海外競馬発売

ベルモントステークス(G1)

フランス シャンティイ競馬場 2400m(芝)3歳以上 牡・牝

  • 発売開始時刻日本時間10月1日(日曜)10時00分

  • 発走予定時刻日本時間10月1日(日曜)23時05分

出走馬情報

9月29日(金曜)現在。

備考:本文中にある重賞の開催国は、日本および凱旋門賞が行われるフランスについて記載を省略している(一部)。

イギリス

エネイブル

牝3歳

ENABLE(GB)

3歳時にキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSを制し、4歳時にもエクリプスS(共にG1・イギリス)に優勝したナサニエルの初年度産駒です。近親には香港ヴァーズ(香港)を含む5つのG1を制したほか、フランスのG1・凱旋門賞でも2年連続して2着に入ったフリントシャーがいます。

前記した父ナサニエルや、2015年の凱旋門賞馬ゴールデンホーンを手がけたことで知られるイギリスのJ.ゴスデン調教師が管理するエネイブルは、昨年11月にオールウェザーの1600m戦(イギリス。以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りイギリス)でデビュー勝ち。

2戦目となった今年4月の今季初戦こそ、のちにG3を制すことになるシャッタースピードの3着に終わりましたが、続くチェシャーオークス(芝2270m)を早め先頭から押し切ると、そこからは連勝街道をばく進。5馬身差で圧勝した英オークス(G1、芝2410m)、5馬身半差をつけて2010年のスノーフェアリー以来史上14頭目となる英愛オークスのダブル制覇を果たした愛オークス(G1・アイルランド、芝2400m)、ユリシーズに4馬身半差をつけて3歳牝馬としては2014年のタグルーダ以来史上4頭目となる優勝を果たしたキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1、芝2400m)、そして5馬身差で逃げ切った8月の前走ヨークシャーオークス(G1、芝2370m)と4つのG1を含む5連勝をマークしています。

イギリス

ユリシーズ

牡4歳

ULYSSES(IRE)

父は現役時代に英ダービーやキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(共にG1・イギリス)に勝ち、種牡馬としても英愛チャンピオンサイヤーに8度も輝くガリレオ、母は英オークス(G1・イギリス)を制したライトシフト、母の半姉には1999年のタタソールズゴールドC(G1・アイルランド)を制して日本産馬として史上初めて海外G1制覇を成し遂げたシーヴァがいるという超が付くほどの良血馬です。今回出走を予定しているクロスオブスターズとは祖母ランジェリーを同じくします。

2010年の凱旋門賞(G1)をワークフォースで制したイギリスのM.スタウト調教師が手がけるユリシーズは、3歳だった昨年5月にデビュー3戦目〔イギリス(以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りイギリス)、芝2000m〕を8馬身差で圧勝して初勝利。その勢いに乗って向かった英ダービーでは12着に終わりましたが、続く7月のゴードンS(G3、芝2000m)を差し切って重賞初制覇。その後、秋にはアメリカのブリーダーズカップターフ(G1)に向かいハイランドリールの4着に入りました。

本格化したのは今年に入ってから。まず初戦となった4月のゴードンリチャーズS(G3、芝2000m)を差し切って2つ目の重賞制覇を果たすと、プリンスオブウェールズS3着(G1、勝ち馬ハイランドリール)を経て向かったエクリプスS(芝2000m)で素晴らしい切れ味を見せてG1初制覇。その後、稍重発表ながら重馬場に近かったキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSではエネイブルの4馬身半差2着に終わりましたが、続く前走8月の英インターナショナルS(G1、芝2050m)では再び抜群の末脚を見せて、今年の英愛2000ギニー勝ち馬チャーチルに2馬身差をつけて優勝。弾みをつけての参戦となります。

アイルランド

ウィンター

牝3歳

WINTER(IRE)

父ガリレオはユリシーズの項を参照。4代母のエンシェントレジームはモルニー賞(G1)を制して、フランス最優秀2歳牝馬に輝いた名牝です。

ウィンターはアイルランドのD.ウォッチマン厩舎からデビューし、3戦目となった昨年8月のメイドン(アイルランド、オールウェザー1400m)で初勝利。その後、昨シーズンをもってウォッチマン調教師が引退したことにともなって、オーダーオブセントジョージやセブンスヘブンなどと同じ、A.オブライエン厩舎へと転厩となりました。

