レーティング&ランキングワールドサラブレッドランキング

2019年度ロンジンワールドベストレースホースランキング

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2020年1月23日発表

『2019年度ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)』がIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表されました。2019年1月1日から12月31日までに出走した馬を対象としたもので、国際ハンデキャッパー会議において決定されたものです。

レーティング115以上の296頭(実頭数)がランク付けされ、日本は44頭が掲載されました。115以上の掲載頭数は2015年および2017年の43頭を上回り、これまでの最高となります。国別では、米国(69頭)、英国(45頭)に次いで第3位となりました。

2019年のランキングトップはクリスタルオーシャン、エネイブル、ヴァルトガイストの3頭で、レーティングは128です。クリスタルオーシャンはプリンスオブウェールズステークスを勝ったほかG3を2勝し、2着に敗れたキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークスはクビ差、インターナショナルステークスはアタマ差で、シーズンを通して安定した成績でした。エネイブルはキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークスでクリスタルオーシャンに勝ったほか、ヨークシャーオークスとエクリプスステークスも1着で、3連覇のかかった凱旋門賞こそ2着に敗れましたが、こちらも安定した成績で2017年と同じ自己最高のレーティングとなりました。ヴァルトガイストはプリンスオブウェールズステークス、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークスともに3着でしたが、凱旋門賞でエネイブルに1馬身3/4差をつけて勝ち、クリスタルオーシャンとエネイブルに並ぶこととなりました。ランキングトップが3頭となるのは、主要な競馬開催国の全てを対象としたワールドランキングが発表されるようになってから初めてです。第4位はビューティージェネレーションで、レーティングは127です。香港のセレブレイションカップ(G3)を他馬よりも14ポンドから20ポンド重いトップハンデで勝ち、前年と同じレーティングとなりました。

日本調教馬のトップは、有馬記念を勝ったリスグラシューで第5位タイ(レーティングは126)です。有馬記念での5馬身差の勝利が高く評価されました。以下、香港ヴァーズを勝ったグローリーヴェイズが125で第9位タイ、天皇賞(秋)を勝ったアーモンドアイが124で第12位タイ、ジャパンカップを勝ったスワーヴリチャードが121で第29位タイ、札幌記念を勝ったブラストワンピース、マイルチャンピオンシップを勝ったインディチャンプ、宝塚記念2着のキセキ、有馬記念2着のサートゥルナーリア、クイーンエリザベスⅡ世カップを勝ったウインブライトの5頭が120で第35位タイ、などとなっています。また、グランアレグリアの阪神カップの勝利は、3歳牝馬のトップタイとなる117となりました。

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