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有力種牡馬紹介

有力種牡馬紹介

  • スニッツェル Snitzel

    • 父:Redoute's Choice
    • 母:Snippets' Lass
    • 2002年8月24日生まれ

    2016-2017年、2017-2018年シーズンと2シーズン続けてオーストラリアチャンピオンサイヤーに輝く名種牡馬。2017-2018年シーズンは、前シーズンに自身が打ち立てたオーストラリア最多収得賞金記録を自ら大きく更新した。父リダウツチョイスについては別項を参照。
    オーストラリアで過ごした現役時代は2歳(2004年)9月にいきなりリステッドのブリーダーズプレート(芝1000メートル)でデビュー勝ちを果たすなど早くからトップクラスで活躍。2歳時は他にスカイラインS(G3。芝1200メートル)とリステッドのトミースミススリッパー(芝1200メートル)にも優勝したが、大一番のゴールデンスリッパーS(G1)ではスカイラインSで2着に下していたストラタムの12着に終わった。
    G1初制覇を果たしたのは3歳秋のこと。のちに日本のスプリンターズS(GⅠ)を制すことになるテイクオーバーターゲットや前記したストラタムなどを下してオークレープレート(G1。芝1100メートル)に優勝した。そのほか3歳時にはチャレンジS(G2。芝1200メートル)やアップアンドカミングS(G3。芝1200メートル)も制している。
    引退後は父と同じオーストラリアのアローフィールドスタッドで種牡馬となり、2007年と2011年には日本でも供用された。これまでオーストラリアではコックスプレート(G1。芝2040メートル)を制したシャムスアワード、ゴールデンスリッパーS(G1。芝1200メートル)に勝ったエスティジャーブ、ブラックキャビアライトニング(G1。芝1000メートル)に優勝したスニッツァーランド、それにダーレークラシック(G1。芝1200メートル)の勝ち馬で、芝世界最高賞金を誇るジエベレスト(芝1200メートル)も制しているレッドゼルなどを送っている。
    2016-2017年シーズンは2歳産駒が35頭(ニュージーランドでの3頭も含む)勝ち上がってオーストラリアの種牡馬による史上最多記録を更新。総合と2歳で首位の座に就くと、2017-2018年シーズンも総合、2歳をともに連覇。これは祖父デインヒル(1994-1995、1995-1996年シーズン)以来となる快挙だった。2018年の交配料はオーストラリアで22万オーストラリアドル(約1936万円)。

  • ストリートクライ Street Cry

    • 父:Machiavellian
    • 母:Helen Street
    • 1998年3月11日生まれ(2014年16歳で死亡)

    2015-2016年シーズンのオーストラリアチャンピオンサイヤー。父マキアヴェリアンは、北米チャンピオンサイヤー2回を誇るミスタープロスペクターの、ヨーロッパにおける代表産駒の一頭で、2歳時にモルニー賞(フランス。芝1200メートル)、サラマンドル賞(フランス。芝1400メートル)とG1を2勝。母ヘレンストリートは愛オークス(G1・アイルランド。芝2400メートル)を制している。
    本馬自身は、ドバイのモハメド殿下が率いるゴドルフィンの所有馬としてアメリカとドバイで走り、4歳(2002年)3月のドバイワールドカップ(UAE。ダート2000メートル)を4馬身1/4差で制してG1初制覇を果たすと、続くアメリカのG1・スティーヴンフォスターハンデ(ダート1800メートル)も6馬身半差で圧勝。その年のブリーダーズカップクラシック(G1・アメリカ)の最有力候補と目されていたが、脚部不安のため出走することなく引退した。引退後はアメリカとオーストラリアのダーレースタッドを行き来するシャトル種牡馬となり、アメリカではブリーダーズカップジュヴェナイル(G1。ダート1700メートル)を制してエクリプス賞最優秀2歳牡馬に選ばれ、3歳時はケンタッキーダービー(G1。ダート2000メートル)を勝ったストリートセンス、牝馬として史上初となるブリーダーズカップクラシック(G1。ダート2000メートル)制覇を含む20戦19勝の成績でエクリプス賞年度代表馬に輝いたゼニヤッタ、オーストラリアではコックスプレート(G1。芝2040メートル)を3連覇しているオーストラリア年度代表馬の名牝ウィンクスなどを送っている。