新天地で迎えた今シーズンは、初戦となった4月の愛1000ギニートライアルS(G3・アイルランド)こそ同厩舎のハイドランジアの2着に敗れましたが、続く英1000ギニー(G1・イギリス、芝1600m)を2馬身差で快勝すると、愛1000ギニー(アイルランド、芝1600m)、コロネーションS(イギリス、芝1600m)、ナッソーS(イギリス、芝1980m)と牝馬限定のG1を4連勝。その後、中間に挫傷するアクシデントがあって迎えた前走9月のメイトロンS(G1・アイルランド)ではハイドランジアの2着に終わっています。

日本

サトノダイヤモンド

牡4歳

SATONO DIAMOND(JPN)

皐月賞、日本ダービー、菊花賞(すべてGⅠ)の三冠を制したJRA賞年度代表馬で、種牡馬としてもここ5年続けて日本のチャンピオンサイヤーに輝いているディープインパクトの産駒。母マルペンサはアルゼンチンでクリアドレス大賞、ヒルベルトレレナ大賞、そしてアルゼンチン銀杯RVマンリシャ大賞とダートと芝で2000mのG1を制した名牝です。

三冠馬オルフェーヴルを擁して2度凱旋門賞(G1)で2着に入り、ヨーロッパ最高峰のタイトル獲得まであと一歩まで迫った池江泰寿調教師が手がけるサトノダイヤモンドは2歳(2015年)11月のデビュー戦(芝2000m)を2馬身半差で制すと、続く500万下(芝2000m)も後方から出色の末脚を見せて3馬身半差で快勝。2歳シーズンを2戦2勝で終えました。
3歳を迎えた昨年は、初戦となった2月のきさらぎ賞(GⅢ、芝1800m)を3馬身半差で制して重賞初制覇。1番人気に推された皐月賞は3着、続く日本ダービー(共にGⅠ)も2着に終わりましたが、秋は神戸新聞杯(GⅡ、芝2400m)、菊花賞(GⅠ、芝3000m)、そして有馬記念(GⅠ、芝2500m)と重賞3連勝。JRA賞最優秀3歳牡馬に輝きました。

今年は3月の阪神大賞典(GⅡ、芝3000m)で始動。これを1馬身半差で勝利して、連勝を4にまで伸ばしましたが、続く天皇賞(春)(GⅠ)はキタサンブラックの3着。その後、約4か月半ぶりのレースとなったフランスのフォワ賞(G2)では重馬場の影響もあったか、いつもの末脚が影を潜めてチンギスシークレットの4着に敗れています。

アイルランド

セブンスヘブン

牝4歳

SEVENTH HEAVEN(IRE)

父ガリレオはユリシーズの項を参照。半兄にはミドルパークS(G1・イギリス)の勝ち馬クルセイドがいます。

オーダーオブセントジョージやウィンターなどと同じ、アイルランドのA.オブライエン調教師が手がけるセブンスヘブンは3歳(2016年)4月に3戦目(アイルランド、オールウェザー1600m)で初勝利を挙げると、続くオークストライアルフィリーズS(イギリス、芝2300m)も連勝。勢いに乗って挑んだ英オークス(G1・イギリス)では6着に終わりましたが、7月の愛オークス(アイルランド、芝2400m)を見事に差し切ってG1初制覇を果たすと、続く8月のヨークシャーオークス(イギリス、芝2370m)でものちにG1凱旋門賞を制すことになるファウンドを2着に下してG1連勝としました。

その後、10月の前走英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1・イギリス)5着、11月のブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1・アメリカ)4着と連敗して3歳シーズンを終了。4歳になった今年は初戦となった3月のドバイシーマクラシック(G1・UAE)で2着の後、5月のジョッキークラブS(G2・イギリス、芝2400m)ではワンフットインヘヴンを寄せ付けず5馬身差で圧勝。G1戦線での活躍が期待されましたが、故障で休養入り。復帰戦となった9月10日の前走ブランドフォードS(G2・アイルランド)は後方のまま最下位9着に敗れています。

