第14回 シリウスS
 
 
素質開花のキングスエンブレムが押し切って重賞初制覇
 一昨年の勝ち馬マイネルアワグラス、交流重賞で活躍中のラヴェリータ、このコースで行われた仁川Sを豪快に差し切ったモンテクリスエス、ダートで7戦して3着以下なしというグリッターウイング、阪神・ダート2000mのレコードホルダー・ワンダースピードなどが出走したシリウスS(GIII)。これら実績上位馬を押さえて1番人気に支持され、その期待に応えてみせたのがキングスエンブレムだ。

 ワンダースピードの逃げを中団で追走していたキングスエンブレムは、3コーナーからジワリ、持ったままでポジションを上げていく。直線に入ると同時に先頭へ躍り出ると、そのまま最後まで力強く脚を伸ばしての押し切り勝ち。小細工のない正攻法での重賞初制覇となった。

 キングスエンブレムは前走で1600万下を勝ち上がったばかりだが、3歳春にはすみれSを勝つなどクラシック路線でも注目された馬。そして、ダート最強馬ヴァーミリアンの弟という血筋でもある。素質と潜在能力を開花させたいま、ダート路線のニューヒーロー候補として注目しなければならない存在だろう。
(谷川善久)
 
 
 
 

2010年10月2日(土) 4回阪神7日
10R 第14回 シリウスステークス(GIII)
サラ系3歳以上 2000m ダート・右
(国際)(指定) オープン ハンデ
38001500950570380万円
付加賞金45.5136.5万円
発走 15:35
天候:晴   ダート:良
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 7 9 キングスエンブレム 牡5 56.0 福永祐一 2:04.4   36.6 464 +4 石坂正 1
2 7 10 マル外ラヴェリータ 牝4 56.5 和田竜二 2:04.5 3/4 37.0 522 +3 松元茂樹 4
3 2 2 マル地チョイワルグランパ 牡4 52.0 浜中俊 2:04.6 クビ 36.8 498 -6 森秀行 9
4 4 4 マル地サクラロミオ 牡5 55.0 藤岡佑介 2:04.7 3/4 36.6 502 +4 羽月友彦 10
5 5 6 マイネルアワグラス 牡6 57.0 松岡正海 2:04.8 クビ 36.8 510 -8 稲葉隆一 3
6 6 8 グリッターウイング 牡3 54.0 鮫島良太 2:04.8 クビ 37.2 516 -4 友道康夫 5
7 8 11 モンテクリスエス 牡5 56.0 川田将雅 2:04.9 1/2 37.3 546 -4 松田国英 2
8 3 3 アドマイヤスワット 牡5 55.0 藤岡康太 2:04.9 ハナ 37.0 502 -14 橋田満 8
9 1 1 アドマイヤマジン 牡6 54.0 吉田稔 2:05.0 クビ 36.9 526 +4 松田博資 11
10 5 5 クリーン 牡6 56.0 北村友一 2:05.2 1 1/4 37.1 608 -4 音無秀孝 6
11 6 7 ワンダースピード 牡8 58.5 小牧太 2:05.4 1 1/4 38.0 480 0 羽月友彦 7
12 8 12 ユウキタイティ 牡6 53.0 酒井学 2:05.8 2 1/2 37.6 496 -20 梅田康雄 12
タイム
ハロンタイム 12.8 - 11.4 - 11.6 - 13.7 - 12.5 - 12.8 - 12.6 - 12.3 - 11.6 - 13.1
上り 4F 49.6 - 3F 37.0
コーナー通過順位
1コーナー (*7,10)(3,8,11)9(2,12)6,1,5,4
2コーナー (*7,10)(8,11)3(2,9)(6,12)1,5,4
3コーナー (*7,10)(8,11)(2,9)(3,6)(1,4,12,5)
4コーナー (*7,10)(11,9)(8,6)2(3,1,4,5)12
払戻金
単勝 9 350円 1番人気 馬連 9-10 1,480円 5番人気 馬単 9-10 2,390円 5番人気
複勝 9
10
2
180円
270円
730円
1番人気
5番人気
9番人気
ワイド 9-10
2-9
2-10
690円
2,100円
2,690円
8番人気
27番人気
35番人気
3連複 2-9-10 18,620円 67番人気
3連単 9-10-2 70,450円 241番人気
枠連 7-7 1,450円 7番人気