  • ファストネットロック Fastnet Rock

    • 父:デインヒル
    • 母:Piccadilly Circus
    • 2001年9月22日生まれ

    2011-2012年、2014-2015年のオーストラリアチャンピオンサイヤー。父デインヒルは、北米チャンピオンサイヤーに2度輝いたダンジグの産駒で、スプリントカップ(G1・イギリス。芝1200メートル)の勝ち馬。種牡馬としても大成功を収め、英愛チャンピオンサイヤーに3回、フランスチャンピオンサイヤーにも3回、そしてオーストラリアチャンピオンサイヤーには9回も輝いている。
    ファストネットロック自身はオーストラリアで競走生活を送り、3歳時にはライトニングS(G1。芝1000メートル)とオークレープレート(G1。芝1100メートル)を含む重賞6勝の大活躍を見せて、オーストラリア最優秀3歳牡馬、最優秀スプリンターに選出。引退後はクールモアオーストラリアで種牡馬となり、現地では豪1000ギニー(G1。芝1600メートル)の勝ち馬で、オーストラリア最優秀3歳牝馬のアトランティックジュエル、クラウンオークス(G1。芝2500メートル)の勝ち馬モシーン(2018年のGⅢ・フェアリーSと関屋記念を制したプリモシーンの母)、ニューマーケットハンデ(G1。芝1200メートル)を制したウォンテッドなどを送る。
    2018年を含め近年はアイルランドのクールモアとの間でシャトル供用を続けており、ヨーロッパでも英オークス(G1・イギリス。芝2410メートル)を勝ったクオリファイや英チャンピオンS(G1・イギリス。芝2000メートル)優勝のファッシネイティングロックなどがG1タイトルを手にしている。2018年の交配料はオーストラリアがプライベート、アイルランドが7万ユーロ(約945万円)。

  • リダウツチョイス Redoute's Choice

    • 父:デインヒル
    • 母:Shantha’s Choice
    • 1996年8月15日生まれ

    2005-2006年、2009-2010年、2013-2014年シーズンのオーストラリアチャンピオンサイヤー。2004-2005年から12シーズン続けてオーストラリアの種牡馬ランキングトップ10に入り続けた名種牡馬だ。父デインヒルはファストネットロックの項を参照。全弟にスプリングチャンピオンS(G1・オーストラリア。芝2000メートル)を制したプラチナムシザーズ、半弟にサイヤーズプロデュースS(G1・オーストラリア。芝1400メートル)の勝ち馬マンハッタンレインという2頭のG1馬がいる。
    自身も現役時代はオーストラリアのトップスプリンターとして活躍。ブルーダイヤモンドS(G1。芝1200メートル)を含む2戦2勝で2歳を終えると、3歳時にはマニカトS(芝1200メートル)、コーフフィールドギニー(芝1600メートル)、C.F.オーS(芝1400メートル)と3つのG1勝ちを積み重ねた。引退後はオーストラリアのアローフィールドスタッドで種牡馬となり、現地ではゴールデンスリッパーS(G1。芝1200メートル)やクラウンオークス(G1。芝2500メートル)を制してオーストラリア最優秀2歳馬(2005-2006年シーズン)、オーストラリア最優秀3歳牝馬(2006-2007年)に選ばれたミスフィンランド、ニューマーケットハンデ(G1。芝1200メートル)やTJスミスS(G1。芝1200メートル)を勝ち、オーストラリア年度代表馬、最優秀スプリンターに輝いたランカンルピーなど数多くのG1馬を送っている。
    また、2017年5月6日の南アフリカのターフフォンテン競馬場では、ラフィーフとマスターキームがそれぞれコンピュータフォームスプリントとサウスアフリカンナーサリーに優勝。ともにリダウツチョイスを父に持つ全兄弟が同日同競馬場でのG1制覇を成し遂げて話題になった。
    スニッツェル、ノットアシングルダウトといった後継種牡馬も活躍しており、2013-2014年のオーストラリア種牡馬ランキングではリダウツチョイスが1位、スニッツェルが2位となって、オーストラリア史上初めて父仔でのワンツーフィニッシュを決めた。2017年の交配料は13万7500オーストラリアドル(約1210万円)。

  • エクシードアンドエクセル Exceed And Excel

    • 父:デインヒル
    • 母:Patrona
    • 2000年9月5日生まれ

    2012-2013年シーズンのオーストラリアチャンピオンサイヤー。父デインヒルはファストネットロックの項を参照。本馬はオーストラリアで活躍、2歳時からトッドマンスリッパートライアル(G2。芝1200メートル)を制すなど活躍し、3歳時にはニューマーケットハンデ(芝1200メートル)とドバイレーシングクラブカップ(芝1400メートル)の2つのG1を含む重賞5勝を挙げて、オーストラリア最優秀スプリンターに選出された。
    引退後はダーレーオーストラリアで種牡馬入りし、イギリスやアイルランドでもシャトル供用が行われている。これまでオーストラリアではゴールデンスリッパーS(G1。芝1200メートル)を勝ち、オーストラリア最優秀2歳馬に選ばれたオーヴァーリーチ、豪1000ギニー(芝1600メートル)を含むG1・4勝のゲルフなどを送り、ヨーロッパでもエクセレブレイションがムーランドロンシャン賞(G1・フランス。芝1600メートル)、ジャックルマロワ賞(G1・フランス。芝1600メートル)、クイーンエリザベスⅡ世S(G1・イギリス。芝1600メートル)を制するなど活躍。2017年12月にはミスタースタニングが香港スプリント(G1・香港。芝1200メートル)に優勝した。
    2018年の交配料はオーストラリアで8万2500オーストラリアドル(約726万円)アイルランドで5万ユーロ(約675万円)。

注記:1オーストラリアドル=88円、1ユーロ=135円で換算

文:秋山 響(TPC)

(2018年10月現在)

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