海外競馬発売

ベルモントステークス(G1)

フランス シャンティイ競馬場 2400m(芝)3歳以上 牡・牝

  • 発売開始時刻日本時間10月1日(日曜)10時00分

  • 発走予定時刻日本時間10月1日(日曜)23時05分

現地リポート

2017年9月29日(金曜)日本の悲願成就を目指すサトノダイヤモンド、サトノノブレスと週末の馬場状態

9月10日のフォワ賞(G2)後も、サトノダイヤモンド(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)とサトノノブレス(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)は引き続きシャンティイの小林智厩舎に滞在して、調整中。日本馬初の快挙に向けて調教が続けられている。現地時間27日(水曜)には、エーグル調教場の周回芝コースで芝1400mの併せ馬を消化。最終追い切りを無事に走り終え、いよいよ決戦の時が迫ってきた。

  • 最終追い切り(9月25日)
    サトノダイヤモンド(左)とサトノノブレス(右)

  • 追い切り後の共同会見に答えるルメール騎手

日本からの報道陣、そして海外のメディアを含めた80人が見守る中行われた最終追い切りは、田中博康技術調教師が騎乗したサトノノブレスが3〜4馬身程度先行し、クリストフ・ルメール騎手とサトノダイヤモンドがこれを追い掛ける形。残り300mの地点で並ぶと、最後は1馬身サトノダイヤモンドが先着を果たした。真っ白な深い霧が立ち込めていたが、サトノダイヤモンドに騎乗していたルメール騎手は、直線コースに入り視界が開けたとき、目の当たりにした報道陣の多さに驚いたと言う。「霧の中から皆さんの姿が見えて、こんなに人がいるのかとびっくりしました」

ルメール騎手は、「(前走時と比べて)息遣いが良くなっていました。馬体も柔らかいですし、体つきも変わりました。手前もうまく替えて走っていましたね。状態はとても良さそうです」とジャッジ。ただ、この日の調教場の馬場がとても重かったことから、最後の加速の部分で物足りない印象を受けたという。「重馬場が得意な馬ではないですから、レースは少しでも良い馬場でやりたいですね。フォワ賞が70%なら、今日の時点で馬の調子は90%ぐらいまで上昇しています。残りの4日間で100%のところまで仕上がってくれることを期待しています」

JRAに移籍して3年目となるフランス出身の名手。日本馬で母国の最大のレースに挑むことについては、「特別な感慨があります」と言う。「マカヒキに騎乗した昨年は、レースで結果を出すことはかないませんでした(14着)が、心が震えました。日曜日は決して本命という立場でないことは自覚していますし、重馬場も心配で、私たちに配られているカードは決して良いものではないかもしれませんが、サトノダイヤモンドは、現在の日本競馬を代表する名馬ですから、チャンスは必ずあります。レースの前半はしっかりと馬群で脚をためて、最後の直線でこの馬の持ち味である末脚を引き出すレースがしたいです。頑張りますので、応援よろしくお願いします」と、日本のファンに向けてメッセージを送った。

  • 追い切り後の共同会見に答える池江調教師

  • 最終追い切りでは、フィギュアエイト鼻革を装着した
    サトノダイヤモンド(左)

天皇賞(春)3着以来の休み明けとなった前哨戦のフォワ賞(4着)では息遣いが良くなかったということから、陣営は原因究明のため内視鏡検査を行った。その結果、幸い病気などの心配はないことが分かり、池江調教師は中間複数の矯正馬具を試して、サトノダイヤモンドの息遣いの改善を試みた。最終追い切りではフィギュアエイト鼻革(喉頭蓋を押さえ、呼吸をしやすくする馬具)を使用しており、池江調教師は、「かなり改善しています。一度レースを使った上積みもあると思いますし、相乗効果ですね」と馬具の効果にも期待する。日曜日の実戦でも、この馬具を装着してレースに臨むことになった。