アメリカ合衆国

オーダーオブセントジョージ

牡5歳

ORDER OF ST GEORGE(IRE)

父ガリレオはユリシーズの項を参照。半兄アスペリティはポールドムサック賞(G3・フランス)、半姉エンジェルテラスはヴァレーヴューS(G3・アメリカ)の勝ち馬で、祖母ストームソングはブリーダーズカップジュヴェナイルフィリーズ(G1。この時はカナダ・ウッドバイン競馬場で行われた)を制したアメリカ最優秀2歳牝馬です。

ウィンターやセブンスヘブンなどと同じ、アイルランドのA.オブライエン調教師が管理するオーダーオブセントジョージは、3歳(2015年)8月の愛セントレジャートライアルS(G3・アイルランド、芝2800m)を7馬身半差で圧勝して重賞初勝利を収めると、続く愛セントレジャー(アイルランド、芝2800m)も11馬身差で大勝してG1初制覇を果たしました。

古馬になってからもヨーロッパ長距離路線の中心馬として活躍。4歳時にはロイヤルアスコットのアスコットゴールドC(G1・イギリス、芝4000m)を3馬身差で制したほか、5歳になった今年も連覇を狙ったアスコットゴールドCこそ猛追及ばず短アタマ差の2着に終わりましたが、前走9月の愛セントレジャーを9馬身差で楽勝して同レース2度目の優勝を果たしました。また、昨年の凱旋門賞(G1)ではファウンド、ハイランドリールに続く3着に入り、2400mでもトップレベルの実力があることを示しています。

フランス

ブラムト

牡3歳

BRAMETOT(IRE)

ダニエルウィルデンシュタイン賞やミュゲ賞(共にG2)など芝1600mの重賞に4勝を挙げたラジサマンの初年度産駒。母の半兄にはドイツチャンピオンサイヤーのモンズンがいます。

昨年は4月にフランス史上初となる6000勝に到達するとともに、7年ぶり2度目となる同国チャンピオントレーナーにも輝いたJC.ルジェ調教師が管理するブラムトは、昨年6月に芝1200m戦で初勝利。10月にはクリテリウムドボルドー(芝1600m)を勝って2歳時を4戦3勝で終えました。

3歳になった今年は始動戦となった4月のフォンテーヌンブロー賞(G3、芝1600m)を大きく出遅れながらも制して重賞初制覇を果たすと、続く仏2000ギニー(芝1600m)と仏ダービー(芝2100m。共にG1)もスタートが悪く、序盤は最後方からの競馬を強いられながらも鋭い末脚を繰り出して優勝。2005年に仏ダービーの距離が2400mから2100mに短縮されて以降では2005年のシャマーダル、2010年のロペデヴェガに続いて3頭目となるフランス二冠制覇を達成しました。

その後は、ひと休みを挟んで8月の前走ギヨームドルナノ賞(G2)で復帰しましたが、ここでも大きく出遅れたこともあって、エミネントの5着に敗れています。

アイルランド

アイダホ

牡4歳

IDAHO(IRE)

ブリーダーズカップターフ(アメリカ)、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(イギリス)、香港ヴァーズ(香港)などG1・6勝を挙げているハイランドリールの1歳下の全弟です。父ガリレオはユリシーズの項を参照。祖母はAJCオークス(G1・オーストラリア)の勝ち馬サークルズオブゴールド。近親にはドバイデューティフリー(G1・UAE)を制したエルヴストロームを筆頭に活躍馬が多くいます。

兄と同じアイルランドのA.オブライエン厩舎に所属するアイダホは2歳(2015年)10月に芝1600m戦(アイルランド)でデビュー勝ちを果たした後、道悪のクリテリウムドサンクルー(G1・フランス)で4着に敗れて2歳シーズンを終えました。昨年は英ダービー(G1・イギリス)3着、愛ダービー(G1・アイルランド)2着と春のクラシックで惜敗の後、8月のグレートヴォルティジュールS(G2・イギリス、芝2370m)で重賞初制覇。続くイギリス三冠の最後の一戦である英セントレジャー(G1)では1番人気に推されましたが、レース中につまずいて騎手が落馬して競走中止。その後向かったカナダのG1・カナディアンインターナショナルSは5着でした。

