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特別競走名解説  1回 中山競馬
【第1日】 1月4日(日)
●寒竹(かんちく)賞
 寒竹は、日本を原産地とするタケの一種。高さは2〜3mで、稈(かん)は直径2cm程で細く、黄色または黒紫色をしている。本州、四国、九州に広く分布し、庭園や生垣として植えられている。通常、春から初夏にかけて生えるタケノコとは違い、晩秋から初冬に生えてくることからこの名前が付いた。

●初日の出(はつひので)ステークス
 初日の出は、元旦の日の出のこと。日本では一年の無事を祈願し、初日の出を見るという習慣がある。

●日刊スポーツ賞中山金杯(GIII)
 本競走は、昭和27年に『金杯』の名称で創設された重賞競走。当初は2,600mのハンデ戦で争われていたが、29年から負担重量が別定に変更され、36年に2,000mのハンデ戦という競走条件となり現在に至る。平成8年からは東西で行われる金杯を区別するため『中山金杯』の名称となった。『京都金杯』と並んで、新年の競馬を飾る名物競走として定着している。

【第2日】 1月5日(月)
●中山新春ジャンプステークス
 本競走は、平成11年に創設された障害競走。中山の障害コースは距離・コース・使用する障害等で多種多様な設定があり、重賞競走・特別競走・一般競走(オープン・未勝利)といった競走条件の違いによって使い分けがなされている。

●ジュニア(Junior)カップ
 ジュニアは、英語で「年少者、息子」の意味。

●初春(はつはる)賞
 初春は、春の始め、新春のことを指す。旧暦の正月のことを「初春月」ともいう。

●サンライズ(Sunrise)ステークス
 サンライズは、英語で「日の出」の意味。

【第3日】 1月10日(土)
●黒竹(くろちく)賞
 黒竹は、イネ科のタケ類の一種。黒の稈(かん)はタケ類のなかでも珍しい。中型で日本各地に分布するが、主な生息地は高知県中土佐町と和歌山県日高町。ハチク(淡竹)の仲間であり、同種内の変異から生まれたと考えられている。主に建築物や家具の装飾材、庭園などに使われる。稈の色は、生え始めの頃は緑色で、秋頃からメラニン色素が増えて黒色に変わる。

●迎春(げいしゅん)ステークス
 迎春は、新年を迎えること。賀詞として年賀状などに用いられる。

●ニューイヤー(New Year)ステークス
 ニューイヤーは、英語で「新年」の意味。「元日」は“New Year’s Day”。新年の挨拶は“Happy New Year”。

【第4日】 1月11日(日)
●成田(なりた)特別
 成田は、千葉県北部の市。中世以来、成田不動で知られている成田山新勝寺の門前町として栄えた。東部の三里塚には戦前のサラブレッド生産に大きな役割を果たした宮内庁下総御料牧場があった。近年は、新東京国際空港・成田ニュータウンの建設により、急速な市街地化が進んでいる。

●招福(しょうふく)ステークス
 招福は、福を招くこと。新年には招福を祈願して多くの人が寺社を参拝する。

●フェアリーステークス(GIII)
 本競走は、昭和59年に『テレビ東京賞3歳牝馬ステークス』として創設された重賞競走。平成3年の2歳重賞路線の改善により、『阪神3歳牝馬ステークス』(現在の『阪神ジュベナイルフィリーズ』)が1,600mで争われるようになった一方で、本競走の距離は、1,200mに短縮され、6年より現在の名称となった。
 昨年、『阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)』が移設されたことに伴い、平成20年に休止していた本競走は、クラシックにつながる牝馬競走体系充実の観点から、本年より第1回中山競馬に施行時期を変更し、3歳牝馬限定競走として距離を再び1,600mに変更して施行される。
 フェアリー(Fairy)は、英語で「妖精」のこと。

【第5日】 1月17日(土)
●初茜(はつあかね)賞
 初茜は、まさに元旦の初日が出ようとして東の空が黄赤色に染まった様子のこと。

●初咲(はつさき)賞
 初咲は、季節の最初に他に先がけて花が咲くこと。

●ジャニュアリー(January)ステークス
 ジャニュアリーは、英語で1月のこと。前後に顔を持つ門番の神で、日の出、日没を初め、あらゆる物事の初まりを司るとされたローマ神話の神・ヤヌス(Janus)に因んで、1年の最初にあたる月を「January」としたと言われている。

【第6日】 1月18日(日)
●初凪(はつなぎ)賞
 初凪は、元日の凪のこと。風がやみ、波がなくなり、海面が静まることを凪と言い、俳句において新年を表す季語でもある。

●初富士(はつふじ)ステークス
 初富士は、元日に望み見る富士の姿のこと。旧来より初富士は縁起の良いものと考えられている。

●京成杯(GIII)
 本競走は、昭和36年に創設された重賞競走。創設以来1,600m、別定重量で争われていた。平成11年に距離が2,000mに変更となったことにより、クラシックに向けて各馬の将来性や距離適性を試す上で重要な競走となった。

【第7日】 1月24日(土)
●菜の花(なのはな)賞
 菜の花は、アブラナの花のこと。アブラナは、アブラナ科の越年草。ナタネ(菜種)とも呼ばれる。古くは中国大陸から渡来し、油料作物・野菜などとして広く栽培されている。高さ約1m。花は、春に黄色の十字状花を総状につける。果実は、細長いさや状で、種子から菜種油を絞り、その粕は肥料となる。中山競馬場の所在地である千葉県の県花である。

●東雲(しののめ)賞
 東雲は、早朝、東の空がわずかに明るくなる頃のこと。夜明けを表す言葉としては他に「暁(あかつき)」「曙(あけぼの)」などがあるが、厳密にはその時間帯によって使い分けられる。東雲は、夜の終わりを指す「暁」と、太陽が昇る頃を指す「曙」の間。元旦の暁天は特に「初東雲」と言われる。
 
●アレキサンドライト(Alexandrite)ステークス
 アレキサンドライトは、宝石の一種。太陽の下では草緑色、人工光の下では赤紫色に輝く高価な宝石として知られている。ロシアのウラル地方で1830年代に発見され、当時の皇帝ニコライ1世の皇太子であるアレクサンドル2世の名を取って「アレキサンドライト」となった。ロシア連邦共和国のウラル地方、ブラジル、スリランカなどが主要な産地で、アルミナ(酸化アルミニウム)に3%程度の三酸化バナジウムを加えて製造した人造の宝石もアレキサンドライトと呼ばれている。

【第8日】 1月25日(日)
●若竹(わかたけ)賞
 若竹は、その年に生え出た竹のこと。「今年竹」「新竹」とも言う。竹の種類によって多少の差異はあるが、真緑の稈(かん)はもとより、風にそよぐ、やわからな若葉の風情は日本的であり美しい。なお、日本の竹林の50%は真竹(別名「呉竹」)が占めている。

●若潮(わかしお)賞
 若潮は、小潮の翌日から潮の干満の差が大きくなる状態。また、九州地方では元旦に海から汲んできて神に供える潮水のことをいう。

●アメリカジョッキークラブカップ(GII)
 本競走は、日米の親善と友好を目的として、ニューヨーク・ジョッキークラブから優勝杯の贈呈を受け、芝2,000mのハンデ戦として昭和35年に創設された。第2回からは2,600mの別定重量戦に変更され、その後、幾度かの距離や施行競馬場の変更を経て、59年に距離が2,200mに短縮(ただし、この年は降雪のためダートの1,800mに変更)され現在に至る。