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関西3強の白熱の名勝負
昭和47年日本ダービー ロングエース


【2つの七夕ダービー】
創設初期を除いて、5月下旬から6月初旬の開催が通例となっている日本ダービーだが、70回の歴史の中で2回だけ、7月にレースが行われたことがある。ひとつはタニノハローモアが勝った昭和43年、もうひとつがロングエースの勝った47年。ともに“七夕ダービー”と呼ばれたレースだが、それとともに“3強”の前評判で行われたことも共通している。43年の七夕ダービーは、東京競馬場の改修工事による予定された7月開催だったが、47年の場合は違う。前年暮れから猛威を振るったインフルエンザの影響で関東地区の開催が2ヵ月間も中止に追い込まれ、クラシック日程も大幅に狂ったことによる7月開催のダービーだった。

【2強から3強へ】
牡馬クラシック戦線は調整の進んだ関西馬優勢で幕を開けたが、中でも注目を集めたのは武邦彦のロングエース、川端義雄のランドプリンス、須貝四郎のタイテエムの3強だった。皐月賞の時点では5戦5勝のロングエース、スプリングS勝ちのタイテエムが人気を分け合っていたが、ロングエースは道中で行きたがり直線では3着に失速。これに付いて行った23歳の若手、須貝の駆るタイテエムも7着に沈んだ。勝ったのは、脂の乗り切った29歳の川端がそつのないレース運びを見せたランドプリンス。この結果、クラシックの勢力図は2強から3強へと変化した。

【3強の意地がぶつかり合った直線の叩き合い】
43年のマーチス、アサカオー、タケシバオーの3強ダービーは伏兵タニノハローモアの逃げ切りで波乱に終わったが、47年の3強はファンの期待通りの戦いとなった。ロングエースが好位で折り合ったことで、予想外の緩い流れになったこの年のダービー。4コーナーでは押し出されるようにタイテエムが先頭に立ち、外からランドプリンスが接近。皐月賞の失敗を繰り返すまいと武ロングエースは2頭に遅れて内から追い出しにかかった。四白流星の派手な馬体を躍らせて逃げ込み態勢に入るタイテエム。そうはさせじと外から小柄な馬体を一杯に使って末脚を伸ばすランドプリンス。そして、内のロングエースも510キロの巨体をタイテエムに併せスパート態勢に入る。残り300mからの死力を尽くした叩き合い。それは20秒足らずの時間だったが、手綱を取る3人には永遠に感じられる長い時間だったのではないだろうか。

【武邦彦の悲願のダービー制覇】
地鳴りのような大歓声に包まれて、栄光のゴールを先頭で駆け抜けたのは武ロングエース。クビ差でランドプリンスが続き、さらにアタマ差遅れてタイテエム。ダービー史に残る3強の死闘を制し、ダービージョッキーの栄誉を手に入れたのは、騎手生活16年目のベテランだった。実力伯仲の3強の戦いとともに、ベテラン、中堅、若手の駆け引きが楽しめるこの一戦。名手と呼ばれながら、ここまで三冠レースの勝ち星がなかった武邦彦に感情移入すれば、レースの感動が倍加すること請け合いだ。





S47日本ダービー

動画の掲載は、2004年
をもって終了しました

S38 日本ダービー メイズイ
S40 有馬記念 シンザン
S42 阪神大賞典 キーストン
S47 日本ダービー ロングエース
S48 弥生賞 ハイセイコー
S48 日本ダービー タケホープ
S50 桜花賞 テスコガビー
S51 朝日杯3歳S マルゼンスキー
S52 有馬記念 テンポイント
S56 ジャパンC メアジードーツ
S58 菊花賞 ミスターシービー
S59 ジャパンC カツラギエース
S59 有馬記念 シンボリルドルフ
H01 ジャパンC ホーリックス
H02 有馬記念 オグリキャップ
H05 有馬記念 トウカイテイオー
H08 阪神大賞典 ナリタブライアン
H10 毎日王冠 サイレンススズカ
H11 有馬記念 グラスワンダー
H12 有馬記念 テイエムオペラオー
H13 JCダート クロフネ
 
