第55回 京成杯オータムH
 
 
先行抜け出しから粘り切ってファイアーフロートが重賞初制覇
 京成杯オータムH(GIII)では、大外枠からメイショウレガーロが強引にハナを奪って隊列を引っ張った。スタート後2ハロン目からは各ハロン11秒台、1000m通過58秒5というラップを刻んだが、開幕週の絶好馬場を考えれば、これでもまだ遅い流れ。事実、3コーナーあたりから早めに前との差を詰めようと後方待機勢が一気にペースを上げてくる展開となった。

 そんな中、余裕のある追走とスパートを見せたのがファイアーフロートだ。好ダッシュからいったんは先頭に立ったものの、行きたいメイショウレガーロを行かせ、鞍上・津村明秀騎手に手綱を引き絞られてガッチリと2番手。抑え切れないほどの手応えで先頭に並びかけながら直線へ向かうと、中山マイルを得意とするキョウエイストームが迫ってくるのを感じ取ってからムチが入れられた。

 最後はキョウエイストームと馬体を接しながらのゴール、決着は写真判定に委ねられたが、ハナ差粘り切ってファイアーフロートが1着となる。骨折休養明けだった前走の1600万下が1着、そして重賞初挑戦初制覇と、一気にマイル路線の要注目馬へと駆け上がってきたことを実感させる勝利だった。
(谷川善久)
 
 
 
 

2010年9月12日(日) 4回中山2日
11R 第55回 京成杯オータムハンデキャップ(GIII)
サラ系3歳以上 1600m 芝・右 外
(国際)(特指) オープン ハンデ
4000 1600 1000 600 400 万円
付加賞金 51.1 14.6 7.3 万円
発走 15:45
天候:晴   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 5 7 ファイアーフロート 牡4 55.0 津村明秀 1:32.8   34.3 474 -8 小笠倫弘 4
2 6 9 キョウエイストーム 牡5 54.0 石橋脩 1:32.8 ハナ 33.8 432 -4 中川公成 7
3 3 3 キョウエイアシュラ 牡3 54.0 内田博幸 1:33.0 34.0 446 0 矢作芳人 5
4 1 1 マル外フライングアップル 牡6 55.0 横山典弘 1:33.0 ハナ 34.3 502 -2 藤沢和雄 2
5 4 6 サンカルロ 牡4 57.0 吉田豊 1:33.0 クビ 33.7 490 -6 大久保洋吉 3
6 8 14 メイショウレガーロ 牡6 56.0 村田一誠 1:33.2 1 1/4 34.7 462 0 小島太 10
7 7 11 テイエムアタック 牡6 54.0 後藤浩輝 1:33.2 ハナ 34.0 492 -6 柴田光陽 9
8 5 8 ダイシンプラン 牡5 55.0 田辺裕信 1:33.2 ハナ 34.1 510 -6 松田博資 8
9 6 10 セイクリッドバレー 牡4 56.5 松岡正海 1:33.2 アタマ 33.8 486 +4 高橋裕 1
10 4 5 ムラマサノヨートー 牡6 54.0 田中勝春 1:33.3 クビ 34.1 498 -2 牧光二 6
11 8 13 マル地ダイワマックワン 牡5 54.0 武士沢友治 1:33.3 クビ 34.5 460 -6 鹿戸雄一 13
12 7 12 キャプテンベガ 牡7 56.5 田中博康 1:33.3 ハナ 33.5 442 -4 松田博資 11
13 2 2 ピサノパテック 牡8 54.0 伊藤工真 1:33.4 クビ 34.2 496 -6 藤沢和雄 14
14 3 4 マル外ファストロック 牡6 54.0 北村宏司 1:34.4 35.7 500 +2 藤沢和雄 12
タイム
ハロンタイム 12.4 - 11.6 - 11.4 - 11.7 - 11.4 - 11.2 - 11.3 - 11.8
上り 4F 45.7 - 3F 34.3
コーナー通過順位
2コーナー 14,7,4(1,3,9,13)5(2,8)11(6,10,12)
3コーナー (*14,7)(1,4,13)(3,9)8(2,5,11)6,10-12
4コーナー (*14,7)4(1,9,13)8(3,5,6,11)10,2,12
払戻金
単勝 7 770円 4番人気 馬連 7-9 3,650円 18番人気 馬単 7-9 7,430円 32番人気
複勝 7
9
3
280円
330円
330円
4番人気
7番人気
6番人気
ワイド 7-9
3-7
3-9
1,190円
1,460円
1,350円
15番人気
24番人気
19番人気
3連複 3-7-9 11,650円 53番人気
3連単 7-9-3 66,000円 261番人気
枠連 5-6 730円 2番人気