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特別レース名解説  4回 阪神競馬
【第1日】 9月8日(土)
●鳥取(とっとり)特別
 鳥取は、中国地方北東部の県。南部は中国山地で、北部の日本海沿いに鳥取・倉吉・米子の三平野がある。鳥取市は、江戸時代には池田氏の城下町として発展した。日本最大の砂丘である鳥取砂丘は、国の天然記念物に指定されている。特産品は梨・らっきょう・ながいも。

●夙川(しゅくがわ)特別
 夙川は、兵庫県南東部、六甲山地東端の甲山付近に源を発して南流し、今津付近で大阪湾に注ぐ川。全長約7km。上流の甲陽園付近から川尻の海岸まで天井川となっており、夙川公園として整備されている。高い堤防の上には美しい桜と松並木があり、特に桜は日本さくら名所100選に指定されている。

●西宮(にしのみや)ステークス
 西宮は、兵庫県南東部に位置する市。西宮神社の門前町、また西国街道の宿場町として栄えた。現在、大阪湾に接する市の南部は工業地帯、市の中部から北部は阪神地区のベッドタウンとして発展している。南部には、高校野球の全国大会が春と夏の2回行われ、プロ野球チームの阪神タイガースのホームグラウンドとしても有名な阪神甲子園球場がある。


【第2日】 9月9日(日)
●野分(のわき)特別
 野分は、秋から初冬にかけて吹く暴風。「野の草を分けて吹く」の意。「のわけ」とも言う。また、『源氏物語』の第28帖の巻名であり、俳句では秋の季語として使われる。

●オークランドレーシングクラブトロフィー
 本競走は、競馬を通じて日本とニュージーランドの親善を図ることを目的として平成4年に創設された競走。
 オークランドレーシングクラブは、オークランド・ジョッキー・クラブとオークランド・ターフ・クラブとの合併により、1874年に設立されたニュージーランド最大の競馬クラブ。オークランドにあるエラズリー競馬場で開催が行われている。現在、ニュージーランドで行われるG1競走の大半は同競馬場で施行されているが、その中でも3月に行われる『ニュージーランドダービー』『オークランドカップ』は、それぞれ3歳馬および3歳以上馬における最高峰の競走となっている。また、交換競走として『JRAトロフィー』も行われている。

●サマースプリントシリーズセントウルステークス(GII)
 サマースプリントシリーズの最終戦。
 本競走は、昭和62年に創設された重賞競走。当初は別定重量、距離1,400mで施行されていたが、平成12年にスプリンターズステークスの施行時期が変更されたことに伴い、距離が1,200mに短縮され、施行時期も秋季競馬の開幕週へと繰上げられた。
 セントウル(Centaur)は、ギリシャ神話のケンタウロスの英語訳。上半身が人間、下半身が馬の形をした想像上の生き物。星座のいて座の形は、弓矢を持ったケンタウロスの姿から来ている。阪神競馬場内のセントウルガーデンにはセントウル像があり、同競馬場のシンボルとなっている。


【第3日】 9月15日(土)
●阪神ジャンプステークス(J・GIII)
 本競走は、平成11年に創設された障害重賞競走。前身の『阪神障害ステークス』は昭和43年に創設し、当初は芝3,300mで争われていたが、幾度かの変遷を経て、J・GIII格付け後は『阪神ジャンプステークス』と名を新たにし、3,170mで施行されるようになった。18年は阪神競馬場の馬場改造工事に伴い、中京競馬場の芝3,330mで施行され、翌年より3,140mとなり、現在に至っている。

●甲武(こうぶ)特別
 甲武は、兵庫県六甲山地の前山のひとつで、阪神競馬場からも眺望できる甲山の「甲」と、その麓を流れる武庫川の「武」を合成した名称。武庫川を挟んで西宮市と尼崎市を結ぶ甲武橋がある。

●瀬戸内海(せとないかい)特別
 瀬戸内海は、本州と四国・九州とに囲まれた内海で、東西約440km、南北の幅5〜55km。淡路島や小豆島など約2,400の島と、周防灘など8灘からなる。紀淡・鳴門・豊予・下関各海峡によって僅かに外洋に通じている。いたるところに天然の美観が広がっており、沿岸部を中心とした一帯が瀬戸内海国立公園に指定されている。古くから船の交通が発達し、沿岸には港町として栄えてきたところが多い。第二次世界大戦後、石油化学コンビナートや製鉄所なども進出して瀬戸内工業地域を形成している。島々には段々畑が多く、ミカンなどが栽培されている。

●エニフ(Enif)ステークス
 エニフは、ぺガスス座を構成する星。同星座の鼻の部分にあたり、構成する恒星の中で最も明るい星である。アラビア語で「馬の鼻」を意味する「アル・アンフ・アル・ファラス(Al Anf al Faras)」が語源。


【第4日】 9月16日(日)
●野路菊(のじぎく)ステークス
 野路菊は、キク科の多年草。西日本の海岸付近の崖や山道などに自生する。葉は広卵形で三裂または五裂し、裏面に綿毛を密生する。秋に約3cmの白色、まれに黄色の頭状花を多数咲かせる。花言葉は「真実」。

●新涼(しんりょう)特別
 新涼は、初秋の涼気のこと。秋涼とも言う。秋の季語。

●関西テレビ放送賞ローズステークス(GII)(秋華賞トライアル)
 本競走は、昭和58年に創設された重賞競走。当初芝2,000mで争われていたが、平成19年より阪神競馬場芝外回りコース新設に伴い1,800mに短縮された。
 なお、第3着までの馬に秋華賞への優先出走権が与えられる。
 関西テレビ放送は、大阪市に本社を置く放送局。昭和33年の開局で、フジテレビ系列。本競走は、同社から寄贈賞を受けて施行されている。
 ローズ(Rose)は、英語でバラのこと。バラは、バラ科バラ属の総称。観賞用として用いられるほか、香料の原料としても用いられる。花言葉は「愛」「美」「幸福」。