今年は6月のコロネーションC(G1・イギリス)で始動して兄ハイランドリールの6着。そこから中2週で向かったハードウィックS(G2・イギリス、芝2400m)で2つ目の重賞勝ちを果たしました。その後はキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)がエネイブルの3着(4着ハイランドリール)。続いて向かった前走アメリカのソードダンサーS(G1)は6着でした。

アイルランド

カプリ

牡3歳

CAPRI(IRE)

父ガリレオはユリシーズの項を参照。祖母ディアミリナはマルレ賞(G2)、ノネット賞(G3)の勝ち馬で、ヴェルメイユ賞(G1)でも2着に入りました。

オーダーオブセントジョージやウィンターなどと同じ、アイルランドのA.オブライエン調教師が管理するカプリは、昨年7月にデビュー2戦目〔アイルランド(以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りアイルランド)、芝1670m〕で初勝利を挙げると、続くキャンフォードクリフスS(芝1490m)、さらに不良馬場で争われたベレスフォードS(G2、芝1600m)と3連勝をマークして重賞初制覇。シーズン最後のクリテリウムドサンクルー(G1・フランス)では後方からの追い上げ及ばず3着に終わりましたが、2歳時からトップレベルの走りを見せました。

3歳になった今年はバリーサックスS4着、愛ダービートライアルS(共にG3)3着、英ダービー(G1・イギリス)6着ともうひと押しを欠く内容が続きましたが、7月の愛ダービー(G1、芝2400m)では2番手追走から直線で早めに先頭に立ち、最後は英ダービーの3着馬で、その後グレートヴォルティジュールS(G2・イギリス)とニエル賞(G2・フランス)を連勝するクラックスマンをクビ差退けて優勝。G1初制覇を果たしました。

その後は8月のグレートヴォルティジュールSを体調が整わずに回避しましたが、復帰戦となった前走9月の英セントレジャー(イギリス、芝2920m)では残り500m辺りで先頭に立つ積極的なレース運びを見せて快勝。G1連勝としました。

ドイツ

チンギスシークレット

牡4歳

DSCHINGIS SECRET(GER)

イタリアのG1・ローマ賞を連覇し、種牡馬としては独ダービー馬(G1・ドイツ)のパストリウスやバーデン大賞(G1・ドイツ)を制したアイヴァンホウ(アワーアイヴァンホウ)などを送り、2016年にはドイツチャンピオンサイヤーに輝いたソルジャーホローの産駒です。

今年の独ダービーをヴィントシュトースで優勝した、ドイツのM.クルーク調教師が管理するチンギスシークレットは、3歳(2016年)3月にデビュー3戦目〔ドイツ(以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りドイツ)、芝2200m〕で初勝利を挙げると、準重賞3着、ウニオンレネン(G2)3着、独ダービー(G1)3着とクラシック路線で堅実に活躍しました。その後、古馬との初対決となったバーデン大賞(G1)ではイキートスから約20馬身差の9着と大きく崩れましたが、シーズン最終戦となった古馬混合の伊セントレジャー(G3・イタリア、芝2800m)では直線で楽々と後続を突き放して7馬身差で圧勝。重賞初制覇を果たしました。

4歳になった今年は初戦のゲルリンク賞(G2、芝2400m)を6馬身差で楽勝。続くバーデン経済大賞(G2)はクビ差の接戦を演じたギニョール(1着)とイキートス(2着)から5馬身以上離れた5着と精彩を欠きましたが、ハンザ大賞(G2、芝2400m)でイキートスを3馬身3/4差突き放して優勝すると、続くベルリン大賞(芝2400m)では2016年のエクリプスS(G1・イギリス)の勝ち馬ホークビルを競り落としてG1初制覇。さらに、サトノダイヤモンドとサトノノブレスが出走して注目された前走のフォワ賞(G2・フランス、芝2400m)も中団から力強く伸びて1馬身半差で優勝し、重賞3連勝としました。

