宮崎育成牧場

育成牧場とは

宮崎育成牧場について

宮崎育成牧場紹介のイメージ

宮崎育成牧場は、宮崎市のほぼ中央、JR日豊本線沿いに位置し、温暖な気候条件を生かして競走馬の育成を行いながら、「馬のいる公園」としても施設を一般開放しています。かつてこの場所は宮崎競馬場として、明治40年から昭和38年まで競馬が行われてきました。途中、戦争激化により昭和18年に国営競馬が中止となりますが、終戦後は昭和38年まで地方競馬が開催されてきました。

競走馬の育成業務は昭和31年の抽せん馬事業開始にともない始められ、その後現在に至るまで九州地区におけるモデル牧場として、JRAの育成技術および研究成果の普及拠点としての役割を担ってきました。競馬場時代の一等馬見所(グランドスタンド)は、今でも保存されており、当時の名残がいまだに感じられます。

一般に、日本のサラブレッドは春に北海道で生まれ、翌秋(1歳秋)に騎乗馴致を開始、1歳冬から2歳春にかけて乗り運動を行い、2歳夏に競走馬としてデビューします。近年、北海道においても屋内調教施設が充実し冬季の調教が可能となってきましたが、この時期、厳しい寒さや降雪等を考えると、北海道は必ずしも競走馬を育成する上で最適の気象条件ではありません。一方、宮崎の気候は冬季の気候が温暖で、日照時間および快晴日数が全国でもトップクラスにあることが特色です。すなわち、この温暖な気候が競走馬を育成する上で、大きなメリットとなります。ここでは、降雪や馬場凍結がなく、年間を通じてカリュキュラムに沿った調教を、1周1600メートルの広いトラックで行えることが特徴です。また、放牧地はエバーグリーンで、馬たちはイタリアンライグラスを、年間を通じて採食することができます。

我々は、宮崎育成牧場からダービーをはじめ世界の舞台で活躍できる馬を輩出する大きな夢をもっています。そして、夢を夢で終わらせないために、2005年、我々の育成馬厩舎をビッグ・ドリーム・ステイブル(Big Dream Stables)と名づけ、その夢に向かってステップアップしていこうとしています。

育成業務について

ダートコース
ダート調教

1歳市場でJRA育成馬として購買された馬たちは、8月中旬から9月上旬、宮崎育成牧場に入厩します。入厩後、約1から2ヶ月間、昼夜放牧を実施することで基礎体力を養成しながら馬体の成長を待ち、馴致準備の整った馬から順次ブレーキングを開始していきます。ブレーキングはJRAとして確立された管理指針どおりに、馬と人の信頼関係を築きながら実施します。もちろん、馬は一頭ずつ個性があるので、馬の理解度に応じて無理のないよう、確実にひとつずつ要求することができてから次のステップに進むことが重要です。また、競走馬として必要とされる教育・調教を個体ごとに実施し、取り扱いやすいマナーのよい馬を教育することも重要です。騎乗調教開始後は、500メートルおよび1600メートルトラックで十分な乗り込みを行いますが、温暖な宮崎では、早期からベーススピードの速いキャンターを行っていきます。したがって、馬体の成長を見極めながら、積極的に若馬を鍛えることが可能です。一方、草食動物としてナチュラルな生理状態を維持するために、調教後、放牧地でグラスピッキングを行ったり、短時間放牧したりすることで馬のリフレッシュも積極的にはかっています。宮崎という地の利を最大限生かし、心身ともに健全な馬を育てていくのが我々のポリシーです。

これまでの活躍馬たち

宮崎育成牧場で育てた活躍馬には、タムロチェリー(2001阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)、2001小倉2歳ステークス(GⅢ))、ユウミロク(1987カブトヤマ記念(GⅢ)、1986オークス(GⅠ) 2着、:ユウセンショウ、ゴーカイ、ユウフヨウホウの母)、ミナミノアカリ(1992アルゼンチン共和国杯(GⅡ))、キングデール(1999サラブレッドチャレンジカップ(GⅢ))、イシヤクマッハ(2001グランシャリオカップ(GⅢ))、ミツルリュウホウ(1998若草S(OP)、1998ダービー(GⅠ) 5着)、リスクフローラ(1994報知杯4歳牝馬特別(GⅡ) 2着)、トラストカンカン(1993いちょうS(OP)、朝日杯3歳S(GⅠ) 3着)などがいます。

  • ユウミロク

    【1987年】カブトヤマ記念(GⅢ)1着

  • ミナミノアカリ

    【1992年】アルゼンチン共和国杯(GⅡ)1着

  • トラストカンカン

    【1993年】いちょうS(OP)1着
    朝日杯3歳S(GⅠ)3着

  • リスクフローラ

    【1994年】報知杯4歳牝馬特別(GⅡ)2着

  • ミツルリュウホウ

    【1998年】若草S(OP)1着
    日本ダービー(GⅠ)5着

  • キングデール

    【1999年】サラブレッドチャレンジカップ(GⅢ)1着

  • イシヤクマッハ

    【2001年】グランシャリオカップ(GⅢ)1着

  • タムロチェリー

    【2001年】阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)1着
    小倉2歳ステークス(GⅢ)1着

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