【第5日】 9月17日(祝・月)
●箕面(みのお)特別
 箕面は、大阪府北西部の市。箕面山(標高603m)を中心とした箕面川の渓谷一帯が、明治の森箕面国定公園に指定されている。公園内にある箕面滝は、落差33mで、その流れ落ちる様が、農具の「箕」に似ていることから名付けられ、地名の由来もここから来ているといわれている。

●美作(みまさか)特別
 美作は、和銅6年(713)に備前国から分国した旧国名の1つ。また、現在の岡山県北東部の市。平成17年に6町村が合併して誕生した。黒豆が特産物で、美作三湯の1つである湯郷温泉がある。

●仲秋(ちゅうしゅう)ステークス
 仲秋は、旧暦の8月のこと。現行暦では白露(9月8日頃)から寒露の前日(10月7日頃)までにあたる。旧暦では秋を7月から9月とし、その真ん中にあたる8月を仲秋と呼んでいた。


【第6日】 9月22日(祝・土)
●ききょうステークス
 ききょう(桔梗)は、キキョウ科の多年草。山野に自生する。秋の七草の1つ。茎は高さ約80cmで葉は卵形。夏から秋にかけて5cmほどの青紫色で鐘形の花を茎頂に数個つける。栽培品には白色・半八重のものなどがある。花言葉は「変わらぬ愛」。

●夕月(ゆうづき)特別
 夕月は、秋の宵月のこと。夕方出た月が夜にはもう沈んでしまうという現象を表し、転じて「はかなさ」「ものがなしさ」を表現する言葉として用いられる。

●大阪スポーツ杯
 大阪スポーツは、東京スポーツ新聞社が昭和39年に創刊したスポーツ紙。関西の夕刊紙では1位の発行部数を誇る。本競走は、平成10年に同社より寄贈賞を受けて創設された。


【第7日】 9月23日(日)
●甲東(こうとう)特別
 甲東は、六甲山東部の地区。阪神競馬場のある一帯は、この地区にあたる。

●ムーンライト(Moonlight)ハンデキャップ
 ムーンライトは、月の光のこと。陰暦8月15日(現行暦では9月中旬〜下旬)は秋の半ば(中秋)にあたり、中国では中秋の名月が1年で最も美しいとされている。

●神戸新聞杯(GII)(菊花賞トライアル)
 本競走は、昭和28年に『神戸盃』の名称で創設された重賞競走。47年に現在の名称に改められた。当初は2,000mのハンデキャップ戦であった。その後32年に負担重量が別定に変更され、46年以降は定量となり、平成15年より馬齢重量になった。19年より施行距離が2,400mに延長され、今に至っている。
 なお、3着までの馬には菊花賞への優先出走権が与えられる。
 神戸新聞は、神戸市に本社を置く神戸新聞社が発行する明治31年(1898)創刊の日刊紙。本競走は、同社より寄贈賞を受けて施行される。


【第8日】 9月29日(土)
●ヤマボウシ賞
 ヤマボウシは、ミズキ科の落葉高木。山野に生え、本州から九州まで広く分布する。葉は楕円形で先が尖っており、花びら状の白い4枚の苞を持つ。秋には赤いイチゴのような甘く食べられる集合果が実る。花言葉は「友情」。

●芦屋川(あしやがわ)特別
 芦屋川は、兵庫県芦屋市を流れる長さ約8kmの川。天井川であり、電車が川より低い位置を走っているという珍しい光景を目にする事ができる。六甲山を源とし、水質が良好で、川の両脇に立つ松の姿が美しい。

●シリウスステークス(GIII)
 本競走は、平成9年に創設されたダート重賞競走。当初1,400mで施行(18年は中京競馬場で1,700mで施行)されていたが、19年より2,000mで施行されている
 シリウス(Sirius)は、おおいぬ座のアルファ星。全天で最も明るい星。鋭く輝くところから、西洋では犬の目に例えられ、中国では天狼星と称せられる。古代エジプトでナイル川の氾濫を告げた星として有名。名は、ギリシャ語の「セイリオス(焼き焦がすような)」に由来するとも言われる。


【第9日】 10月1日(月)
●兵庫(ひょうご)特別
 兵庫は、近畿地方西部の県。かつての但馬・播磨・淡路の三国および摂津・丹波二国の一部。また、神戸市中部の区名。古くからの天然の良港で、古代は大輪田泊として知られ、中世には兵庫津と呼ばれて繁栄した。現在は兵庫港があり、神戸港の一部をなす。名は、古代に武器庫である「つわものぐら(兵庫)」が置かれていたことに由来する。

●道頓堀(どうとんぼり)ステークス
 道頓堀は、大阪市中央区にある劇場・飲食店などが立ち並ぶ歓楽街。地名は河内国久宝寺村の安井道頓とその従弟の道朴などの尽力で、元和元年(1615)に完成した運河名に由来する。
 なお、JRAの場外勝馬投票券発売所であるウインズ道頓堀の所在地である。

●ポートアイランド(Port Island)ステークス
 ポートアイランドは、兵庫県の神戸港の一隅を埋め立てて造られた海上都市。着工は昭和41年で、56年に日本初の人工島として誕生した。島内には国際展示場、国際ホテルの他に住宅・大学・公園緑地などがあり、平成18年にポートアイランド沖に開港した神戸空港と三宮駅を結ぶ、神戸新交通「ポートライナー」がこれらをつないでいる。近年では、学術都市としての開発も進んでいる。