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 1972年 第39回 東京優駿

  1972年07月09日
3回東京2日9R
  2400m
  芝・左外    
  天候:雨 
  芝:良 

本賞
  33,000,000円   13,000,000円   8,300,000円   5,000,000円   3,300,000円
付加賞
  3,838,100円   1,096,600円   548,300円







馬 名


騎手名
調教師名
タイム
着差
単勝
人気
1
2
6
ロングエース

4
 
武 邦彦
松田 由太郎
2:28.6

(1)
2
6
20
ランドプリンス

4
 
川端 義雄
高橋 直
2:28.7
クビ
(2)
3
7
22
タイテエム

4
 
須貝 四郎
橋田 俊三
2:28.7
アタマ
(3)
4
5
13
ハクホオシヨウ

4
 
矢野 一博
尾形 藤吉
2:29.0
1・3/4
(5)
5
5
16
ランドジヤガー

4
 
小島 太
高橋 直
2:29.1
1/2
(6)
6
7
23
イシノヒカル

4
 
加賀 武見
浅野 武志
2:29.3
1・1/4
(4)
7
8
26
アーチデユーク

4
 
安田 伊佐夫
武田 文吾
2:29.6
1・3/4
(11)
8
1
3
カネアキバ

4
 
岡部 幸雄
成宮 明光
2:29.6
ハナ
(13)
9
2
4
タケクマヒカル

4
 
伊藤 栄
中村 広
2:29.8
1・1/2
(12)
10
8
27
セカンドブラザー

4
 
柴田 政見
柴田 不二男
2:29.9
3/4
(26)
11
6
17
タケデンバード

4
 
嶋田 功
稲葉 秀男
2:29.9
ハナ
(10)
12
2
5
ナイスジヤツク

4
 
矢野 照正
阿部 正太郎
2:30.1

(18)
13
4
10
ストロングエイト

4
 
中島 啓之
奥平 真治
2:30.3

(17)
14
3
7
シンハード

4
 
樋口 弘
坂口 正二
2:30.3
アタマ
(20)
15
7
24
ヤシマストロング

4
 
伊藤 正徳
尾形 藤吉
2:30.7
2・1/2
(24)
16
4
12
スズボクサー

4
 
徳吉 一己
森 末之助
2:30.8
クビ
(19)
17
3
8
マーチスセカンド

4
 
松本 善登
武田 文吾
2:30.9
1/2
(14)
18
4
11
ニツセキタリヤー

4
 
清水 出美
星川 泉士
2:30.9
ハナ
(25)
19
5
14
ミルフオードオー

4
 
鹿戸 明
小川 佐助
2:31.0
クビ
(21)
20
5
15
トルーエクスプレス

4
 
増沢 末夫
柄崎 義信
2:31.0
ハナ
(15)
21
8
28
ユーモンド

4
 
武田 博
武田 文吾
2:31.0
ハナ
(8)
22
7
21
クラチカラ

4
 
中野渡 清一
仲住 芳雄
2:31.1
クビ
(16)
23
1
1
スガノホマレ

4
 
佐藤 征助
秋山 史郎
2:31.2
3/4
(7)
24
1
2
ワンサバンナ

4
 
野平 祐二
田中 朋次郎
2:31.3
クビ
(23)
25
6
19
ノボルトウコウ

4
 
森安 重勝
加藤 朝治郎
2:31.4
1/2
(27)
26
3
9
マサイチモンジ

4
 
安藤 正敏
上田 三千夫
2:31.4
ハナ
(22)
27
6
18
ミヨシホマレ

4
 
吉永 正人
松山 吉三郎
2:33.7
大差
(9)

8
25
フアインダイヤ

4
 
大崎 昭一
柴田 寛

出走取消
-

(年齢は旧表記)