ドイツ

イキートス

牡5歳

IQUITOS(GER)

独ダービーとドイツ賞(共にG1・ドイツ)を共に7馬身差で圧勝したアドラーフルークの産駒です。同馬の代表産駒にはバイエルン大賞(G1・ドイツ)を制したイトウや、今年の独オークス(G1・ドイツ)の勝ち馬ラカザーなどがいます。

ドイツのH.グリューシェル調教師が管理するイキートスは3歳(2015年)5月にデビュー2戦目〔ドイツ(以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りドイツ)、芝1600m〕で初勝利を挙げると、そこから芝2000mと芝1700mの一般戦も連勝。続く8月のクレフェルト銀行大賞(G3)で2着に入って3歳シーズンを終えました。

大きく羽ばたいたのは4歳時。5月のバーデン経済大賞(G2、芝2200m)で最後方から内を上手く立ち回って優勝すると、重馬場で争われた9月のバーデン大賞(芝2400m)でも同じようなレースぶりで制してG1初制覇を果たしました。

その後は、キタサンブラックから0秒6差の7着だった昨年の日本でのジャパンC(GⅠ)、チンギスシークレットの2着だった今年7月のハンザ大賞(G2)など5連敗を喫していましたが、7月のバイエリシェスツフトレネン(芝2000m)を差し切って2つ目のG1勝ちをマーク。続く9月の前走バーデン大賞ではギニョールに逃げ切りを許しましたが、最後方からよく追い上げて2着に入りました。

フランス

クロスオブスターズ

牡4歳

CLOTH OF STARS(IRE)

2009年シーズンを凱旋門賞(フランス)、英ダービー、英2000ギニー(共にイギリス)を含む6戦無敗(全てG1)で終え、同年のヨーロッパ年度代表馬に選ばれたシーザスターズの産駒。今回出走予定のユリシーズとは祖母ランジェリーを同じくし、母の半姉には英オークス(G1・イギリス)を制したライトシフト、1999年のタタソールズゴールドC(G1・アイルランド)を制して日本産馬として史上初めて海外G1制覇を成し遂げたシーヴァがいます。

フランスのチャンピオントレーナーに輝くこと27回、凱旋門賞も史上最多となる7勝を誇るA.ファーブル調教師が手がけるクロスオブスターズは2歳8月のデビュー戦(芝1600m)と9月のシェーヌ賞(G3、芝1600m)を連勝。その後コンデ賞(G3)3着、クリテリウムドサンクルー(G1)2着と連敗して2歳シーズンを終えました。

3歳になった昨年は初戦のラフォルス賞(G3、芝2000m)、2戦目のグレフュール賞(G2、芝2000m)と重賞連勝でスタートしましたが、6月の英ダービー(G1・イギリス)で8着に終わると、7月のパリ大賞(G1)でももうひと伸びを欠いて3着。そのまま休養に入りました。

今年は3月のエクスビュリ賞(G3、芝2000m)で早くも始動し、これを楽々と差し切ると、4月のアルクール賞(G2、芝2000m)も差して重賞連勝。さらに5月のガネー賞(芝2100m)では早め先頭からザラックの猛追を退けてG1初勝利を果たしました。その後、秋を見据えて休養に入り、前走フォワ賞(G2)で約4か月ぶりに復帰。最後方からしぶとく伸びてチンギスシークレットの2着に入っています。

フランス

ザラック

牡4歳

ZARAK(FR)

凱旋門賞、仏1000ギニー、仏オークス(すべてG1)など5つのG1を含む7戦7勝で引退した名牝ザルカヴァを母に、愛2000ギニー(G1・アイルランド)やジャックルマロワ賞(G1)を制し、種牡馬としても2015年のフランスチャンピオンサイヤーに輝いたドバウィを父に持つ良血馬です。

