第57回 日経新春杯
 
 
末脚を遺憾なく発揮して、メイショウベルーガが念願の重賞初制覇
 昨夏以降に重賞を勝った馬はゼロというメンバー構成でおこなわれた日経新春杯(GII)。ファンの視線は、勝ちあぐねる実績馬たちより“これから”を感じさせる2頭に注がれた。1番人気は、昨春のクラシックロードで好走を重ね、前走で1600万下クラスを勝ち上がったトップカミング。2番人気は、1600万下1着、エリザベス女王杯5着、愛知杯3着と本格化をうかがわせるメイショウベルーガ。

 そしてレースでも、この2頭が上位を占めることになる。

 道中、ドリームフライトの緩みのない逃げに対し、いずれも後方に位置していた両馬。が、3コーナーから次第にポジションを上げ、直線では大外を通って内の先行各馬を抜き去っていく。トップカミングの脚取りも力強かったが、それを上回ったのがメイショウベルーガの切れ味だ。一気に突き抜け、トップカミングに3馬身の差をつけてゴール。豪快な差し切りで重賞初制覇を果たしたのである。

 もともと末脚の爆発力には定評のあった馬だが、この勝利は、牝馬戦線あるいは中長距離戦線の有力馬として、メイショウベルーガへの注目度をさらに上げることになるはずだ。

(谷川善久)
 
 
 
 

2010年1月17日(日) 1回京都6日
11R 第57回 日経新春杯(GII)
サラ系4歳以上 2400m 芝・右 外
(国際)[指定] オープン ハンデ
580023001500870580万円
付加賞金86.824.812.4万円
発走 15:45
天候:晴   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 8 12 メイショウベルーガ 牝5 54.0 池添謙一 2:24.4   34.9 496 -4 池添兼雄 2
2 6 8 トップカミング 牡4 55.0 蛯名正義 2:24.9 35.7 472 +12 境直行 1
3 7 9 レッドアゲート 牝5 52.0 浜中俊 2:25.1 35.7 442 0 高木登 12
4 4 4 サンライズマックス 牡6 57.5 武豊 2:25.2 1/2 35.5 456 +8 増本豊 3
5 7 10 ゴールデンメイン せん10 54.0 小牧太 2:25.4 1 1/2 35.9 470 +8 新川恵 7
6 2 2 マンハッタンスカイ 牡6 56.0 岩田康誠 2:25.6 36.5 544 -4 浅見秀一 8
7 6 7 ベストメンバー 牡4 56.0 四位洋文 2:25.6 クビ 36.5 518 +18 宮本博 4
8 8 11 セラフィックロンプ 牝6 52.0 宮崎北斗 2:25.6 ハナ 35.8 498 0 武藤善則 10
9 5 5 ドリームフライト 牡6 50.0 酒井学 2:26.3 37.7 506 +2 福永甲 9
10 5 6 キングトップガン 牡7 53.0 川田将雅 2:26.9 3 1/2 38.1 488 -6 鮫島一歩 11
11 1 1 インティライミ 牡8 57.5 佐藤哲三 2:27.1 1 1/4 38.3 476 +10 佐々木晶三 6
12 3 3 テイエムプリキュア 牝7 54.0 熊沢重文 2:27.7 3 1/2 38.5 518 +14 五十嵐忠男 5
タイム
ハロンタイム 12.7 - 10.3 - 11.0 - 12.4 - 12.5 - 12.4 - 12.3 - 12.9 - 12.1 - 11.9 - 12.1 - 11.8
上り 4F 47.9 - 3F 35.8
コーナー通過順位
1コーナー 5-1,3,7,2,10,9(4,11)8(6,12)
2コーナー 5-1,3(2,7)-(9,10)(4,11,8)-12,6
3コーナー 5-(1,6)3(2,7)(9,8)10(4,11,12)
4コーナー 5(1,6)(2,7,8)(9,3,12)(10,11)4
払戻金
単勝 12 390円 2番人気 馬連 8-12 630円 1番人気 馬単 12-8 1,360円 3番人気
複勝 12
8
9
160円
150円
1,630円
2番人気
1番人気
11番人気
ワイド 8-12
9-12
8-9
290円
4,990円
4,870円
1番人気
46番人気
45番人気
3連複 8-9-12 23,560円 67番人気
3連単 12-8-9 89,590円 251番人気
枠連 6-8 390円 1番人気