海外競馬発売

ベルモントステークス(G1)

フランス シャンティイ競馬場 2400m(芝)3歳以上 牡・牝

  • 発売開始時刻日本時間10月1日(日曜)10時00分

  • 発走予定時刻日本時間10月1日(日曜)23時05分

現地リポート

2017年9月27日(水曜)巻き返しを期すフランス二冠馬ブラムト

今年、フランス競馬には2010年のロペデヴェガ以来となる7年ぶりのクラシック二冠牡馬が誕生した。5月14日のプールデッセデプーラン(仏2000ギニー、G1・芝1600m)、6月4日のジョッキークラブ賞(仏ダービー、G1・芝2100m)を、いずれも強烈な追い込みで制したブラムト(牡3歳、JC.ルジェ厩舎)だ。主戦騎手は、日本でもおなじみのクリスチャン・デムーロ騎手。現役時代にマイル重賞4勝を挙げたラジサマンの初年度産駒で、馬主はジェラール・オーギュスタンノルマン氏とカタールのアルシャカブレーシングによる共同所有馬となっている。

  • 仏2000ギニー(G1)

  • 仏ダービー(G1)

凱旋門賞の有力候補として2017年シーズンの後半に向かったブラムトだが、8月15日にドーヴィル競馬場で行われたギヨームドルナノ賞(G2・芝2000m)ではスタートで大きく遅れると、そのまま後方で見せ場を作れず8頭立ての5着に敗れ、評価を下げてしまった。予定されていた愛チャンピオンS(G1)への遠征を取りやめ、現在はノルマンディーにあるドーヴィル競馬場に滞在し、大一番での巻き返しを期している。

凱旋門賞に向けた最終追い切りは、9月25日(月曜)にドーヴィルの芝コースで行われた。前日から降り続いた雨で、芝はたっぷりと水分を含んだ重馬場のコンディションだったが、力強い脚取りを披露。馬上のC.デムーロ騎手は、前日にイタリアのサンシーロ競馬場でヴィットーリオディカプア賞(G2)を勝ったばかりだったが、ハードスケジュールもいとわずに駆けつけた。

  • ギヨームドルナノ賞は出遅れもあり5着

  • 早朝、姿を現したブラムト

日が昇り始めて間もない時間帯で辺りは薄暗く、目視できたのは最後の直線だけだったが、併走した2頭を置き去りにして、約3馬身先着を果たした。

「今日は芝2000mの追い切りでした。すごく良い状態でレースを迎えられそうです。実戦を想定して序盤は最後方にいましたが、前の馬を追いかける“好調時のサイン”がありましたし、直線で仕掛けてからの脚も良かったです」と、下馬したC.デムーロ騎手は笑みをこぼした。

追い切りを見つめる関係者の中には、馬主のノルマン氏の姿も。「ブラムトの馬体はほれぼれしますし、日曜日のレースが楽しみです」と穏やかに話していた。

管理するジャン=クロード・ルジェ調教師は、「前走(ギヨームドルナノ賞)後も緩めることなくしっかり乗り込んでいます」と近況を説明。週末の決戦に向けて、「良い準備ができていると思います」とうなずいた。

前走以降、芝コースでの追い切りは3本行われているが、その全てにC.デムーロ騎手が騎乗している。1800〜2000mの芝コースで併せ馬を行う実戦さながらの濃い内容で、9月以降雨が多いことから芝は重く、「その分、より負荷がかけられている」と陣営の意見は一致している。

  • 軽快な動きを見せるブラムト(右)

  • ノルマン氏と言葉をかわすC.デムーロ騎手

  • ブラムトの動きを見つめるルジェ調教師

凱旋門賞は過去95回中フランス調教馬が最多の66勝で、やはり地元勢が圧倒的に強いレース。二冠馬の意地が見られるか。ブラムトの走りから目が離せない。

C.デムーロ騎手は母国イタリアを離れ、フランスに騎乗拠点を置いて4年目のシーズンを迎えている。フランスに来たばかりの頃は、同じEU圏といえども、生活に慣れないところもあったそうだが、今はすっかり溶け込めたという。猛者たちがひしめき合うフランス競馬でリーディング5位(9月25日終了現在)は素晴らしい活躍だ。競馬漬けの日々でも、空き時間には騎乗馬の癖やレースでの反省をノートに書き留める努力家。ブラムトは馬込みに入ると悪さをしたりすることがあるそうで、凱旋門賞も後方から大外一気の競馬になりそうだ。

「シャンティイは直線に坂もありタフなコースなので、仕掛けのタイミングは慌てないことが大切です。前走時は仏ダービーの時とは本当に違う馬のようでした。あれがブラムトの実力では決してありません。個性のある馬ですが、何度もコンビを組んでいますし、ブラムトはこのコースで負けたことがありません。自信を持って騎乗したいです」

シーズンの総決算となる凱旋門賞を前にしても、イタリアの若武者に気負いは見られない。

文:沢田康文

日本から遠征しているサトノダイヤモンド(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)とサトノノブレス(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、9月26日(火曜)、シャンティイにて以下の調教を行った。

【サトノダイヤモンド、サトノノブレスの調教状況】
調教コース:リオン坂路(ダートコース)
調教内容:1000mのハッキングの後、1000mのキャンター(2頭とも)
サトノダイヤモンド 中澤 一博 調教助手騎乗
サトノノブレス 岩崎 祐己 調教助手騎乗

池江 泰寿 調教師のコメント
「一度レースに使ったので、2頭とも状態は確実にアップしていて、見た目より動きも良くなっています。明日はエーグル調教場で追い切りを行う予定です」

  • サトノノブレス(左)とサトノダイヤモンド(右)

  • サトノダイヤモンド

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