2003年のダラカニと2008年のザルカヴァで凱旋門賞2勝を挙げ、2008年にはフランスチャンピオントレーナーにも輝いたフランスのA.ドゥロワイエデュプレ調教師が手がけるザラックは2歳(2015年)10月のデビュー戦(芝1600m)を制すと、翌年4月の一般戦(芝1600m)も勝ってデビュー2連勝としました。

しかし、3戦目となった仏2000ギニー(G1)で1番人気に支持されながら5着に敗れると、続く中距離の仏ダービー(G1)、ギヨームドルナノ賞(G2)では2戦続けてアルマンゾルの2着。その後、マイルのムーランドロンシャン賞(G1)4着を挟んで、再び中距離のドラール賞(G2)に出走しましたが、外から伸び切れず3着に敗れて3歳シーズンを終えました。

4歳を向かえた今シーズンは、2月にドバイで行われたドバイミレニアムS(G3・UAE、芝2000m)を楽々と差し切って重賞初制覇。その後はドバイターフ(G1・UAE)でヴィブロスの4着、ガネー賞(G1)でクロスオブスターズの2着に終わり、イスパーン賞(G1)では最下位5着に終わりましたが、続く7月のサンクルー大賞(G1・芝2400m)では最後方から見事な末脚を披露して優勝。待望のG1初制覇を果たしました。ここはそれ以来、約3か月ぶりのレースとなります。

フランス

シルバーウェーヴ

牡5歳

SILVERWAVE(FR)

仏2000ギニー(G1)を制したシルバーフロストの産駒で、半兄にはジャンプラ賞(G1)の勝ち馬ストーミーリヴァーがいます。

フランスのA.クエティル調教師の下で2歳(2014年)10月に初陣を迎えたシルバーウェーヴは、そこから4連勝で翌年4月のラフォルス賞(G3、芝2000m)を制して重賞初制覇。しかしその後は伸び悩んで凱旋門賞(G1)10着まで4連敗して3歳シーズンを終えました。

P.バリー厩舎へと転厩となって迎えた昨年は始動戦となった4月のアルクール賞(G2)で7着に終わり、その後もガネー賞(G1)が2着、イスパーン賞(G1)でもエイシンヒカリの3着に敗れましたが、続く7月のサンクルー大賞(芝2400m)では道中4、5番手追走から直線で鋭く抜け出してG1初制覇。その後、9月にはフォワ賞(G2)も制しましたが、凱旋門賞13着、香港ヴァーズ(G1・香港)12着とシーズン最後の2戦は2桁着順と精彩を欠きました。

5歳となった今年は初戦となった5月のガネー賞でクロスオブスターズの3着に入った後、シャンティイ大賞(G2、芝2400m)ではのちにフォワ賞で3着に入るタリスマニックを下して優勝。続いて7月のサンクルー大賞でザラックの2着の後、ひと休みを入れて臨んだ前走9月のフォワ賞は渋った馬場の影響かいつもの伸び脚がなく6頭立ての5着に終わりました。

なお、レース前日の9月30日にアルカナアークセールへ上場され、MARTIN S. SCHWARTZ RACINGに50万ユーロで落札されています。

フランス

ドーハドリーム

牡4歳

DOHA DREAM(FR)

仏2000ギニーと仏ダービー(G1)のフランス二冠を制し、種牡馬としては同じくフランス二冠を制したロペデヴェガや香港年度代表馬エイブルフレンドなどを送るシャマーダルの産駒。同じ牝系にはヨーロッパ年度代表馬のキングマンがいます。

クロスオブスターズと同じフランスのA.ファーブル調教師が管理するドーハドリームは3歳(2016年)3月にデビュー4戦目(芝2200m)で初勝利。夏に芝2400mの準重賞を連勝して挑んだ9月のニエル賞(G2)でマカヒキから約半馬身差の3着に健闘すると、続いて向かった10月のショードネ賞(G2、芝3000m)を競り合いの末に制して重賞初制覇を果たしました。

今年は初戦となった6月のシャンティイ大賞(G2)で最下位5着(勝ち馬シルバーウェーヴ)の後、7月のサンクルー大賞(G1)では直線で落馬、競走中止。その後8月にルー賞(G3)、ドーヴィル大賞(G2)と2度重賞を走り、ともに僅差ではありましたが2着に終わっています。

