勝3連対)に次ぐ高水準だ。また、前走「クイーンC組」は、3着内率で前走「チューリップ賞組」と互角の23.5%をマークしている。一方で、前走がそれ以外のレースだった馬は、連対率6.5%、3着内率12.0%と苦戦している。トライアル3レース(チューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネS)の比較では、桜花賞と同じコースで開催される「チューリップ賞組」に注目したいところだ。〔表1〕

前走がトライアル3レース、クイーンC、フラワーC以外だった馬のうち、桜花賞で3着以内に入った馬は〔表2〕のとおり3頭いるが、この3頭はいずれも前走が阪神・芝のレースで、そこで3着以内に好走していた。なお、この条件に該当しながら桜花賞で4着以下に敗れたのは、1999年のスティンガー(1番人気12着)だけである。
〔表1〕 前走のレース別成績(過去10年)

前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
チューリップ賞 5-4-1-32 11.9% 21.4% 23.8%
フィリーズレビュー 2-2-2-50 3.6% 7.1% 10.7%
フラワーC 2-1-0-8 18.2% 27.3% 27.3%
アネモネS 1-0-3-24 3.6% 3.6% 14.3%
クイーンC 0-1-3-13 0% 5.9% 23.5%
その他のレース 0-2-1-21 0% 8.3% 12.5%

「フィリーズレビュー」には、「報知杯4歳牝馬特別」の名称で行われていた1999年・2000年の成績を含む

〔表2〕 前走が桜花賞トライアル、フラワーC、クイーンC以外だった桜花賞3着以内馬一覧(過去10年)

年度 馬名 着順 前走の
レース
前走の
コース
前走の
着順
00年 マヤノメイビー 2 阪神3歳牝馬S 阪神芝1600m 3
01年 ムーンライトタンゴ 2 3歳500万下 阪神芝1600m 1
03年 アドマイヤグルーヴ 3 若葉S 阪神芝2000m 1

大敗からの巻き返しは難しい!?

前走で2着以下だった馬について、そのレースの1着馬とのタイム差別成績を見てみると、前走で1着馬に0秒6以上の差をつけられていた馬は、〔2・0・0・56〕(3着内率3.4%)と、ほとんど好走例がなかった。〔表3〕

前走で2着以下、かつそのレースの1着馬とのタイム差が1秒0以上だった馬のうち、桜花賞で優勝した2頭は、〔表4〕のとおり。どちらも前走が芝1600mのトライアルレースで、かつそのレースで1番人気に推されていた。オープンクラスで好走実績があり、前哨戦で人気を集めるほどの馬でないと、大敗からの巻き返しは難しいようだ。
〔表3〕 前走で2着以下だった馬の、そのレースの1着馬とのタイム差別成績(過去10年)

前走の1着馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
タイム差なし 2-0-1-5 25.0% 25.0% 37.5%
0秒1〜0秒2 1-1-1-22 4.0% 8.0% 12.0%
0秒3〜0秒5 1-4-3-22 3.3% 16.7% 26.7%
0秒6〜0秒9 0-0-0-29 0% 0% 0%
1秒0〜1秒9 2-0-0-21 8.7% 8.7% 8.7%
2秒0以上 0-0-0-6 0% 0% 0%
(前走1着馬) 4-5-5-43 7.0% 15.8% 24.6%

※前走がJRAのレースだった馬を対象とした

〔表4〕 前走が2着以下、かつそのレースの1着馬とのタイム差が1秒0以上だった桜花賞優勝馬一覧(過去10年)

年度 馬名 前走のレース 前走のコース 前走の人気 前走の着順 前走の1着馬とのタイム差
00年 チアズグレイス チューリップ賞 阪神芝1600m 1 10 1秒0
02年 アローキャリー アネモネS 中山芝1600m 1 8 1秒1

コース実績のある馬に注目!

“当該コースでの連対実績の有無別成績”を調べたところ、率の上では、「阪神・芝1600mで連対経験のあった馬」(連対率25.0%、3着内率32.5%)が、「阪神・芝1600mで連対経験のなかった馬」(連対率7.2%、3着内率12.3%)を大きく上回っていた。桜花賞と同じコースで好走実績のある馬は、しっかりチェックしておきたいところだ。〔表5〕
〔表5〕 阪神・芝1600mにおける連対経験の有無別成績(過去10年)

阪神・芝1600mにおける連対経験 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 4-6-3-27 10.0% 25.0% 32.5%
なし 6-4-7-121 4.3% 7.2% 12.3%

“乗り替わり”は割り引き!? 

過去10年の連対馬20頭中17頭は、前走と同じ騎手が騎乗していた。前走と異なる騎手が騎乗した場合、いわゆる“乗り替わり”のケースは〔2・1・4・54〕で、連対率4.9%と苦戦している。〔表6〕

さらに、前走で4着以下だった馬に限定して同様の調査を行ったところ、前走で4着以下、かつそのレースと異なる騎手が騎乗した馬は、〔1・0・0・30〕とさらに苦戦を強いられていた。繊細な3歳牝馬だけに、ビッグレース直前でのパートナー変更は、良い結果につながっていないようだ。〔表7〕

(伊吹雅也)
〔表6〕 前走の騎手別成績(過去10年)

前走の騎手 成績 勝率 連対率 3着内率
今回と同じ騎手 8-9-6-94 6.8% 14.5% 19.7%
今回と別の騎手 2-1-4-54 3.3% 4.9% 11.5%

〔表7〕 前走で4着以下だった馬の、そのレースの騎手別成績(過去10年)

前走の騎手 成績 勝率 連対率 3着内率
今回と同じ騎手 2-3-0-25 6.7% 16.7% 16.7%
今回と別の騎手 1-0-0-30 3.2% 3.2% 3.2%

出走馬プロフィール


HIGHLOW
阪神競馬場では第69回桜花賞(JpnI)(4月12日 阪神 1,600m・芝フルゲート18頭)が行われます。昨年の2歳女王ブエナビスタ(牝3 父:スペシャルウィーク 栗東・松田博資)、前走のフィリーズレビューで重賞初制覇を果たしたワンカラット(牝3 父:Falbrav 栗東・藤岡健一)、フラワーCを制したヴィーヴァヴォドカ(牝3 父:ダンスインザダーク 美浦・勢司和浩)、アネモネSを快勝したツーデイズノーチス(牝3 父:ヘクタープロテクター 美浦・斎藤誠)などが出走を予定しています。

参考レース



競走成績・レース映像
2008年12月14日
第60回 阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)

優勝:ブエナビスタ
2着:ダノンベルベール
3着:ミクロコスモス



競走成績・レース映像
2009年2月21日
第44回 クイーンC(GIII)

優勝:ディアジーナ
2着:ダノンベルベール
3着:エイブルインレース



競走成績・レース映像
2009年3月7日
第16回 チューリップ賞(JpnIII)

優勝:ブエナビスタ
2着:サクラミモザ
3着:ルージュバンブー



競走成績・レース映像
2009年3月14日
アネモネS

優勝:ツーデイズノーチス
2着:アンプレショニスト
3着:レイナクーバ



競走成績・レース映像
2009年3月15日
第43回 フィリーズレビュー(JpnII)

優勝:ワンカラット
2着:アイアムカミノマゴ
3着:レディルージュ



競走成績・レース映像
2009年3月21日
第23回 フラワーC(GIII)

優勝:ヴィーヴァヴォドカ
2着:ディアジーナ
3着:マジックシアター

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。