またサトノノブレスについて、池江調教師は、「状態は良いですよ。最終追い切りもサトノダイヤモンドに1馬身遅れに粘ったので頑張ってくれました」と話している。

決戦の地、シャンティイ競馬場も、国を代表するスポーツイベントである『凱旋門賞ウィークエンド』に向けて、その舞台が整いつつある。仮設スタンドなどの建設が終了し、場内はスポンサーの「カタール競馬馬事クラブ」のイメージカラーであるえんじ色を基調としたデザインに染められている。

  • ウィークエンドの準備が進むシャンティイ競馬場

  • えんじ色の装飾で飾られたゲート

昨年の凱旋門賞は、好天が続く中でレースを迎えたことから、1kgの重りを1mの高さから馬場に落とし、何cm沈み込むかを計測するペネトロメーターの数字も『3.0』という良馬場になったが、今年のシャンティイは9月に入り秋めいた気候で、フォワ賞などの前哨戦は『3.7』の重馬場で行われた。今週の前半はまとまった雨はなく、馬場状態は月曜日の測定で『3.7』、水曜日の段階で『3.5』まで回復している。マチュー・ヴァンサン場長は、「週末も天気が持てば、日曜日は『3.4』までは回復するのではないかと見ています。ただ、金曜日と日曜日に雨の予報も出ており、こればかりは天の采配を待つしかありません」と言う。シャンティイの芝の品種はイングリッシュレギュラーと呼ばれるもので、雑草が育ちにくく、土中に根をしっかりと張るために路盤がはがれにくいことが特徴。昨年同様7月に全面の張り替え作業が行われている。

芝コースでは計7レースの開催が予定されている凱旋門賞前日(30日、土曜)のシャンティイは、向正面から直線コースの間で内から12mの地点に仮柵を設置して行われる。その後土曜日の夜(もしくは天候次第で日曜日の朝)に仮柵が撤去されて、凱旋門賞が行われる10月1日(日曜)は、1レースから仮柵を外した状態で行われる。「フランス競馬では馬群の幅は12m以内にほとんどが収まりますので、内外の不利はなく、日曜日は全馬が同じコンディションで走れます」と、マラン・グランメゾン場長補佐。なお、芝丈については10cmに管理される。

  • 仮柵が準備されている向正面

  • 各国の国旗が風になびくゴール前

建設中のゴール板の右には、フランスのトリコロールなどに並び、日の丸がシャンティイの穏やかな風になびいていた。1969年のスピードシンボリから始まった日本馬の凱旋門賞挑戦。果たして今年はどんなドラマが待っているのだろうか。

文:沢田康文

日本から遠征しているサトノダイヤモンドサトノノブレスは、9月28日(木曜)、シャンティイにて以下の調教を行った。

【サトノダイヤモンド、サトノノブレスの調教状況】
調教コース:厩舎エリア内丸馬場
調教内容:1時間の曳き運動(2頭とも)

調教終了後、ファンの皆様から寄せられたメッセージ入りの応援フラッグを池江調教師に贈呈いたしました。贈呈しました応援フラッグは、中山競馬場・阪神競馬場(9月9日〜9月18日)において、ファンの皆様に応援メッセージをご記入いただいたものです。

池江 泰寿 調教師のコメント
「追い切りから一夜明けましたが、サトノダイヤモンドは飼葉も完食しましたし、歩様もシャキシャキしてきたので、昨日追い切った効果でさらに状態が良くなってきたと感じます。サトノノブレスについても、追い切り後も歩様が良く順調に来ています。(ファンの皆様がメッセージを書かれた応援フラッグを受け取って)こんなに応援していただいて本当にありがとうございます。皆様の期待に応えられるようにしっかり馬を仕上げて、皆様と夢の実現を共有できればと思います」

  • 応援フラッグに喜ぶ池江調教師

  • サトノダイヤモンド(9月25日撮影)

ご注意

当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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