日本

サトノノブレス

牡7歳

SATONO NOBLESSE(JPN)

父ディープインパクトはサトノダイヤモンドの項を参照。2014年の桜花賞(GⅠ)を制し、凱旋門賞(G1)に挑んだ(6着)ハープスターとは同じ牝系です。

サトノダイヤモンドと同じ池江泰寿調教師が管理するサトノノブレスは2歳(2012年)8月の芝1800m戦でデビュー勝ち。翌3歳時は6戦して、つばき賞(芝1800m)の1勝だけにとどまりましたが、菊花賞(GⅠ)2着、神戸新聞杯(GⅡ)3着と世代上位の力を見せていました。

重賞初制覇を果たしたのは4歳1月の日経新春杯(GⅡ、芝2400m)。先行策から押し切る形でした。その後7度挑戦したGⅠでは3度の8着が最高で、GⅠの壁を打ち破れてはいませんが、4歳8月には小倉記念(GⅢ、芝2000m)、昨年6歳時には川田将雅騎手を背に中日新聞杯(GⅢ、芝2000m)と鳴尾記念(GⅢ、芝2000m)に優勝と、これまで計4度重賞を制しています。

今年は3月の金鯱賞(GⅡ)が11着。それ以来のレースとなった前走9月のフォワ賞(G2・フランス)は逃げて最下位の6着でした。

フランス

プリュマティック

牡3歳

PLUMATIC(GB)

父ドバウィはザラックの項を参照。母プリュマニアはサンクルー大賞の勝ち馬で、ヴェルメイユ賞(共にG1・フランス)でも2年連続して2着に入った実力馬でした。

クロスオブスターズと同じフランスのA.ファーブル調教師が管理するプリュマティックは今年3月のデビュー戦(芝2100m)を中団から余裕を持って抜け出して快勝〔のちのパリ大賞(G1)勝ち馬シャキールが3着〕しました。

続いて向かったギシュ賞(G3)で2着に入ると、キャリア3戦目で仏ダービー(G1)に参戦しましたが、道中折り合いを欠いたところが影響したのか直線で伸びず、最後は追われずに流す形となり最下位12着でレースを終えました。

その後は、前走9月のプランスドランジュ賞(G3)で復帰。直線でじわじわと追い上げ、最後は首の上げ下げの勝負にまで持ち込みましたが、ハナ差レコレトスに及ばず2着に敗れました。

フランス

ワンフットインヘヴン

牡5歳

ONE FOOT IN HEAVEN(IRE)

父に2011-2012年、2014-2015年シーズンのオーストラリアチャンピオンサイヤーであるファストネットロック、母に英チャンピオンS(G1・イギリス)や香港カップ(G1・香港)を制したプライドを持つ良血馬です。

ザラックと同じフランスのA.ドゥロワイエデュプレ調教師が手がけるワンフットインヘヴンは3歳(2015年)11月にデビュー2戦目の芝2200m戦で初勝利を挙げると、続くオールウェザー1900mの一般戦も優勝。3戦2勝で3歳シーズンを終えました。

昨年は3月の初戦こそ3着に終わりましたが、続くロードシーモア賞(芝2400m)を差し切ると、5月のエドヴィル賞(G3、芝2400m)と6月のシャンティイ大賞(G2、芝2400m)でも素晴らしい切れ味を見せて重賞連勝。その後は、サンクルー大賞(G1)6着、フォワ賞(G2)4着、凱旋門賞(G1)6着と3連敗を喫しましたが、10月のコンセイユドパリ賞(G2、芝2400m)を競り勝って重賞3勝目をマーク。12月の香港ヴァーズ(G1・香港)ではサトノクラウンの3着に入りました。

5歳を迎えた今年は4月のアルクール賞(G2)でクロスオブスターズの7着の後、イギリスに遠征した5月のジョッキークラブS(G2)が2着。その後は脚を痛めてレースから遠ざかっていましたが、ようやく9月にラクープドメゾンラフィット(G3)で復帰し2着に入りました。

文:秋山響(TPC)

国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」

ご注意

当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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